手前の鳩は目立ちますね (^m^ )
マーケ&ブランディング連載
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当院の治療は木、金、土の10:00~19:00です。
昔むかし、ある所に魚屋さんがありました。
その魚屋さんは、毎朝魚市場で魚を仕入れて売っていたのですが、いつも売れ残りが出るので儲けがあまり出ませんでした。
そこで考えたのは、売れ残った魚を、毎日、お店の前の川に魚を捨てることにしました。
毎日、魚を捨てるのを見ていた近所の人が言いました。
「もったいないじゃないですか」
すると店主は応えました。
「明日まで置くと傷みます。傷んだ魚をお客さんに売ることはできないんです」
その噂は町中に広がりました。
「あそこの魚屋さんは、その日に仕入れた魚しか売らないので、とても新鮮です」
「あそこの魚屋さんは、自分は損をしてもお客さんのことを考えている」
やがて隣町からもお客さんが来るようになり、その魚屋さんはとても繁盛したそうです。
昔聞いたも物語ですが、いまだに忘れることができません。
もう一つ、これは大阪での話です。
そこには二つの治療院があり、一つの治療院は繁盛しているのですが、もう一つの治療院は閑古鳥が鳴きそうな状態だったそうです。
そこで、閑古治療院は、繁盛治療院の調査をすることにしました。
調査報告によると、「繁盛治療院ではお客さんを叱り飛ばしている」という文言があったそうです。
それを見た閑古治療院は、ただにも少ないお客さんを叱り飛ばしたそうです。
そして間もなく潰れました。
本末転倒での失敗です。
つまり、ブランディングを知らずに、自分で自分に「悪いレッテル」を貼ってしまったのです。
何がブランディングになるのか、何のためにブランディングするのか、なぜブランディングの必要があるのか、現在のブランディングを分析したのか、自分のブランドには何があるのか等々と、ブランドについて考える必要があります。
猿真似は失敗の元です。
自分には自分の特徴を活かしたブランドがあります。
地域には地域を活かしたブランディングがあります。
ネットでブランディングするにも個性が出てきます。
ネットでのしつこいブランディングは嫌われます。
では、どうすればいいのか。
以下の項目に目を通してみてください。
当てはまることがありましたら、ブランディングが必要だと思います。
① そのブランドを何年も使っている
② そのブランドでの売上が落ちている
③ そのブランドを広げるための施策がない
④ 新しいブランドの検討をしてない
⑤ 現存のブランドの課題は何か
このように書き出していくと、ぶん投げたくなるぐらいの項目が出てきます。
諦めますか?
でも、整理された項目に従って書き出していくと、だんだんわかってきますので、諦めないでください。
松下幸之助翁は、大学でマーケティングやブランディングを習ったわけではないのに、後世にマーケティングやブランディングの奥義を残しまた。
そうです。
マーケティングやブランディングは、学問として学ぶ事もできますが、実践も学ぶ事ができます。
ブランディングでは、患者さんが治療院を好きになってもらうことは基本ですが、好きになってもらうだけでは患者さんに来てもらえません。
「患者さんが来てくれる」ことがブランディングを成功させるコツなのです。
患者さんに満足してもらうことは治療院の基本的な姿勢です。
しかし、自分の治療院は、どのようなコンセプトで動いているのかをもう一度考えてみたほうがいいかも知れません。