(学校で教えてくれない経済学)
「パウエル米FRB議長は21日、全米企業エコノミスト協会会合のあとの質疑応答の中で「次回5月のFOMCで0.5%の追加利上げの用意がある」と答えた、②米債券利回りが大幅に上昇、2019年5月以来最高を記録した。つれて株安が進んだ、③中国東方航空ボーイング737型機が中国南西の広西チワン族区の山中に墜落、搭乗員含め132人が乗っていた。詳細不明。ボーイング株は3.6%値下がりした、④21日、NY市場はパウエル発言、ウクライナ状勢混沌でダウ、S&P500lナスダック共に値下がりした」と21日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
週明け21日、NY市場でダウは34,552ドル、201ドル、0.58%安、S&P500は4,461と43ポイント、0.31%安、ナスダックは13,838と55ポイント、0.40%安で取引を終えた。墜落事故のあとボーイングは185.9ドル、3.59%安、1銘柄でダウを45押し下げ、利上げ警戒感の高まりでホームデポは349.43ドル、3.34安、1銘柄でダウを74押し下げた。一方、テスラは921.15ドルと1.74%値上がりした。恐怖指数VIXは23.53と1.42%低下、米10年債利回りは2.297%へ6.93%上昇。NY外為市場でドルが買われた。1ドル=119.46円、1ユーロ=131.66円、1英ポンド=157.20円で取引された。NY原油(WTI)はバレル110.55ドル、7.24%高、北海ブレントは同116.23ドル、7.69%値上がりした。NY金はオンス1,935.90ドル、小幅高、ベットコインは4万1,042ドル0.44%下げた。
22日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「中国でコロナ新規感染者数が2,000人を超えた。吉林市で急増、ロックダウンを継続した。上海ディズニーランドを閉館した、②豪州とインドの首脳会談が行われクワッド体制の維持、インド太平洋安全保障の重要性を確認した。インドはロシアとエネルギー輸入依存度が高いがモディ首相と「ウクライナ侵攻でロシアに責任を取らせるべきである点で認識を共有した。印豪間で新たに貿易協定を締結、クリスタルミネラル供給協定を締結した」と伝えた。中国CCTVは「中国で新たにコロナ感染拡大が画進んでいる。習主席は感染防止対策を徹底するよう指示した』と伝えた。
英BBCは「ウクライナ南東部マリウポリがロシア軍に包囲された。ゼレンスキーウクライナ大統領はロシアの都市解放要求を拒否した。国連はウクライナからの避難民は650万人を超えたと発表した」と伝えた。
ドイツZDFは「ウクライナ南部のオデッサに対するロシアの攻撃が加速している。キエフ市内に砲弾が連日打ち込まれ夜間外出禁止令が発動された。」と伝えた。21日、ロイター電は「日本がロシアに制裁を発動したことを受けてロシア政府は平和条約撤回の用意があると日本政府に申し入れて来た。」と伝えた。ゼレンスキーウクライナ大統領の国会でのテレビ演説が注目される。日本の国会の鼎の軽重が改めて問われるであろう。日本国民もロシアのウクライナ侵攻は他人事でないことを認識する絶好の機会になるだろう。またそうしなければならない。日本のリーダーにいつまでものほほーんとしている余裕はないだろう。(了)