阪神なんば線風景
江嵜企画代表・Ken
江嵜企画代表・Ken
上六近くで日高義樹さんの講演会が20日にあり、本線尼崎下車、奈良行きの普通電車に乗車した。座席の真ん前のお方に絵心を大いに刺激された。一枚に4~5人収まるスペースを頭に入れて描き始めた。降りるまで客は入れ替わるが、上六まで少なくとも20分の余裕がある。
客の目線がスマホに集中していたことを幸いに、一人書き終わると左か右、どちらかの座席の客人に移る。お目当てのご婦人の左隣にむつかしい顔をして目を閉じているおじさんが座っていた。あと二人のご婦人を追加したあと、たまたま難波から乗り、ドア傍に乗った男性を描き込んで仕上げた。
今年の神戸市高齢者美術作品展に阪神なんば線風景を描く予定である。原画として使うスケッチは決めている。ただ、毎回十数分でスケッチするので、細かいところは欠落している。
網だなひとつでもバカにできない。何処から取っ手が出ているか。椅子と床の位置関係はどうなっているか。見る人が見たら分かるから、手抜きすることはできない。阪神なんば線には結構な頻度で乗る。その都度、補正していきたいと思っている。(了)