ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

鍼灸パフォーマンスとマーケティング ・・・4月24日(日)の臨床実践塾 (連載10)

2016-04-18 14:59:13 | 診断即治療と虹彩学

  大阪城は↓の下あたりにあります 



マーケ&ブランディング連載
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当院の治療は木、金、土の10:00~19:00です。


熊本地震災害へのお見舞いを申し上げます。

この連載では主にブランディングのことを話してきましたが、今回はマーケティングの概要を説明して、細かいことは連載を変えて書く予定です。

近年、ネットの発展とともにマーケティングの方法が変わり、消費者環境も変わってきたようですが、本質は同じだと思っています。
何故なら、人間力を磨くのには「古典」を学びます。それは、人間の本質が変わってないから、古典を学ぶことで先人の知恵を学ぶことができるからです。

と言っても、マーケティングとは何か、というのがわからなければ、どのように勉強を進めていいのかわからないと思いますので、この連載の (連載9) を先に読まれることをお勧め致します。

ピーター・F・ドラッカー博士は、「強みの上に築け!」という言葉を残していますが、この言葉を「当然だ!」と思う人も、「弱いところを強化するのが先だ!」と考える人もいると思います。
しかし、マーケティングをするときには「強みの上に築く」のが有利です。

たとえば、マーケティングの順序を考えてみますと、以下のようになります。
① 調査
② 広告宣伝活動
③ 結果の検証

調査:MBAを学ぶ学校では、何度も何度も「どんな消費者が何を求めているのか」という質問をされたりレポートを提出させたりします。
市場調査をすることで、それがわかってくるわけです。
市場調査は、足で調べることもありますが、現在では多くがネット調査だと思います。

さて、治療(鍼灸)のお客さんはどのように調べるでしょうか。


広告宣伝活動:調査が済んだら広告宣伝の準備をするのですが、この時にドラッカーの「強みの上に築け!」というのを活用するわけです。
極端な話、全く知らない商売を始める人はいないと思いますが、「この仕事を何年もしている」「この仕事で他には負けない秘策がある」「この仕事の資格がある」と書いていけば、自分の強みがわかってきます。
その強みの上に、さらに強みになることを加えていくわけです。

単刀直入に臨床実践塾に参加している方々を対象に書いてみます。
① 鍼灸師の資格がある
② 七星論を知っている
③ 即効的な治療ができる
④ 七星論と組み合わせるテクニックがある
と、このように書いていけば、広告宣伝に何を使うかということが見えてきます。

これらを整理しながら広告宣伝の文句をつくるのですが、広告宣伝の文句ができたら、どこで広告するかです。
テレビや新聞は高くつくので、鍼灸院のレベルではマイナスになります。
なので、多くが自院の看板、近隣のコミュニティー誌、バス広告、SNSやホームページやブログを使ったネット広告、あるいはチラシ広告を考えると思いますが、その場合には、それぞれに使い方が違うので、ちょっと勉強する必要があります。

ある本で読んだのですが、「ツイッターやFacebookでは顧客にならない」ということでした。
なぜかと言うと、共感を集めるだけでは意味がないわけです。
その広告や宣伝を見た人に「納得」や「感動」がなければ消費者にならないからです。

具体的に「納得」や「感動」を与える方法は、今度の臨床実践塾で話しますが、多分それだけでは面白くないと思いますので、今回も前回に引き続き「鍼灸パフォーマンス」の実技を入れようと考えています。

検証:調査をして、広告宣伝をしても、効果が現れなければ、何が原因なのかを探らなければなりません。
その原因を調べて、再び計画を練るわけです。
所謂、P,D,C,Aサイクルで考えるわけです。





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Timeless2016-伝統の展開とその美意識ー展at京都高島屋(スケッチ&コメント)

2016-04-18 13:08:28 | スケッチ


Timeless2016-伝統の展開とその美意識ー展at京都高島屋

江嵜企画代表・Ken


Timeless2016-伝統の展開とその美意識―展が、4月19日まで京都高島屋で開かれている。17日午後3時から出展作家10人のうち、この日は4人、岩田壮平、森田りえ子両日本画家、青木敏郎、筧本生両洋画家が参加して、ギャラリートークが行われ楽しみにして出かけた。会場の様子をいつものようにスケッチした。

席順で話が始まった。左端の岩田画伯は「生け花宗家の家系で生まれ育った。3歳から厳しく指導を受けた。長じて日本画に転身した。なぜ日本画家になったのか。それは子供の時に見た大きな真っ赤なアマリリスの花から受けた驚きというか、襲撃が原点だ。今、たらしこみの技法で絵を描いている。たらした絵の具が画面いっぱいにひろがって絵が出来上がる姿に感動しながら描いている。」と話した。

次に青木敏郎画伯は「静物画を描いています。静物画はラテン語系は、nature morte(仏)、natura morta(伊)と、「死んでいる自然」と書く。ゲルマン系は。Still life(英)、stilleber(独)、「静かな命」と書く。ラテン系はカソリック、ゲルマン系はプロテスタントで、宗教的違いに由来しているのかもしれない。セザンヌは静物画を下に見ていた。自分は微細画に取り組んでいる。こってりとした感じの絵になっている。」と解説した。

3番目の筧本生画伯は「35年間ずっとパリにいました。帰国後7~8年経ちました。自分の体の中に70年代、80年代、90年代のパリがしみ込んでいます。同じ人物が年を取って変わっていきます。現場ではスケッチしません。イメージだけで絵を描きます。昨年パリでテロ事件が起きました。昔のパリはなくなりました。今までのパリの空気をこれからも描いていきます。」と話した。

最後に森田りえ子画伯は「紅一点の森田りえ子です。」と、まず笑いを取った。森田画伯は「大学入学の時に、はじめて岩絵具に出会い、岩絵具に恋に落ちました。それ以来35年間、岩絵具との格闘が今も続いています。もう一つ大切にしているのは掌です。手のひらの感覚です。「人には触りませんが」と、ここでまたギャグを入れたあと「絵を描きながら、花や茎や葉に触ります。触った記憶を呼び覚ましながら絵を仕上げていきます。一枚の絵に百倍の観察の結果が詰まっています。」と話した。

司会者が締めくくりとして「美意識について一言づつお願いします」と持ち掛けた。岩田画伯は、一呼吸おいて「作家の主観的なエモーションにつきます」と答えた。青木画伯は「まず観察して情報を整理整頓します。誇張と省略を繰り返します。より深い表現を模索します。この傷跡の結果が美というものだと思います」と答えた。筧画伯は「どんな小さなものにも美があります。」と短く答えた。森田画伯は「美意識なしで描いています。ディテールに神が宿っています。楽しむことを繰り返して35年経ちました。皆さまも絵の中を散歩してみてください。」と話した。(了)


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