EU首脳会議終了後、メルケル独首相、マクロン仏大統領共同記者会見、両国の親密ぶりをアッピール（学校で教えてくれない経済学）

5月の米新築住宅販売高が前月比2.9％増の61万戸、中央価格帯は16.8% 上昇したと23日、米商務省が発表した。一方、米消費者信頼感指数は予想以下だった。23日のNYダウは前日比ほぼ横ばいの2ドル安、21,394ドで取引を終えた。「NY外為市場では米住宅データに反応せずドルは対ユーロ対円共に下落」と24日付ブルームバーグ電子版でDennisPettit記者は書いた。対円で1ドル＝111.28円、1ユーロ＝124.56円で取引された。NY原油（WTI）はバレル43.12ドル、NY金はオンス1,258．31ドルと共に小幅反発した。

24日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「ロンドン警視庁は23日、グレンフェルターワー火災の壁材と断熱材は共に建築基準を満たしていなかった。9の行政区の調査で14棟でグレンフェルタワーと同じ壁材と断熱材が使われていたと発表した。今後過失致死罪適用含め犯罪捜査される可能性が出て来た。」と伝えた。英BBCは「EU首脳会議が23日閉幕した。メイ首相はイギリスに5年間滞在したEU市民はイギリス人と同じ権利が認められると提案した。EUトゥスク大統領はイギリスの提案内容は不十分な内容で合意に至らなかったと語った。イギリスには300万人が住んでいる。EUには100万人のイギリス人が住んでいる。家族の扱いはどうなるのか。いつ始まるのか。あいまいな点が余りにも多いとEU側は冷ややかだ。特に今回のEU首脳会議ではメルケル独首相とマクロン仏大統領との親密ぶりが際立っていた。」と伝えた。

24日朝放送のドイツZDFは「EU首脳会議のあとメルケル独首相とマクロン仏大統領は共同記者会見を開いた。両首脳はEUの団結を強調した。EU離脱交渉でのイギリスの提案は期待を下回る内容だった。イギリスがEUでの推進力を失ったことが明らかになった。ドイツでの直近の世論調査でEUの存在感について77%がイエスと答えた。EUの重要課題としてテロ対策が97％、難民問題が94%外交・安保が90% を占めた。「いい仕事をしているか」との問いにメルケル首相78％、シュルツSDU党首は14%である」と伝えた。24日朝放送のフランスF2は「EU首脳会議のあとマクロン大統領はメルケル首相と共同記者会見に臨んだ。これは異例の出来事である。昔メルコジとサルコジ大統領とメルケル首相との蜜月を呼んだ。いまやメルマクロだ。マクロン大統領はドイツとフランスの協力は必要条件だ。一部商取引で相違はあるが95％合意していると語った。今回の記者会見に至るまで政治的効果を狙って十分準備された」と伝えた。

カタール、アルジャジーラは「サウジなど4ケ国がカタール政府に対して13項目の関係収束の条件を出してきた。アルジャジーラ放送禁止も含まれる。回答期限を10日以内と指定した。カタール政府は到底受け入れられない。」と伝えた。ロシアテレビは「プーチン大統領はエルドアントルコ大統領と電話会談を行い、トルコ経由で天然ガスパイプライン完成を祝福した」と伝えた。韓国KBSは「北朝鮮兵士1人が23日南北境界線から亡命してきた。10日間で2人目であり、極めて異例だ。」と伝えた。（了）