ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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七星論での一穴鍼法とは何か (4/22の臨床実践塾)

2018-04-16 15:16:46 | 診断即治療と虹彩学
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診断に合わせた一穴刺鍼法で腸が動き、腰痛も治まります



このところ一穴鍼法の記事が多いのですが、それは 4月22日(日)のセミナー で「一穴鍼法」の理論と実技を行うからです。
ただ、勘違いしてほしくないのは、一つのツボに鍼を1本刺して治療を終わるということではないことです。

一穴に鍼を1本刺して治療が済むのなら、患者さんも納得しないし、術者としても「物足りなさ」を感じることと思います。
私は、過去に一穴で治療を済ませたこともありますが、それは後味の悪いものでした。
ですから今でも、「時短治療」をいうのは好きになれないのです。
(治療業界での「経済至上主義」に賛成できないこともありますが……)

その頃は、3か月先まで予約が詰まっている状態でしたので、急患を受け付けできない状態でした。
しかし、親しい人から「たっての願い」でお願いされたら、断るわけにもいかず、「腰痛だけ治せばいいのですね。腰痛だけの治療なら何とかしますよ」と、急患を受け付けました。

治療は、ほんとに5分程度で済んだのですが、その後がまずかった。
その方は、高齢の方でしたので、治療が済んでも待合室でお茶を飲みながら、ゆっくりしていましたので、他の患者さんの治療時間も全て知ることになったのです。

そして、何日後かに、その人を紹介した方から、

「先生、この間紹介したあの方が不満を言っていましたよ」と言うもので、

「えっ? 治ってなかったのですか? 腰痛はここですぐ治りましたので、喜んで帰って行かれたのですが、何か?」と聞くと、

「あの方がね、あの先生は、若い人には30分も1時間も治療するのに、私ら年寄りには5分で終わるんです、と言っていましたよ」と言うのです。

「ええーつ! いや、あの時は、腰痛だけ治してくれればいいということで、こちらも無理して来てもらったのですが、それは困りましたね」と話したのですが、そのような話のズレがあると、こちらも落ち込みます。

今回、「一穴鍼法」のセミナーを開催するにあたって、受講者の皆さんもこのような失敗をしないように説明をするつもりです。
その前に、簡単に説明しておきますと、一穴鍼法は、瞬時に治療効果を上げる治療法ですが、けして「時短」のためにするのではなく、「患者さんの心を開かせるため」に使うテクニックなのです。

もっとも、一穴鍼法は「経絡治療の最高峰」と言われるぐらいですので、一穴で経絡を整えることもできますので、一穴鍼法を学ぶ方の中には、「経絡治療の腕を上げたい」と考えている人もいると思います。
しかし、一穴で経絡を整えるのはそんなに難しいことではなく、むしろ簡単なテクニックとして考えたほうがいいと思います。

ただし、七星論でいう「一穴鍼法」とは、「一穴で経絡を整えるテクニック」というよりも、「一穴で多くの症状を治めるテクニック」と考えてほしいのです。
いや、考えてほしいというより、それが「七星論での一穴鍼法」で、「この症状にはこのツボ」とか、「この病気にはこのツボ」という単純なものではないのです。

私も駆け出しのころは、「ハウツーもの」を何冊も読みましたが、「ハウツーものは所詮ハウツーもの」なのです。
ハウツーものを好む人は、いずれ飽きがくるはずです。
それは、ハウツー本に書かれてない病気や症状には手が出せないからで、それ以上の発展がないからです。
その結果、あっちのセミナー、こっちのセミナーと、セミナー参加が仕事のような生活になってしまう人もいるのです。

七星論での一穴鍼法は、
① 経絡を整え
② 骨格を整え
③ 症状を消し去り
④ 病気を回復させ
⑤ 健康増進に役立つ

ものですから、いくつかの鍼法も用いますが、聞いたことのない病気でも、診断(分析・集約)して、治療することができるようになるのです。
もちろん、「1日のセミナーで、全てできるようになる」という薄っぺらいテクニックではないので、セミナー後も、多少の自己訓練が必要です。

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