(学校で教えてくれない経済学)
キエフとモスクワの代表団のベラルーシでの会談が28日、終了した。ゼレンスキー、ウクライナ大統領は平和合意に至らなかったと語った。数日中に再度会談する。②ロシア軍は
キエフから17キロまで進んだ。民間の家屋にロケットが着弾、死傷者が出た。50万人のウクライナ国民が国外に避難した、③ロシアルーブルが下落、ロシア中央銀行はインフレ防止のため28日から政策金利を9.5% から20%へ引き上げた。ロシア株式市場は取引を停止した、④FIFAなど国際スポーツ団体がロシアとの試合停止を発表した、⑤シエルがロシアでのエネルギー投資停止を発表、BPが追随した、⑥28日、米国の新規コロナ感染者数は1週間移動平均で6万5,712人、62%減、死者数は1,876人、24%減少」と28日、NYタイムズ電子版が伝えた。
28日、NY市場はダウが33,892ドル、166ドル、0.49%安、S&P500は4,373と10ポイント、0.24%安、ナスダックは13,751、56ポイント、0.41%高で取引を終えた。個別銘柄ではゴールドマンサックス、141.80ドル、4.17%安、1銘柄でダウを58ポイント押し下げた。ナスダックではテスラが870.43ドル、7.48%高と反発、ナスダック相場を支えた。ダウではJPモルガン、ナスダックではシティグループ、モルガンスタンレーなど金融株が軒並み売られた。欧米により対ロシア制裁が28日にかけて相次ぎ強化された。特に国際送金で利用されるシステムのSWIFT(国際銀行間通信協会)からロシアの銀行排除が決ったあと金融株売りが加速した。岸田首相も日本のSWIFTからのロシア銀行排除を表明した。
恐怖指数VIXは30.15と9.28%上昇した。安全資産として米債券が買われた。米10年債利回りは1.822%まで低下した。NY外為市場ではドルが売られた。1ドル=115.06円、1ユーロ=129.05円、Ⅰ英ポンド=154.38円で取引された。ロシアルーブルが一時、1ドル=120ルーブルまで急落した。ロシア中央銀行はロシアの政策金利を9.5%から倍以上の20%まで引き上げルーブル暴落阻止に出たあと買い戻されたが1ドル=110ルーブル挟んでの不安定な動きを続けていると28日、ロイター電が伝えた。NY原油市場でWTIがバレル95.83ドル、北海ブレントが同98.16ドルで取引された。NY金はオンス1,910.10ドルで取引された。一方ビットコインが4万3,025ドルまで値上がりした。28日のロイター電子版は「ウクライナ政府は寄付手段として仮想通貨受け入れ発表のあと急騰した。ロシアルーブル下落でルーブルの時価総額が65兆3,000億ルーブル(6,290億ドル)、一方、ビットコインが7,800億ドルへ拡大、時価総額でビットコインがロシアルーブルを上回った」と伝えた。
3月1日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で中国CCTVは「欧米諸国は火に油を注ぐような発言を繰り返す。王毅外相は「中国は対話で解決の立場である」と語った。」と伝えた。韓国KBSは「3月1日から、韓国でワクチンパスの提示が廃止される。」と伝えた。フランスF2は「ドイツは対ロシア制裁を強化する。ショルツ首相は独議会で国防予算を現行のGDPの1.54%から一挙に2%に拡大すると語った。ドイツ政府の大転換である。」と伝えた。(了)