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マーケ&ブランディング連載
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当院の治療は木、金、土の10:00~19:00です。
熊本地震災害へのお見舞いを申し上げます。
この連載では主にブランディングのことを話してきましたが、今回はマーケティングの概要を説明して、細かいことは連載を変えて書く予定です。
近年、ネットの発展とともにマーケティングの方法が変わり、消費者環境も変わってきたようですが、本質は同じだと思っています。
何故なら、人間力を磨くのには「古典」を学びます。それは、人間の本質が変わってないから、古典を学ぶことで先人の知恵を学ぶことができるからです。
と言っても、マーケティングとは何か、というのがわからなければ、どのように勉強を進めていいのかわからないと思いますので、この連載の (連載9) を先に読まれることをお勧め致します。
ピーター・F・ドラッカー博士は、「強みの上に築け!」という言葉を残していますが、この言葉を「当然だ!」と思う人も、「弱いところを強化するのが先だ!」と考える人もいると思います。
しかし、マーケティングをするときには「強みの上に築く」のが有利です。
たとえば、マーケティングの順序を考えてみますと、以下のようになります。
① 調査
② 広告宣伝活動
③ 結果の検証
調査:MBAを学ぶ学校では、何度も何度も「どんな消費者が何を求めているのか」という質問をされたりレポートを提出させたりします。
市場調査をすることで、それがわかってくるわけです。
市場調査は、足で調べることもありますが、現在では多くがネット調査だと思います。
さて、治療(鍼灸)のお客さんはどのように調べるでしょうか。
広告宣伝活動:調査が済んだら広告宣伝の準備をするのですが、この時にドラッカーの「強みの上に築け!」というのを活用するわけです。
極端な話、全く知らない商売を始める人はいないと思いますが、「この仕事を何年もしている」「この仕事で他には負けない秘策がある」「この仕事の資格がある」と書いていけば、自分の強みがわかってきます。
その強みの上に、さらに強みになることを加えていくわけです。
単刀直入に臨床実践塾に参加している方々を対象に書いてみます。
① 鍼灸師の資格がある
② 七星論を知っている
③ 即効的な治療ができる
④ 七星論と組み合わせるテクニックがある
と、このように書いていけば、広告宣伝に何を使うかということが見えてきます。
これらを整理しながら広告宣伝の文句をつくるのですが、広告宣伝の文句ができたら、どこで広告するかです。
テレビや新聞は高くつくので、鍼灸院のレベルではマイナスになります。
なので、多くが自院の看板、近隣のコミュニティー誌、バス広告、SNSやホームページやブログを使ったネット広告、あるいはチラシ広告を考えると思いますが、その場合には、それぞれに使い方が違うので、ちょっと勉強する必要があります。
ある本で読んだのですが、「ツイッターやFacebookでは顧客にならない」ということでした。
なぜかと言うと、共感を集めるだけでは意味がないわけです。
その広告や宣伝を見た人に「納得」や「感動」がなければ消費者にならないからです。
具体的に「納得」や「感動」を与える方法は、今度の臨床実践塾で話しますが、多分それだけでは面白くないと思いますので、今回も前回に引き続き「鍼灸パフォーマンス」の実技を入れようと考えています。
検証:調査をして、広告宣伝をしても、効果が現れなければ、何が原因なのかを探らなければなりません。
その原因を調べて、再び計画を練るわけです。
所謂、P,D,C,Aサイクルで考えるわけです。