9日午前10時から南北対話開始、ローマ法も関心、世界が注目と韓国KBS、一方、NY市場は様子見、NYダウ、NY為替とも小動き（学校で教えてくれない経済学）

週明け8日NY市場でドルが対ユーロで上げ、つれて対円で1ドル＝113.11円、1ユーロ＝135.36円で取引された。NY株式市場では大きなイベントやデータ発表なく小動き、NYダウは12ドル安、25,283ドルで取引を終えた。NY金は小幅安オンス1,318．60ドル、一方、NY原油（WTI）はイラン政情不安から小幅高バレル61.73ドルで取引を終えたと9日付けブルームバーグ電子版が伝えた。ブルームバーグは「韓国と北朝鮮との対話が9日から始まる。それが朝鮮半島緊張緩和につながる可能性があるとの観測からドル高・円安への動きを支えている」と指摘した。

9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で韓国KBSは「9日午前10時から板門店で韓国北朝鮮双方5人出席して南北対話がほぼ2年ぶりに再開される。ローマ法王が南北対話再開が始まる。朝鮮半島の緊張緩和に期待すると南北対話再開を評価する談話を発表した。初日の会合は、全体会議、主席者会議、代表団会議と分けて行われる。終了時間は未定である。会議冒頭の場面以外は非公開となる。韓国統一省はまとめて公開するとの声明を出した。韓国側は平昌五輪の議題以外の離散家族問題、赤十字参加も求める意向である。北朝鮮側は同じ民族同士の対話を重視している。米韓軍事演習中止や北朝鮮に対する制裁解除を求めて来るとみられる。」と伝えた。

一方、9日朝放送のフランスF２は「訪中したマクロン仏大統領は8日、習近平国家主席と会談した。美しい地球を残すためのパリ協定をアメリカは離脱した。中国は支援したと中国を高く評価した。」と伝えたあと、フランスF2は「中国の保護主義的体質に全く変っていない。対中貿易不均衡は改善しない。中国との関係改善の道筋は険しいと見ている。中国では外国企業は技術公開を法律で義務付けしている。その為最近でも中国進出を取りやめた企業がある。中国は法制度を簡単に変更する。衛生上の理由からだと直接関係がない理由を付けて外国からの輸入を突然停止する。中国に進出した仏企業の54％は中国政府に差別を受けていると答えた。」と紹介していた。

スペインTVEは「世界的に豪雪、豪雨、強風が吹き荒れている。フランスではセーヌ川の水嵩が一部地域では4メートル60センチに達した。既に6名が死亡した。ドイツはライン側の水嵩が2メートルを超えた。船による観光は中止となった。オランダでは家畜を水害から守っているが1週間経過した。アルジエリアの砂漠地帯に15センチの雪が積った。シドニーではアスファルトがとけた。NYではJFK空港が冠水、停電のため5日間たっても再開されていない。アメリカ北東部でマイナス43度を記録した」と伝えた。

米ABCは「第75回ゴールデングローブ賞授賞式にセクハラに抗議して黒いドレスで参加した」と伝えた後、暴露本「FIREandFURY」の中でトランプ・ジュニアに関する記述は不正確だとバロン氏が釈明。」と伝えた。2018年はあわただしい雰囲気の中で始まった。（了）