米利回り低下・ハイテク企業好決算歓迎でNYダウは238ドル高、NY外為市場でドル買われ、1ドル＝109.31円、一方、南北会談が27日、午前8時半から（学校で教えてくれない経済学）

米10年債が買われ利回りが2.98％へ低下した。Facebookはじめハイテク銘柄の好調な決算が継続している。ECBドラギ総裁が景気は言われているほどよくないと早期利上げに慎重姿勢を示した。一連の動きにNY市場は素直に反応した。NYダウは238ドル高、24,322ドルと2連騰で取引を終えた。NY外為市場ではドラギ発言でドイツ債券が買われ利回りが低下、ユーロが対ドルで売られ、対円でもドルが買われ、1ドル＝109.31円、1ユーロ＝132.34円で取引された。NY原油はバレル68.10ドルと高値圏を維持、一方、NY金はオンス1，317.90ドルへ続落したと27日付ブルームバーグ電子版は伝えた。利子を生まない金相場は利上げに流れが買われると買う理由が薄くなる。北朝鮮情勢はムード先行で動いている。4月27日、9時30分から板門店で南北首脳会談が始まる。NY市場は米企業業績最優先で南北会談は材料視されなかった。

27日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で韓国KBSは27日韓国朝6時の放送で「南北首脳会談があと3時間余りになった。現地の雰囲気を伝えてください」と放送を始めた。「先ほどまで暗かったあたりが日の出を前にして徐々に明るくなってきた。韓国の未来にも朝の訪れを期待しましょう。」と現地特派員が応じたあと「文韓国大統領は2時間前には公邸を出て板門店に向かいます。会談の様子は生中継されます。取材センターも緊張してきました。2008年の南北首脳会談と比べて報道陣の数は2倍、会談に使われる場所は7倍の広さです。北のキム委員長は8時半ごろ南北軍事境界線を歩いて韓国側に入ります。今回は軍の要人、外交関係者含め９人の随行員に含まれています。韓国側からも軍関係者が参加します。朝鮮半島の非核化に向けた討議が予想されているからです。」と伝えた。

27日朝放送の英BBCは「トランプ米大統領が7月13日金曜日に英国を訪問することが決まった。「13日の金曜日になぜ」と問われたトランプ氏は「全く気にしていない」と答えた。今イギリスとアメリカはギクシャクしている。メイ首相とは会うだろうがエリザベス女王との会談は決まっていない。トランプ大統領と会談したマクロン仏大統領は「フランスとアメリカは特別の関係にある」と語った。アメリカと特別に関係にあるのはイギリスだとメイ首相は思っている。マクロン氏はトランプ氏にけんもほろろの扱いを受けた。27日にはメルケル独首相がトランプ大統領と会談する。マクロン氏は3日間米国に滞在した。メルケル氏は数時間のみの滞在だ。メルケル氏は多くの期待は持てないと考えている。」と伝えた。

27日朝放送のロシアテレビは大学の学長を集めて演説し「ロシア躍進を支えるには技術革新が必要だ。そのためには大学の協力は不可欠だ。学生の住環境の改善に全力を挙げる。」と語ったと伝えたあと「シリア化学兵器の被害としてホワイトヘルメットの動画に知らずに出演した子供を含めた9人がブリュッセルに集まった。西側は会合をボイコットした」と伝えた。27日放送のインドNDTVは「習中国国家主席は27日インドモディ首相と通訳のみの2人だけで会った。テーマはなく、2人の信頼関係を深めるためだ。」と伝えた。(了)