ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

まちライブラリー@大阪府立大学風景(スケッチ&コメント)

2018-04-02 11:25:00 | スケッチ


まちライブラリー

江嵜企画代表・Ken



「東野圭吾と大阪」のタイトルで、3月27日(火)午後6時半から話をする。「第42回アカデミックカフエ」の講師を務める。開催場所は「まちライブラリー@大阪府立大学」、時間が許せばいかがですか」と大阪府立大学教授、堀江珠喜さんからメールが入り、家族と楽しみに出かけた。

事務局の説明では「まちライブラリー」は日本全国で500ケ所ほどある。会員になると本を1人3冊、2週間まで借りられる。今回のようなイベントに参加する際、関連する本を持参し寄贈することもできる。本棚を背にして4人掛けテーブルが並んでいた。会場の様子をいつものようにスケッチした。

この日、堀江珠喜先生は2度、3度「あっ!!、録音されているのですね」という言葉を発した。そのせいかしらないが、いつもの堀江先生らしさが見られなかったのは残念だった。

「東野圭吾の作品では大阪弁でやり取りする作品は「幻夜」や「浪速少年探偵団」くらいで他に見当たらない。大阪弁の本は全国区でないからだ。」と話した。東野圭吾はその点を熟知していて「標準語」で通してベストセラーを連発している。

余談ながらと前置きして、堀江先生は「日本の作家でノーベル賞を取った作品は、当然中身によるが、英語での翻訳が決定的に影響している。」と話した。そのとき母国語の英語でノーベル文学賞を受賞した5歳まで長崎で過ごした日系イギリス人作家の名前が浮かんだ。

この日のテーマは「東野圭吾と大阪」である。数少ない大阪弁の作品「幻夜」を朗読しながら大阪弁の魅力を堀江先生は話した。まずは笑い。次に親しみ。3番目に相手を巻き込むことができる言葉だと解説した。「幻夜」の主人公は悪女である。「悪女」を語らせたら堀江先生の右に出る方は少ないと思うが「録音されていた」せいか、堀江先生のお話に明らかにブレーキがかかったのが惜しまれる。

「幻夜」では女主人公が「私らみんな」という言葉を連発する。「標準語」で話すと何の変哲もない話になると堀江先生は、会場にたまたまこの日参加しておられた作家の小松左京さんのお孫さんという方を指名して「標準語」で読ませた。セリフの箇所を「標準語」で読むと別世界になるから怖い。

「理科系の方で小説なんかまったく読んだこともなかった人が東野圭吾の小説を読んでからとりこになる人が多い」と堀江先生は話した。1,2冊手に取って読んでもらうと面白いと堀江先生は力を込めた。

東野圭吾の作品は映画化されヒットしている。東野圭吾は大阪生野区生まれ、たまたま大阪府大卒でもある。大阪府大卒の作家では藤本義一がいる。東野圭吾は工学部卒。藤本義一は経済学部卒である。

東野圭吾の作品は、サスペンス、パロディー、エンターテインメントなど多彩である。このところ原子力発電、脳移植、クローン人間など科学を扱った作品でヒットを飛ばしている。氏が工学部卒、エンジニア出身であることが原点にあるのかもしれない。(了)

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左側頭部が痛いときの一穴鍼法(4/22・臨床実践塾)

2018-04-02 10:11:28 | 診断即治療と虹彩学
この「診断即治療」は、 FC2ブログ にも転載しています。



左胆査穴への刺鍼で即座に痛みが取れます



「左わき腹が痛く、左側頭部も痛いです」と訴える方が来られました。

これをその場で治めるには、難しいことはないというか、簡単過ぎるのですが、根底に何があるのかを知れべて、根本的なことから治めなければならないので、とりあえず脈診をしました。

脾虚が出ていました。
脾虚というのは、七星論で考えると、肝の疲労(代謝の低下)があり、肝の疲労に続いて脾虚が出てくると考えています。
それは、下図の「七星論でのエネルギーの流れ」を見るとわかりますが、エネルギーは「木=肝・胆」から「土=脾・胃」に流れるので、木のエネルギーが少なくなると、土にエネルギーを送るのが少なくなり、「脾虚」をいう状態になると考えているからです。


七星論でのエネルギーの流れと相生・相剋



ですから、「木=肝・胆」を補して、「土=脾・胃」の代謝が上がれば、それで根本的な治療になるわけです。

しかし、即座に痛みを治めるほうがいいので、

「とりあえず、頭の痛みだけ先にとっておきますね」と言うと、

「はい!」と返事をしていましたので、写真のように「左胆査穴」に刺鍼して、5回ほど捻鍼をしてから、

「どう? 治ったと思いますが……?」と聞くと、

「はい。治りました」と言う。

わずか1分程度の出来事ですので、初めて見る人、あるいは、このブログを読んでいる人には信じられないかも知れません。
しかし、私たちはずっとこんなことをしています。
やっていることは、「経絡施治」(経絡弁証)になるのですが、考えるのは「臓腑弁証」も参考にしながら考えていきます。

※ 経絡弁証とは、経絡学説に基づく「症状や徴候」などから病気と関係のある経絡と臓腑を分別する方法。

※ 臓腑弁証とは、臓腑の生理機能と病理変化を考え、病変部位や性質等を分別して病因を考える方法。

ちょっと難しいですかね?
簡単ですよね。(^^;)
やっていることが単純ですもんね。

4月22日の臨床実践塾では、このような弁証方法を説明しながら、「一穴鍼法」の使い方を説明していきます。
七星論による「一穴鍼法」は、「この症状にはこれ!」というものではなく、

① どのようなときに一穴鍼法を使うのか

② この症状が出たときには、どこを診るか

③ この症状は、どのような流れになっているのか

④ この症状に、何故このツボを使うのか

⑤ 何故「一穴」でいいのか


等々を説明しながら、明日からの臨床に役立てられる方法を解説していきます。

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