ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

首がだるい、舌が痛くてしゃべりにくい、手がシビレる(4/22・臨床実践塾)

2018-04-01 11:04:28 | 診断即治療と虹彩学
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写真① 脊椎のズレがひどく、肩甲骨内側に沿って手術痕も見えます(2/15)



写真② ズレのある部位を押すと腕にビリビリくると言います(2/15)



写真③ 何とかここまで回復して症状も軽くなりました(3/29)



この方が最初に来られたのは、去年の5月です。
初診のときは、以下のような内容を話していました。

既往歴
・10歳の時に心臓を手術。右の肋骨を切って戻す
・30歳の時に交通事故で首をやられる
・腰椎椎間板ヘルニアをしたことがある

主訴
・頚椎6・7番の頚椎症(癒合)
・3年前ぐらいに朝起きたら手がピリピリした
・現在も起きたときや、じっとしているとピリピリくる
・首回りが重い
・後頭部も痛くなる時がある
・関東と関西で鍼灸治療を受けている

2回目に来られた時には、
・舌が痛くてしゃべりにくい
・足が上がりにくくて動き辛い
・眠たい
・首が重たい

3回目以降には、
・首はだいぶ良くなったが、声が出ない
・左肩が引っ掛かって上がりにくい
・服を着るときがしんどい
・首の痛みで寝られなかった
・首が前に出てきた感じがする
・舌炎


病院関係の仕事で、北海像から沖縄まで飛び回っている先生なので、いつも時間に追われているようですが、毎月1~3回、多い月は4回も来てくれました。
そのような先生ですので、写真を使うのはNGだろうと思いましたが、思い切って聞いてみました。

「写真を撮ってもいいですか? 記録に使いたいので……」と言うと、

「大丈夫ですよ。ネットに挙げてもいいですよ」と言います。

「ほんまかいな」と思いながらも撮影はしたのですが、回復してない患者さんの写真を載せても、なんと書いていいかわからないので、今日まで使わずにいました。
しかし、最近だいぶ調子がいいし、患者さんも紹介してくれるので、「そろそろいいかな」と思い、ブログに載せることにしました。

この方は初診のときに、「毎週のように鍼灸治療を受けている」とのことでしたので、かなり難しい治療になりそうだと思っていましたが、こんなに時間がかかるとは思いませんでした。
と言っても、まだ治ったわけではなく、まだ治療継続中なです。

初診の時は、頚椎を手技療法で調整したのですが、硬すぎて動く気配もありませんでした。
ですから、初診の時から巨鍼を使いました。
そして、臓腑で考えると心臓が原因になるので、心臓に関係のある背部へのお灸もしました。
(写真では手術痕がたくさんありますが、当院でお灸は4か所)

さらに、この方のように手術をした痕に肉芽組織ができて、引き攣りを起こしている人を何人も治してきたので、この引き攣りを取れば楽になるだろうと、手術痕にもお灸をしたのですが、腹部の手術痕のようにはいきませんでした。
(子宮筋腫や卵巣嚢腫の手術痕の引き攣りはお灸で治せます)

血圧も高くて降圧剤も飲んでいましたので、ゆる~い言い方でお酒をやめるように話しましたら、パチッと禁酒もしてくれました。
それが良かったようで、禁酒をしてからは治療効果が現れてきたな、という感触がありました。

私の鍼より禁酒のほうが効いたのですね。(^^;)

また、巨鍼で背中から天柱(後頭骨下部)まで通すと、鍼をしている途中でも、

「あ、舌の痛みが治まってきた」とか

「舌が甘くなってきた」とか

「腕の痛みが取れてきた」と言っていました。

背中の手術痕やお灸痕を見てもわかるように、かなり痛みに耐えてきた方です。
ですから、巨鍼をしようがお灸をしようが「痛い!」とか「熱い!」なんてことは言いません。
「気持ちいい!」と言うのです。

この方の治療が、月に1回、2か月に1回、3か月に1回と治療間隔を延ばすことができる日も近いと思います。

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