スノウドロップ&チューリップ
江嵜企画代表・Ken
センバツ甲子園の開会式へ出かけたのがついこの間だと思っていたが、早いもので7日目、3回戦に入った。連日の熱戦をテレビ観戦している。1週間、目を離しているうちに、更地のチユーリップが開花してきた。
チユーリップの花持ちは、せいぜい1週間だから油断できない。遺伝子組み換えのせいだと思うが、翌年花をつけない。
毎年、同時に開花すると、もったいないので、9月末から10月に3~4回に分けて球根を仕込むことが習いとなった。
それに引き換え、鳥の落としものと思われるスノウドロップは、餌も水もやらなくても、きっちり、3月に入るとかわいい白い花をつけ始める。寿命も長い。スノウドロップから描き始め、チユーリップさんに入ってもらって、ハイ、ポーズ、自宅に持ち帰って彩色した。
スケッチしているとネット越しに「きれいに咲きましたね。いつも楽しませていただいていますよ」と声がかかるから嬉しい。夢中になってスケッチしていると、声をかけにくい雰囲気になるようだが、立ち止まって花を見ておられることが、気配でわかる。
大昔、「リンゴは何にも言わないけれど」というサトウハチロウさんの歌がはやった。花の方から描いて、描いてと声をかけてくれているような気がするから不思議だ。花からいつも元気をもらっている。(了)