この「診断即治療」は、 FC2ブログ にも転載しています。
ここが痛いです
アステリオン
昨日、タイトルのようなことを訴えて来た方がいました。
「右耳の後ろの上側が痛いんです」と言うので、
「上の後ろ側と言うと、どこら辺ですか?」と聞くと、
「ここです」と指で示してくれたので、
「あのー、写真撮っていいですか? インスタ映えしそうなのでブログに使いたいんですけど」と言うと、
「あはは、(インスタ映え?)しないですよ!」と言いながら、
「これでいいですか?」とポーズをとってくれました。
ご本人の写真ではわかりにくいのですが、そこはちょうど頭蓋骨の「アステリオン」に当る部位になっていました。
(頭蓋骨のイラストを見るとわかりやすいと思います)
その部分は、七星論で「土=脾・胃」に当るところですので、七星論の流れから考えると、木→土になり、木の異変が現れたことが想像できます。
※七星論では、宙(そら)→水→金→地→火→木→土とエネルギーは流れると考えていますので、そうなった原因は「木」と考えていいわけですので、木を整えることで土も整えることができるわけです。(難行六十九難参照)
では何故そうなるのかと言うと、仮に背部の一か所に強い凝りがあった場合、その凝りは「経筋腱収縮牽引」という現象を起こします。
たとえば、右背の肝臓裏に強い凝りが出た場合、右の脊柱起立筋に経筋腱収縮牽引という現象が現れるので、その結果として頭蓋骨も歪めてしまうわけです。
※脊柱起立筋とは、脊柱の背側にある筋肉で三つの筋肉から成り、外側の筋群を長肋筋、中間内側の筋群を最長筋、最も内側の筋群を棘筋と呼ぶのですが、その中の棘筋と言われる筋肉の起始は、「後頭骨の上項線の間の後頭鱗」になっています。
ですから、耳の後の痛みは、頭蓋骨を調整する「スカルセラピー」や「クラニオ・セイクラル」などでも整えることができるわけです。
しかし、頭蓋骨調整で整えても、根本にある原因は解決しにくいので、根本になる原因から整えるようにするのがポイントになります。
とりわけこの方の場合は、肝の治療をすることになりますので、肝の治療をしたのですが、肝の治療後は、「ぜんぜん痛くない」と言いながら笑っていました。
※ちょっと難しいので、鍼灸師でも分かりにくいかも知れません。
「診断と治療」をどのように結びつけるかは、どれだけ早く治せるかの問題になりますので、 3月25日(日)の臨床実践塾 では、すぐに臨床に役立てられるように、具体的に解説させていただきます。
ここが痛いです
アステリオン
昨日、タイトルのようなことを訴えて来た方がいました。
「右耳の後ろの上側が痛いんです」と言うので、
「上の後ろ側と言うと、どこら辺ですか?」と聞くと、
「ここです」と指で示してくれたので、
「あのー、写真撮っていいですか? インスタ映えしそうなのでブログに使いたいんですけど」と言うと、
「あはは、(インスタ映え?)しないですよ!」と言いながら、
「これでいいですか?」とポーズをとってくれました。
ご本人の写真ではわかりにくいのですが、そこはちょうど頭蓋骨の「アステリオン」に当る部位になっていました。
(頭蓋骨のイラストを見るとわかりやすいと思います)
その部分は、七星論で「土=脾・胃」に当るところですので、七星論の流れから考えると、木→土になり、木の異変が現れたことが想像できます。
※七星論では、宙(そら)→水→金→地→火→木→土とエネルギーは流れると考えていますので、そうなった原因は「木」と考えていいわけですので、木を整えることで土も整えることができるわけです。(難行六十九難参照)
では何故そうなるのかと言うと、仮に背部の一か所に強い凝りがあった場合、その凝りは「経筋腱収縮牽引」という現象を起こします。
たとえば、右背の肝臓裏に強い凝りが出た場合、右の脊柱起立筋に経筋腱収縮牽引という現象が現れるので、その結果として頭蓋骨も歪めてしまうわけです。
※脊柱起立筋とは、脊柱の背側にある筋肉で三つの筋肉から成り、外側の筋群を長肋筋、中間内側の筋群を最長筋、最も内側の筋群を棘筋と呼ぶのですが、その中の棘筋と言われる筋肉の起始は、「後頭骨の上項線の間の後頭鱗」になっています。
ですから、耳の後の痛みは、頭蓋骨を調整する「スカルセラピー」や「クラニオ・セイクラル」などでも整えることができるわけです。
しかし、頭蓋骨調整で整えても、根本にある原因は解決しにくいので、根本になる原因から整えるようにするのがポイントになります。
とりわけこの方の場合は、肝の治療をすることになりますので、肝の治療をしたのですが、肝の治療後は、「ぜんぜん痛くない」と言いながら笑っていました。
※ちょっと難しいので、鍼灸師でも分かりにくいかも知れません。
「診断と治療」をどのように結びつけるかは、どれだけ早く治せるかの問題になりますので、 3月25日(日)の臨床実践塾 では、すぐに臨床に役立てられるように、具体的に解説させていただきます。