今までの「診断即治療」の記事内容は、今後 FC2ブログ に書いていく予定です。
写真のように、仰臥でバンザイすることで、一般的には、僧帽筋・胸鎖乳突筋・肩甲骨・大胸筋、大腰筋などの緊張がわかると言われます。
つまり、左右の緊張差があれば、両手の長さが違ってくるわけです。
さてしかし、それらを整えるとすれば、いくつかの治療法が使えなければなりません。
と言っても、そんなに時間のかかることではないのですが、「あっちも、こっちも」と治療していると、その治療をするのに、それなりに時間がかかってきます。
そこで出てきたのが、 今度の臨床実践塾 で行なう、「筋骨一穴調整法」です。
一つのツボで、それらの筋肉や関節を整えるということですので、ちょっと考えにくいかも知れません。
しかし、筋肉は連鎖していますので、その連鎖のポイントを掴めば、一穴で整えるのも可能になるかも知れません。
たまたまですが、ある部位の関節調整法を考えて鍼をしていましたら、「えっ?」と思うことがあり、自分で可動域テストをしながら試してみたら、一穴でそれらの筋肉を整えることができたのです。
そこで先週、治療をしながら、4穴を使ってやってみましたら、其れなりに上手くいったのです。
しかし、その方だけに使っただけで、まだ他の人にはやっていません。
ですから、どれぐらいの確率かはわかりませんが、調整できることは間違いないと思います。
それは、筋肉や関節の連鎖を考えると、「何となく」理解できそうな感じがするはずです。
僧帽筋は肩甲骨の肩峰や肩甲棘に付着しています。
胸鎖乳突筋と大胸筋は鎖骨を介して連鎖しています。
大腰筋は背骨と大腿骨小転子に付着しています。
多裂筋は仙骨や脊椎に付着しています。
大腿の筋肉は骨盤に付着しています。
このように、筋肉の付着部を調べていくと連鎖がよくわかりますが、連鎖しているということは、連動するということになります。
つまり、どこかに刺激を与えると、遠く離れた部位にも連動される可能性があるということです。
そこでは、どこに刺激を与えるかが問題になります。
たとえば、腰部に刺鍼しても、腰部の筋肉が大きくて、揺らぎも大きいので、連鎖反応は期待しにくいものです。
それでは指先に刺激を与えると、「揺らぎの問題」が解決されるかというとそうでもないようです。
経絡反応は得られても、関節の調整までは難しいと考えるわけです。(一部の関節は矯正できます)
一穴で骨格を矯正する「骨格矯正鍼」というのがあります。
これは鍼灸学校1年生の時に論文発表をして、いろんなところで教えてきましたし、私自身現在でも頻繁に使っている治療法ですが、一穴で、首から足までの筋肉や関節を調整するというのは、考えた事はありませんでした。
ほんとに、たまたま出てきたテクニックです。
しかし、これを使うには検査のテクニックが要ります。
テクニックと言っても、いくつかの検査法のことですが、普段鍼灸治療では使わない検査法です。
難しいことはありませんが、先ほどの僧帽筋・胸鎖乳突筋・肩甲骨・大胸筋、大腰筋などの検査と、関節の動きの検査です。
臨床実践塾に参加されている先生方は、「スカルセラピー」の講習で、いくつもの検査法をやりましたので、覚えていると思います。
その検査法の中のいくつかを使うわけです。
そして、検査の結果が出た後、一穴に刺鍼します。
手技でもできますが、鍼のような効果はありません。
追伸
きょう出勤して、早速スタッフと一緒にテストをしたのですが、上手くいきました。
そして、対象になる患者さんにも協力してもらい、テストをしたのですが、こちらは半分上手くいきました。
半分というのは、この方は脊椎の歪み(ズレ)もありましたが、脊椎は無視して一穴だけで試したからです。
ですから、テストが済んでから脊椎を軽く矯正したら、上手くいきました。
脊椎の矯正にかかった時間は30秒ぐらいです。
負け惜しみで言うのではないのですが、ほんとは一穴だけで成功させたかったです。
しかしいろいろな方がいますので、その方に応じた治療を考えることができましたので、それはそれで良かったと考えています。
