ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

山羽春季 個展 「消滅と再生、幻想の物語」at 京都精華大学ギャラリーフロール(スケッチ&コメント)

2018-03-05 21:44:51 | スケッチ


「消滅と再生、幻想の物語」

江嵜企画代表・Ken



山羽春季さんの個展「消滅と再生、幻想の物語」が、3月9日(金)まで京都精華大学ギャラリーフロールで開かれている。猪熊佳子日本画教室生徒有志と3月3日、楽しみにして出かけた。猪熊佳子先生と京都地下鉄「国際会館」駅改札で午前11時半待ち合わせ、駅そばから学校までスクールバスで所要約15分ほどで会場に着いた。バス停から真東に比叡山が山すそから頂上まで展望できた。

山羽春季さんは他でもなく猪熊佳子先生のお嬢様で今年精華大学卒業予定の画学生である。山羽春季さんの作品が猪熊佳子先生のスマホに紹介されたとき、こじんまりした会場を失礼ながら想定していた。予想は見事に裏切られた。才能溢れる23点の展示作品に正直圧倒された。

10年ほど前に、猪熊佳子日本画教室の課外学習が六甲森林公園で開かれた。そのとき山羽春季さんは母上の猪熊佳子先生に同行、スケッチを楽しんでおられた姿がつい昨日のことのように思い出される。小学校5年生だったそうだ。昨年、ドイツの大学に短期留学された。その時の体験を聞いたところ「いろいろなことを学ぶことができました。一人一人の学生が、プレゼンテーションを積極的にやる。いろいろの人種、いろいろな国からの学生と交流できました。」という言葉が特に印象に残った。

春季さんが用意された個展開催案内のはがきに「「オルフェオとエウリディケ」という神話を元に和紙や墨を使って描きました。亡くなった妻を黄泉の国まで迎えに行くオルフェオの物語です。死の楽園で踊る精霊たちやオルフェオの歌を想像しながら描きました。幻想の物語から純粋に愛や心の美しさを描けたらいいなと思います。」と記されていた。

絵は,和紙に墨、染料、水干絵具、岩絵の具で描かれていた。時に金箔が要所要所に効果的に使われていた。一枚一枚の絵が躍動感に溢れていた。特に、踊り子の群像が印象に残った。映画監督の絵コンテを見る思いがして、会場で山羽春季さんに、素人の印象ですがと前置きして「舞台衣装作家になられるような予感がします。将来が楽しみです。」と思わず口ばしってしまった。

作品は、1、「小暗い木立の中で」、2、「墓に花を」、3、「オルフェオの嘆き」と物語の展開に沿って進む。5、「天上の野原」、6、「西の果て」、7、「精霊の踊り」と続く。10,「ケルベロス」が登場。11、「約束」、12,「精霊と踊るエウリディケ」へ。原典のギリシャ神話によれば、最愛の妻,デウリデイケがオルフェウスとの結婚式の日に毒蛇にかまれて死ぬ。妻を取り戻すために黄泉の国へ行く物語である。
作品は、22、「永遠の安らぎ」、23、「幸福の精霊たち」で終わる。

帰路、会場最寄りのおしゃれなフランス料理店で会食した。貴重な時間をいただいた
猪熊佳子先生にひたすら感謝である。(了)



「消滅と再生、幻想の物語」


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「かぶれる場合」の治療法は気血の流れを考える (3/25の臨床実践塾)

2018-03-05 14:12:45 | 診断即治療と虹彩学
この「診断即治療」は、 FC2ブログ にも転載しています。


右手前腕内側のかぶれ



左前腕内側のかぶれ



背中のかぶれ



「かぶれ」の治療で来た方ではないのですが、鍼をしようかと思ったら、前腕にかぶれがありました。
しかも、左右の前腕内側に、
さらに、伏臥になってもらったら、背中にも描き傷のようなかぶれがありました。

このような場合は、アレルギーとまでは言わなくても、一応「アレルギー反応」として考えたほうがいいです。
このような症状を治めるには、どのような方法があるかと言いますと、実はこれ、血液が汚れたときに出てくる症状なのです。

ですから、皮膚科へ行っても「接触性皮膚炎」と診断されて、フルコート(ステロイド)などを処方されるのですが、これがまたなかなか治らないのです。
塗ると、その時の症状は治まりますが、すぐに再発するのです。

今までに診たひどい皮膚炎は、「かわいそうに!」と思うほどの症状でした。
若い娘さんなのに、陰部の痒みが我慢できなくて、引っ搔き傷でヒリヒリとした痛みまで訴えるのです。

女性ですので、患部は見ませんでしたが、一緒に付き添って来たお母さんが、

「先生に見てもらいなさい」と強く言うので、こちらが緊張してしまいましたが、

「いや、原因はわかっているので、見なくていいです」と、お母さんの意見を跳ね除けました。

そして、何故そうなったかという説明をし、気血の流れを良くし、体液循環を良くするような治療をし、家でも気血の流れがよくなる方法を教えておきました。
それから、食養の話をして、

「このような食事をすると、一週間もあれば治ると思うので、それで治らなかったらまた来てください」と帰ってもらいましたが、来ることはありませんでした。
結果が非常に良かったようで、後日お母さんが来たときに、
「先生。娘はあれで治りました。私が悪かったのですねー」と反省していました。

さて、上の写真の患者さんですが、別の治療で食養の話は既にしてありましたので、ポツンと一言注意して治療にかかりました。

こういう症状の場合は多くが「大腸」から始まり、「肝」、そして淤血と深い関わりのある「腎」が弱っています。
この患者さんも「心包」と「心」の症状もありましたので、腎と同時に「心」、肝と同時に「心包」も整えておきました。

すると、最初はミミズ腫れになりつつあった皮膚が、治療が済むころには、腫れは引いて、赤い色だけになっていました。

このような症状は家庭で治すこともできます。
ヒントは、血液循環を良くすることです。
① 少しぬるめのお風呂に20分ぐらい浸かる
のぼせなければ、もう少し長くてもいいのですが、このような症状が出る人は陰性食品過剰が原因で、体温が低いのが一般的なので、長めのお風呂は、あまり勧められません
② 体を動かして血液循環を良くする
このような症状が出る人は、体を動かすことが少ないので、30分~1時間程度の散歩をさせるようにします

これを続ければ治ります。
アレルゲンなど考えなくても大丈夫です。
「病の原因を自分の体の中から取り去ればいい」というわけです。

鍼灸院でこのような診断と治療をするところは少ないと思いますが、私は7年ほど「マクロビオテック」の講師をしていたので、このような体質的な病の治療に慣れているのです。今度の臨床実践塾でも、「診断と治療」の一環として、簡単な食養法の話も出てくると思います。

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