ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ヴァイオリンとピアのコンサート風景at御影公会堂白鶴ホール(スケッチ&コメント)

2017-11-06 14:31:08 | スケッチ

ヴァイオリンとピアのコンサート風景

江嵜企画代表・Ken



御影公会堂 白鶴ホールで11月5日(土)午後1時半からヴァイオリンとピアノコンサートが開かれ楽しみにして出かけた。会場の御影公会堂は昭和8年(1933)白鶴酒造7代目、加納治五郎氏が現在の貨幣価値で20億円の私財を投じて建てられたことで地元ではよく知られている。ほぼ1年かけたあと2017年4月にリニューアルオープンした。

自宅マンションから国道2号線に沿って西進、ゆっくり歩いて15分ほどのところに御影公会堂がある。建物の前はバスなどでしばしば通るが建物の中を一度見てみたいと思いながら果たせてなかった。玄関ホール入るなり、いきなり白鶴ホールである。改装前に訪れたことがあるが見違えるように明るくなった。

会場で配布されたチラシによれば、チームリーダー、バイオリニスト、尼崎有実子(あまさきゆみこ)さんが、クラッシック音楽を身近に感じてもらえる機会を増やしたいとの思いから企画したと言われるViolin Duo Concertの第4回目のコンサートである。バイオリニスト、柳楽毬乃(なぎらまりの)さん、ピアノ伴奏、尾上理絵(おのえりえ)さんの演奏をアンコール曲入れ3時半まで堪能した。

尼崎有実子さんは「3歳よりヴァオリンを始めた。千葉出身であるが、彼女の祖母が神戸に住んでいる。神戸は山を背に海に面した美しい町で大好きだ。神戸での演奏会もあって、しばしば訪れている」と話した。

演奏曲のはじめに彼女の語りがはいる。それがまたよかった。老人ホームや幼稚園、各種施設での演奏会も数多いそうだ。彼女の話の中に「皆様になじみのある」「親しみのある」曲という言葉が何度も出て来た。この日もなじみ深い曲目が多かった。会場の様子をいつものようにスケッチした。ご婦人中心にお年よりの姿が多かった。

演奏はサラサーテ作曲NAVARA(ナバラ)という明るいイメージの軽やかな曲からはじまった。ビゼーのカルメン組曲、ショスタコーヴィッチの5つの小曲を聞いて15分間の休憩に入った。第二幕はシモネッテイのマドリガルからはじまりブラームスのハンガリー舞曲5番、サン・サーンスの白鳥、モンティのチャルダッシュと続いた。素人ながらどこかで耳にした曲が多かった。

アーノルド・メンデルスゾーンの曲で締めた。尼崎さんはメンデルスゾーンと聞くと「結婚行進曲」「ヴァイオリン協奏曲」を頭に浮かべるがそれはフエリックス・メンデルスゾーン。アーノルドはフエリックスのいとこの子供です。面白いことにフエリックスの若いころの時の曲の宗教感のある和音、ドイツらしい旋律とが融合して斬新な味を出していると話した。

尼崎さんは「ヴァイオリンの柳楽さん、ピアノの尾上さんは自身の母校、京都市立芸術大学の後輩。尾上さんは母親の姉妹の子供だとあとで知った。メンデルスゾーンと重ねて、思いがけないところにご縁があると感じます」と話した。

尼崎さんは「御影公会堂を建てた加納治五郎さんは日本でのオリンピック開催を呼び掛けた最初の人で、2020年のNHK大河ドラマにも出て来るそうです」とびっくりニュースをお披露目した。事前に取材しておいた話題や情報を会場でさりげなく紹介する。感心した。余談ながら、リニューアルされた御影公会堂には加納治五郎コーナーが地下一階にある。訪れたことはないが、尼崎さんはひよっとしたらそこで仕入れたのかもしれないと勝手に想像している。御影公会堂の掲示板には公会堂を訪れたときの御影小学校生徒の複数の感想文が紹介されていた。

尼崎さんは「神戸は祖母からご縁をもらった。その縁で今日、御影公会堂で神戸の皆様の前で演奏会を開くことができました。ありがとうございました」と話してお開きとなった。(了)

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振戦(手の震え)の診断と治療・「前篇」 (11月26日の臨床実践塾の準備)

2017-11-06 01:32:22 | 診断即治療と虹彩学
今までの「診断即治療」の記事内容は、今後 FC2ブログ に書いていく予定です。


振戦

画像クリックで動画が再生されます


 
この方の虹彩です



先日、振戦の患者さんが来られました。
20代の女性です。
振戦と言えば、パーキンソンが有名ですが、パーキンソンでなければ、多くが「本態性振戦」と診断されるようです。

「本態性」という名前が付くと、だいたいが「原因不明な」という意味と考えても構わないと思います。
皆さんがよく耳にするのが、「本態性高血圧」なんて言葉ではないでしょうか。
「本態性」なんて病名がつくと、何となく「病名が付いたのだから治るのではないか」と考えてしますかも知れませんが、「原因不明」と言われているのです。

私のところに来られる患者さんで、難しい病気の場合は、FAT診(エネルギー療法での診断法)や虹彩分析をします。(前は全ての患者さんを虹彩を分析していました)
FAT診では「治せるだろう」と診断結果が出ました。
そして彼女の虹彩から読み取れたのは、以下のような内容でした。

① 米を食べるのが少なかった
② 果物や生野菜、或いは新薬が多かった
③ 腸がよくない
④ 脳にはそんなに問題がないようです
⑤ 肝臓が弱い

軽い振戦の場合は、多くが心や心包と関係しているのですが、この方のように振戦が激しいと「脳」を疑います。

ですから治療は、最初に座位のまま、脳区を狙って頭皮鍼をしたのですが、あまり変化は見られませんでした。
そこで、仰臥になってもらい、腹部を探りながら押圧しました。
すると、僅かでしたが震えが緩くなりました。
腸と脳は関係が深いのです。

何の本だったか忘れたのですが、その著者は医学者で、
「最後の腸内細菌が死ぬとき、人の心臓も止まる」というような内容が書かれていました。
つまり、「腸内細菌がなくなれば人は死ぬ」というわけで、それだけお腹(腸)と脳は関係が深いということです。

それで、片手でお腹を触り、片手で振戦のある手の指を刺激していたのですが、お腹の手を放すと振戦がひどくなるのです。
そこで、「肺=大腸」の関係から、鎖骨下筋を解したら、振戦が少し緩みました。

さらに肝臓を整えるつもりで巨鍼もしました。
それから、伏臥になってもらい、後頭部にあるツボに鍼をしたのですが、その時には振戦が止まっていたので、その方に声をかけました。

「震えが止まっていますが、わかりますか」と。すると、

「はい。わかります」と言う。

そして、鍼治療が終わった後に座ってもらい、振戦を確認したら震えが止まっていたのです。
傍で囲むように見ていたスタッフたちも、ツバを呑むようにして見つめていたような気がします。

で、後1回治療して、その後は、その患者さんを紹介してくれた鍼灸師に治療をお願いする事にしました。
そして、必要ないかなとも思ったのですが、せっかく来ているのだからと、膻中にも千年灸をしてもらいました。

それでその日の治療は終了したのですが、再発の可能性もありますので、来週も来てもらう事にしました。
ですから、このブログ記事も、「前篇」と「後編」の2回に分けて掲載します。

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