バンザイで、いくつかの筋肉の状態を検査します
写真のように、仰臥でバンザイすることで、一般的には、僧帽筋・胸鎖乳突筋・肩甲骨・大胸筋、大腰筋などの緊張がわかると言われます。
つまり、左右の緊張差があれば、両手の長さが違ってくるわけです。
さてしかし、それらを整えるとすれば、いくつかの治療法が使えなければなりません。
と言っても、そんなに時間のかかることではないのですが、「あっちも、こっちも」と治療していると、その治療をするのに、それなりに時間がかかってきます。
そこで出てきたのが、 今度の臨床実践塾 で行なう、「筋骨一穴調整法」です。
一つのツボで、それらの筋肉や関節を整えるということですので、ちょっと考えにくいかも知れません。
しかし、筋肉は連鎖していますので、その連鎖のポイントを掴めば、一穴で整えるのも可能になるかも知れません。
たまたまですが、ある部位の関節調整法を考えて鍼をしていましたら、「えっ?」と思うことがあり、自分で可動域テストをしながら試してみたら、一穴でそれらの筋肉を整えることができたのです。
そこで先週、治療をしながら、4穴を使ってやってみましたら、其れなりに上手くいったのです。
しかし、その方だけに使っただけで、まだ他の人にはやっていません。
ですから、どれぐらいの確率かはわかりませんが、調整できることは間違いないと思います。
それは、筋肉や関節の連鎖を考えると、「何となく」理解できそうな感じがするはずです。
僧帽筋は肩甲骨の肩峰や肩甲棘に付着しています。
胸鎖乳突筋と大胸筋は鎖骨を介して連鎖しています。
大腰筋は背骨と大腿骨小転子に付着しています。
多裂筋は仙骨や脊椎に付着しています。
大腿の筋肉は骨盤に付着しています。
多裂筋
このように、筋肉の付着部を調べていくと連鎖がよくわかりますが、連鎖しているということは、連動するということになります。
つまり、どこかに刺激を与えると、遠く離れた部位にも連動される可能性があるということです。
そこでは、どこに刺激を与えるかが問題になります。
たとえば、腰部に刺鍼しても、腰部の筋肉が大きくて、揺らぎも大きいので、連鎖反応は期待しにくいものです。
それでは指先に刺激を与えると、「揺らぎの問題」が解決されるかというとそうでもないようです。
経絡反応は得られても、関節の調整までは難しいと考えるわけです。(一部の関節は矯正できます)
一穴で骨格を矯正する「骨格矯正鍼」というのがあります。
これは鍼灸学校1年生の時に論文発表をして、いろんなところで教えてきましたし、私自身現在でも頻繁に使っている治療法ですが、一穴で、首から足までの筋肉や関節を調整するというのは、考えた事はありませんでした。
ほんとに、たまたま出てきたテクニックです。
しかし、これを使うには検査のテクニックが要ります。
テクニックと言っても、いくつかの検査法のことですが、普段鍼灸治療では使わない検査法です。
難しいことはありませんが、先ほどの僧帽筋・胸鎖乳突筋・肩甲骨・大胸筋、大腰筋などの検査と、関節の動きの検査です。
臨床実践塾に参加されている先生方は、「スカルセラピー」の講習で、いくつもの検査法をやりましたので、覚えていると思います。
その検査法の中のいくつかを使うわけです。
そして、検査の結果が出た後、一穴に刺鍼します。
手技でもできますが、鍼のような効果はありません。
追伸
きょう出勤して、早速スタッフと一緒にテストをしたのですが、上手くいきました。
そして、対象になる患者さんにも協力してもらい、テストをしたのですが、こちらは半分上手くいきました。
半分というのは、この方は脊椎の歪み(ズレ)もありましたが、脊椎は無視して一穴だけで試したからです。
ですから、テストが済んでから脊椎を軽く矯正したら、上手くいきました。
脊椎の矯正にかかった時間は30秒ぐらいです。
負け惜しみで言うのではないのですが、ほんとは一穴だけで成功させたかったです。
しかしいろいろな方がいますので、その方に応じた治療を考えることができましたので、それはそれで良かったと考えています。