腰痛の患者さんには巨鍼が抜群の効果を現わします

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左肩が抜けるように痛い

腰痛と左肩~左肩甲骨上部の痛みで来院した方がいました。
脊椎診をすると、背骨が「Ｃ字型」に歪んでいたし、脈診でも肝の脈は弱かったので、主に「肝が原因」と考え、陰査穴で治療した後、巨鍼で右膈兪から大杼、右膈兪から下髎までを通刺しました。

すると、「腰の痛みは見事に取れたが、左肩が残っている」と言います。
そこで、手技矯正で上部胸椎を矯正した。
がしかし、「まだ残っている」と言います。

脊椎診には従わず、左の膈兪から大杼迄を巨鍼で通刺した。
その途中で、筋肉のズレが取れるような「プチン」という感じがありました。
それをご本人も感じていて、

「あ、今、はずれましたね」と言います。

そこで起きてもらって、肩を確認してもらったら、

「あ、取れてるわ。取れていますわ」と言います。

「だけど、まだちょっとだけ、ほんとにちょっとだけ残っている感じがします」と言うので、

「肝臓がそれだけ弱っているので、必然的に心包もおかしくいなっていますよね」と言いながら、背中から脊椎を触って、少し凹んだところを押したら、

「痛！　それ、痛いですわ」と言う。

少し凹んでいたのです。
※　この部は金（肺・大腸）と関係する部位です。
※　木（肝・胆）と金（肺・大腸）は、七星論では共軛系にあり、木⇆金となっています。

陥没にはお灸がよく効きますので、そこにお灸をしてもいいかを尋ねてから、お灸をしてもらった。
（上の写真参考）

これで肩の痛みはほぼ取れたので、治療を終了したのですが、腰痛はかなりひどかったようで、

「先生、あの鍼はやっぱりすごいですね。腰が全然痛くないですわ」と、喜びを告げてくれた。

「そんなに痛かったんですか？」と聞くと、

「痛くてどうにもならないから来たんです」と言う。（^o^）

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