紅葉葵
江嵜企画代表・Ken
猛暑お見舞い申し上げます。こちら神戸も今年の夏は殊の外暑く、日中の外出を控えるようになった。紅葉葵のスケッチをお目当てに例の更地に数日前でかけた。花は朝一番に描くに限る。午後3時過ぎに現地に着いたが、紅葉葵は一日草で、店じまいを始めていた。不精するといいタイミングで絵は描けないことを改めて花が教えてくれた。
ヤフーのブログで紅葉葵の花ことばを調べた。花を咲かせる様が優し気にみえるために「温和」、「優しさ」という花言葉がつけられたと、あった。北アメリカ原産。根本から3~4本の茎をまっすぐに伸ばす。1.5~2メートルの背丈になる。紅葉のように深く切れ込んだ葉のわきから長い花柄を出し、先にハイビスカスのような真っ赤な花をまっすぐつける。
久しぶりに対面した紅葉葵は猛暑もいとわず何事もなかったように出迎えてくれた。以前にも書いたが、更地の近くのさる事務所のご主人が、桔梗が好きで、数年前から桔梗に水を外からかけてくださる。桔梗と同様に道路に面して並んで咲く紅葉葵にも水をかけてくださるようになった。
当の事務所を伺うと、接客用のテーブルの上に季節替わりに描いた小生のスケッチ画が「ぼく、ここにいるよ」と、言わんばかりに、出迎えてくれるのが嬉しい。たかがスケッチ、されどスケッチ。花の絵を描くことで元気をもらうことが出来、感謝している次第である。(了)