NY原油、バレル42ドル台へ下落、米原油増産懸念で、NYダウは原油安が重し、57ドル安、一方、仏マクロン新閣僚、30代中心で構成（学校で教えてくれない経済学）

NY原油（WTI）相場が21日、2.2％安と続落、バレル42.58ドルで取引を終えた。北海ブレンドもつれて値下がり、同44.82ドル、今年1月高値から22％安となったと22日付けブルームバーグ電子版でMeenalVamburker記者が書いた。21日NYダウは0.3%、57ドル安、21,410ドルで取引を終えた。ハイテク株は反発したがエネルギー株安が重しとなった。NY外為市場では英ポンドが対ドルで反発した。円相場は対ドルで1ドル＝111.37円、対ユーロで124.37円と小動きだった。 NY金はオンス1,243．00ドルとほぼ変わらずだった。WSJ紙は16日付の社説で「米国は今やエネルギー超大国となった。米国の石油、天然ガス輸出が世界市場の需給バランスを形成しようとしている。米国の天然ガス生産は2009年にロシアを抜き世界トップ、石油生産も世界トトップだったサウジを抜いた。」と書いた。米国の石油生産増加、それに伴う原油在庫増加のニュースがNY原油相場安をリードしている。

22日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「エリザベス女王は演説でイギリスのEU離脱を成功させなければならないと語り、EU離脱一色だった。」と伝えた。22日朝放送の米ABCは「米ジョージア州で行われた下院補欠選挙で僅差ながらも共和党議員ハンデル候補が勝利した。もともと共和党の強い地盤だった。トランプ大統領は「補欠選、共和党の4戦4勝だ。」とツイッターに書き込んだ。民主党は巨額の資金をつぎ込んだ。今後の戦略の見直しが迫られる。」と伝えた。米ABCは日本時間22日朝7時半の放送で「米ミシガン州の空港で警官が背後から襲われ、首、肩などを刺された。容疑者はその場で逮捕された。アラーは偉大なりと叫んでいた。シリア、イラク、アフガニスタンでのアメリカの行動は許せないと話していたと目撃者の1人は話した。テロ事件として捜査している」と伝えた。

22日朝放送のドイツZDFは「サウジアラビアのサリマン国王の息子、ムハンマド・ビシ・サリマン王子（31）
が新皇太子に選ばれた。イエーメン侵攻、カタールとの断交、イランと対立、女性の政治への積極的関与など主張していた。今後サウジ国内での亀裂の深まりも懸念される。」と伝えた。22日朝放送のカタール、アルジャジーラは「ムハンマド・サリマン王子が皇太子に選ばれた。イエーメン、スンニ派との戦闘を率先指導した。1959年、ジェッダ生まれ、アメリカで学んだ。テロ対策に積極的だ。石油からの依存を減らすことを主張している。」と伝えた。ロシアテレビは「プーチン大統領はブラジル大統領と会談した。」と伝えたあと「元KGB勤務のドロフコフ氏（91）が21日死去した。1957年、スパイ容疑でアメリカで禁固30年の刑を受けた。第二次大戦で活躍した。生前氏は「相手のことを良く知る必要があります。世界が一極支配でないことを忘れない事が大切です。最近のアメリカの情報機関は下品な言葉を使う様になった」と話していたと伝えた。フランスF2は「マクロン大統領は新閣僚名簿を発表した。国防相に初めて女性を起用する。30代中心の若手が閣僚の中心を占めた。No.2元法相BayRou氏は入閣を辞退した。」と伝えた。（了）