画・江嵜 健一郎
猪熊佳子日本画教室が9月2日(土)午前10時半からあり「枝垂れ桜、深田池にて」日本画10号が猪熊先生のご指導のお陰で完成した。
9月7日(木)から11日(月)開催の第58回神戸市高齢者美術作品展に出展のため県民会館へ4日に搬入を終え一息いれた。
「枝垂れ桜」を今年の画題に選ぶきっかけは猪熊佳子先生作のメジロを配した「枝垂れ桜」の色紙だった。
月をバックに入れて描きたいとの筆者の希望に猪熊先生は3種類の月のモデルを用意された。迷わず選んだのが今回の銀箔(アルミ箔)の月である。
枝垂れ桜のスケッチに3日続けて深田池に通ったのも初体験だった。タイトルに「深田池」を入れたのは、ゆきづりのさるご婦人に阪神御影駅でふとことばをかけたご縁である。深田池バス停までの待ち時間いれて30分ほどのやり取りが印象に残っている。
9月2日の日本画教室の猪熊佳子先生のアドバイスから改めて多くのことを学んだ。
①桜の花の萼(がく)は目立つところのみ丁寧に描く。
②メジロの翅(はね)の右腕と左腕のラインを力強く描く。
③メジロが主役だから鳥の回りの花を抑える。
④最下段に銀泥を薄く溶き一筆で掃くように描く、
⑤花吹雪は花びらは風の流れを頭に入れて描くなどだった。
兵庫県民会館のお近くにお運びの機会があれば神戸市美術作品展をご鑑賞いただければありがたい。(了)