ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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NY株、ダウ除きハイテク株中心に続落、米債券が売られ、米10年債利回りが年2.70%超える、日米金利差拡大で円安進む、上海ロックダウン継続、運転手不足で物流深刻化とシンガポールCNA

2022-04-09 12:33:30 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


ウクライナ東部ドネツクにあるクラマトルスク駅にロシアのミサイルが着弾、少なくとも50人が死亡した。②世界最大規模の海上輸送基地である上海で都市封鎖、自宅隔離継続で深刻なトラック運転手不足のため物流機能が甚大な影響が出ている、③FAO(世界食糧機関)はロシアのウクライナ攻撃で穀物不足のため価格が急騰している、④米金融引き締め強化を見越し米債券が売られ利回りが急騰、NY株価はダウは小幅に上げたがハイテク株中心に値市は下がりしたと8日、WSJ紙電子版が伝えた。

8日のNY市場でダウは34,721ドル、137ドル、0.4%高、S&P500は4,488と11ポイント安、ナスダックは13,711と186ポイント、1.34%値下がりした。恐怖指数VIXは21.16と1.81%低下した。米10年債利回りは2.704%へ上昇した。NY外為市場ではドルが買われた。ドル指数が3年振り100ポイントを超えた。特に日米金利差拡大が進みドル・円相場が続伸した。1ドル=124.29円、1ユーロ=135.18円、1英ポンド=162.01円と円安が進んだ。NY原油(WTI)はバレル97.84ドル、1.88%高、北海ブレントは同102.35ドルと1.76%高で取引されたが週間ベースでは2週連続で値下がりしたとロイター電は伝えた。

WSJ紙は「ロシア中央銀行はロシア金融市場が落ち着いた。政策金利を20%から17%への引き下げを7日実施した。ルーブルは1ルーブル=70セント台まで急落のあと1ルーブル=1.05ドル台まで急回復、ウクライナ侵攻前水準まで戻した。」と伝えた。NY金はオンス1,948.40ドルへ0.55%高、ビットコインは4万2,631ドルと1.72%安で取引された。

9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「ドイツはウクライナ難民を既に32万人受け入れている。ドイツの失業者並みの保険金供与を決め、20億ユーロ予算化した。AfDは強行に反対した。フランス大統領選挙を4月10日に控えて、ユーロから離脱を求める極右政党国民連合ルパン候補が激しく追い上げている。圧倒的優位と見られたマクロン候補の当選が危うくなってきたようだ」と伝えた。
フランスF2は「①ウクライナ東部のクラマトルスクの駅がロシア軍のミサイル攻撃を受け子供5人を含む一般市民が殺害された。多数の負傷者が出ている。ミサイルにはロシア語で「子供たちの為に」と書かれていた。ウクライナにより多数の子供が犠牲になった。報復だと訴えている、②英国はNATO経由で重火器兵器と80機の高性能レーダー搭載戦闘機のウクライナ提供を決めた。③あと2日に迫った仏大統領選挙は1回目の投票では決まらずマクロン、ルパンによる決選投票が見込まれる。」と伝えた。
シンガポールCNAは「①FAO(世界農業機構)は4月の世界食糧価格指数が159.3へ3月の141から上昇を続けた。小麦、トウモロコシ、ひまわり油などウクライナ産品関連が多くを占める。今回の戦争によりウクライナの生産量は20%減少した、②世界的な半導体不足で台湾技術者のヘッドハンティングが加速化しており台湾政府が調査を開始した。戦後77年経過した。米国の戦略にもよるだろうが、教育含め全ての面で緊張感を無くした。日本だけのほほーんとしているようで気になる。(了)

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