やないあつ子教室腹話術発表会
江嵜企画代表・Ken
やないあつ子教室の腹話術発表会が1月14日(日)午後1時から西宮夙川公民館で開かれた。たまたま猪熊佳子日本画教室と重なったが、猪熊先生にお断りして早退、発表会会場に駆け付けた。
開演十数分前だったが、会場は子供連れの家族も多く、既に満席だった。会場の様子をいつものようにスケッチした。
やないあつ子さんは歴としたプロの腹話術師である。我がマンションにお住いだが、ユニークな人材として知られており、学校、保育園、病院、老人ホームなど様々な施設で活躍しておられる。
毎年、会場に姿を見せて奥様を応援しておられたご主人を昨年なくされた。会場で彼女にお悔やみを申し上げたとき「腹話術があるから頑張れます」と笑声で力強く答えられ、むしろ元気をいただいた。
プログラム第一部では、生徒さん6人の演技の後、ゲスト出演の近藤幸人氏のマジックを楽しんだ。15分間休憩後、第二部も6人の生徒さんが演技した。
最後に師匠のやないあつ子さんが「どんどんバナナ」の演題で、チンパンジーサクラちゃんとの圧巻の演技で締めた。「さすが師匠やな。違うわ。」という声が会場のそこここで聞こえた。
生徒さんは習い始めて8月という方から3年近い方と
おられたが、経験の差を感じさせない熱演だった。親の介護での親と子のやりとり、医者と患者、夫婦のやりとりなど身近なテーマが多かったが、ご婦人ならではの視点と経験を生かして会場を笑いで包んだ。
日本人社会には、面と向かって言い難い文化がある。そんなとき腹話術ならば許される世界があるように思える。それこそが腹話術の最大の魅力かもしれない。
最後にご案内をひとつ。やないあつ子ライブショーが7月14日(土)大阪吹田市メイシアター小ホールで開かれる。やないあつ子さんの携帯:090-6919-5516に問い合わせいただきたいと配布されたプログラムにあった。(了)