米ＥＵ貿易戦争の「一時的停戦」を歓迎、ＮＹダウ112ドル高とブルームバーグ、米ＥＵ貿易戦争は「当面棚上げ」とドイツZDF（学校で教えてくれない経済学）

「米失業保険申請者件数が1969年来最低を記録した。減税と強い雇用を受けて米消費者の信頼感が高まった。貿易摩擦懸念が一時的に緩和した。弱い指標もあるが市場に対するセンチメントは改善してきている」と26日付ブルームバーグ電子版でReadePickert記者は書いた。26日のＮＹ市場はハイテク株指数のナスダックは下落したがNYダウは112ドル高、25,527ドルで取引を終えた。トランプ、ユンケル会談で「貿易戦争」の一時的「停戦」でドイツ株が反発した。ドラギECB総裁は夏が過ぎるころまでは利上げはないと示唆した。米債券が売られ10年物国債利回りは2.982％へ上昇した。NY外為市場ではドルが買われ1ドル＝111.20円、1ユーロ＝129.43円で取引された。NY原油（WTI）はバレル69.61ドルと小幅高、NY金はオンス1，225.70ドル小幅安で取引を終えた。

27日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「トランプ、ユンケル会談で貿易戦争が当面「棚上げ」された。実質的交渉はこれから始まる。独自動車連盟はEUと米国との交渉は「成功」と受けとめた。独自動車連盟会長は「トランプ大統領はユンケル委員長との約束を守ることを期待する」との談話を発表した。一方、米中貿易戦争で被害を受ける米農家が農産物の輸出先を今後ますます争って拡大してくると懸念している。EUは今回の会談で米国からの大豆の輸入拡大を約束した。独野党左派党は「トランプ氏は闘争的な人物だ。油断できない。」と談話を発表した。」と伝えた。

27日朝放送の韓国KBSは「1953年7月27日の朝鮮戦争休戦協定締結から今日で65周年を迎える。今日にも朝鮮戦争時の米兵士の遺骨が北朝鮮から返還される見通しが出てきた。」と伝えた。 27日朝放送のNHK/BS「キャッチ！世界のトップニュース」のキャスターは「米兵の遺骨返還はトランプ、キム会談で合意している。北朝鮮は合意したことは守るとの姿勢を示し、朝鮮戦争終結宣言を早期に終えたい意向である。一方、アメリカは朝鮮半島の非核化が最優先だと米朝の立場の違いは埋まっていない。先に北朝鮮が核施設の一部解体を発表したが米兵遺骨返還も一連の動きである。」と解説していた。

27日朝放送の中国CCTVは「南アフリカ、ヨハネスブルクで開催されたBRICS会合で習近平主席は「BRICS5ケ国は世界の人口の42％を占める。BRICSは多国主義、国際貿易主義の運命共同体である。お互いの協力はウインウインの関係にある。一国主義、保護貿易主義に反対することで一致した。BRICSは他の多くの発展途上国の模範となっている。」と演説した。27日朝放送のフランスF2は「カンボジアで29日に2013年以来となる国民議会選挙が行われる。」と伝え「たった一人の男が権力を握っている。投票に行かない」と語る市民の声を紹介していた。パキスタンでは25日に総選挙が行われ、野党党首で元クリケットスターのカーン氏が当選した。香港TVBは「北京の米大使館近くで爆発事故があり内モンゴル出身の男（26）の身柄が拘束された。単独犯と見られる。」と伝えた。（了）