ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

世界の人口は2055年に100億人を超える、より良い生活を求めて難民。移民増加は避けられないとNW誌日本版最新号が特集(学校で教えてくれない経済学)

2018-07-05 11:13:01 | 経済学
7月4日は米独立記念日でNY市場はお休み。近着ニューズウイー誌日本版でCIA元工作員、NW誌コラムニスト、グレン・カール氏が「世界の人口は2055年に100億人に達し、文明を破壊する」という記事を紹介する。2055年は遠い先の話と思いがちであるが、今年生まれた赤ちゃんはまだ37歳。他人事で済まされない身近な問題であることを教えられる。

「国際資源パネルは人口が増えると一番問題になるのは水不足であり、22年先の2030年には需要100に対して40%の水不足が生じると予測している。現在、世界の水は70%が農業に使われている。よほどの技術革新がない限り水の絶対的不足は避けられない。地下水の枯渇も深刻だ。南アジアで数億人に水を供給しているガンジス川の水源のヒマラヤの氷河は20%縮小した。30年経てば世界の人口の半数近くが深刻な水不足に直面する。北極と南極の氷が30年先に亡くなる予測もある。そうなれば海面は今より1~2メートル高くなり沿岸都市は水没、太平洋の島国は海にのみ込まれてしまう。」

「人口増加により世界の食糧需要は22年先の2030年に35%増える。国連経済社会局は32年先の2050年に都市部にすむ世界の人口比率は現在30%が68%になると予測している。豊かになった都市部では肉食を好む。食肉1キロ生産に鶏で4300リトル、牛肉なら1万5,400リットルの水を使う。都市化が進むと中産階級が増える。中産階級が増えるとポピュリズムが台頭する。社会の不安定化が進む。22年先の2030年には中国の総人口の75%に達すると予測している。」

「中東では人口の60%が25歳未満である。世界の紛争の80%は人口の中央値が25歳未満の地域で起きている。急増する生産人口の増加で教育と雇用の提供が追い付いていない。一方、65歳以上の人口の比率はヨーロッパ25%、北米22%、アジア12%だが38年先の2050年にはそれぞれ35%、28%、24%まで増える。人口が減少する先進国へ人口が増え続ける途上国からの人の移動、つまりは移民の増加である。これにどう対処するかだ。世界的な人口の大移動は300年にわたる人口の大移動は既に始まっている。今後数年で数百万人単位で自国の政治的、社会的な混乱を逃れて、より良い生活やチャンスを求めて国境を越えてくる。特にアフリカの人口は12億5,000万が25億3,000万に増える」と書いた。

5日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCはタイの洞窟救出作戦を詳しく報道した。タイ政府当局は100%リスクが回避される選択肢を最優先していると語った」と伝えた。韓国KBSは「ポンぺオ米国務長官が5日にキム委員長と朝鮮半島非核化に向けて米朝首脳会談合意内容に基づき3回目の会談を行う」と伝えた。米ABCは「アメリカ西部を襲った熱波が東部へ移動中だ。米各地で山火事が続発している。」と伝えた。ドイツZDFは「メルケル首相とサルビーニ内相との間でドイツ国境での難民受け入れ規制強化で合意した。イタリアコンテ首相はEUの難民・移民受け入れ案を拒否した」と伝えた。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする