シリア情勢一時的に緩和でNYダウ買い戻され293ドル高、ドル買われ1ドル＝107円台回復（学校で教えてくれない経済学）

「TPPへの復帰を検討せよ」とトランプ大統領は12日、ライトハイザーUSTR(通商代表部)代表とクドローNEC(国家経済会議)委員長に指示したと農業州の議員らとの会合で発言した。」と13日付WSJ紙電子版でMichielBender記者が書いた。トランプ大統領はツイッターに「（シリアへ）攻撃をするともしないとも言ったことはない」と12日書き込んだ。マチス米国防長官は「シリアで化学兵器が使われたかどうか証拠を探している」と語ったと伝えられたあとNY市場でシリア空爆の脅威がひとまず後退、NYダウは293ドル高、24,483ドルで取引を終えた。NY外為市場ではドルが買われ1ドル＝107.26円、132.21円で取引された。NY原油（WTI）はバレル67.07ドルと小幅に反発、一方、NY金は米債券が売られ、利回りが上昇、つれてNY金はオンス1，341.90ドルへ5日ぶりに反落した。
13日朝放送のブルームバーグニュースは12日、NY市場でアルミ市況が5年来の高値を記録した。トランプ大統領による関税引き上げ発表後一瞬下げた大豆相場は、ブッシエル1,057ドルへ反発した。」と伝えた。米国の政策の動きに相場が敏感に反応している。

13日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「12日開かれた米国家安全保障チームとの会合でシリア攻撃の最終決断は下さなかった。今後の展開はトランプ大統領如何にかかっている。マチス米国防長官は「化学兵器が使われたかどうか証拠が出るまで待つ」と語った。万一ロシア軍を攻撃することになる。それは避けたい。米空軍とロシア空軍との間で地下でケーブルが現在もつながっている。13日は金曜日である。安息日の攻撃を避けたとの見方もある。14日からOPCW(化学物質研究所)による現地調査を予定している。」と伝えた。13日朝放送の米ABCは「トランプ大統領は13日午前中までに攻撃するかどうか決断するだろう。見守りたい。」と伝えた。

13日放送の韓国KBSは「次期国務長官に指名されたポンペイオ氏は米議会で「北朝鮮の非核化の実現が米朝首脳会談の条件を導くとより慎重な発言を行った。一方、アメリカは北朝鮮の政権交代は望んでいない」と語った。ポンペイオ氏は駐韓大使含め未定の大使人選を早急に行うと語った。韓国トランプ大統領は12日の農業関係議員との会合で「米朝首脳会談を楽しみにしている。」と語った」と伝えた。韓国KBSは「チョン北朝鮮室長は韓国代表および日本代表とも会談した。13日朝入った最新情報ではプーチン大統領が6国首脳会談に参加する用意があると発言した。」と伝えた。

中国CCTVは「南シナ海で中国海軍の観艦式が盛大に行われ習近平主席は艦上で兵士を閲兵した。1万人の兵士、空母遼寧はじめ48隻の軍艦、76機の戦闘機、複数の潜水艦が参加した。」と伝えた。シンガポールCNAは中国海軍が台湾沖金門島で軍事訓練を行うと発表、米国の台湾政策を牽制と伝えた後「2002年に11億7,000元の賄賂を受け取った罪で終身刑を言い渡されているソン被告は「全ての罪は私にある」と罪状をすべて認めた。ソン氏は習主席に次ぐ地位を得ていたがその後の厳しい汚職撲滅政策で失脚した。」と伝えた。（了）