南北首脳会談が27日開催もいつ、どのような形で朝鮮半島問題解決するか不透明、全て米朝種の会談待ちと英BBC（学校で教えてくれない経済学）

「友好ムードを演出した南北首脳会談で平和協定締結を目指すことで27日合意したが、北朝鮮の核兵器をめぐる具体的問題の多くは棚上げされた。米朝主脳会談までに北朝鮮がこの点で譲歩する意思があるかどうかは不透明だ。」と28日付のWSJ紙電子版でJonathanChen記者、AndrewJeong記者が書いた。28日朝放送のNHK/BSで英BBCは「南北首脳会談のあと発表した共同声明で「朝鮮半島にはもはや戦争はない」と宣言したが、詳細は記されていない。キム委員長による「制裁逃れや自らの権力維持」のための演出との見方もある。長い長い道のりの一つのきっかけに過ぎないかもしれない。過去2回の南北会談は合意の後、北朝鮮により約束が破られた。」と総括した。一方、トランプ米大統領は「米朝首脳会談を楽しみにしている。開催場所は2か所に絞った。しかし、北朝鮮に対しては継続して圧力をかける」と語ったと28日朝放送のNHK/BSニュースは伝えた。

韓国KBSは「南北首脳は高さ5センチのコンクリート国境線をお互いにまたいだ。キム委員長は長年の夢がかなったと話した。文大統領は共同宣言で「完全な非核化」を盛り込んだ。これまで南北の連絡手段は電話のみだったがチェソンに南北共同連絡事務所を新設、双方の交流を活発化させる。文大統領は年内に平城を訪問することが確認された。晩さん会の後、文大統領夫妻、キム委員長夫妻は並んで朝鮮半島の伝統音楽の公演を楽しんだ。」と伝えた。

28日朝放送のフランスF2は「文韓国大統領とキム北朝鮮共産党委員長が27日に南北朝鮮境界線の板門店で会談後「朝鮮半島で戦争が起こることはない」と宣言した。しかし、詳細は明らかにされなかった。全ては6月予定の米朝首脳会談を待たねばならない」と伝えた。28日放送のドイツZDFは「南北首脳会談後、27日共同声明を発表した。北朝鮮は少し前までミサイルを打ち上げまわりを恐れさせていた。キム委員長は朝鮮半島に平和を実現すると宣言したが、いつ、どのような形でやるかについては全く記載がなかった。」と伝えた。

28日朝放送のロシアテレビは「 南北首脳会談が27日板門店で開かれ世界から4,000人の報道関係者が集まった。両首脳は今後、一切の敵対的行動は停止すると確認した。休戦協定から65年たった。樹齢65年の木を二人で植樹した。文大統領はキム委員長を今年の秋にピョンヤンに招待した。」と伝えた。中国CCTVは冒頭に習国家主席がモディ、インド首相と非公式に会談したと伝えたあと「南北首脳会談で年内に再度会談し終戦協定締結など協議することを確認した」と伝えた。インドNDTVは「モディ習非公式会談が開かれたが共同声明の発表はなく、戦略的包括的取り決めについて継続協議することを決めた」と伝えた。

27日、NY市場では、来週発表予定の米雇用統計待ちで様子見、NYダウは11ドル安、24,311ドルで取引を終えた。10年物米国債が買われ利回りが2.952％へ低下、NY外為市場では、ドルが売られ、1ドル＝109.03円、1ユーロ＝132.25円で取引された。NY原油（WTI)はバレル68.10ドルと小幅安、NY金はオンス1,323.40ドルと小幅上げた。（了）