(学校で教えてくれない経済学)
「中国の8月PPIがマイナス0.3%と7月のマイナス4.4%から緩和した。前日下げたアップル株が小幅上げたことから警戒感がやや低下した。8日、NY株は小幅上げた。市場は13日発表の8月米CPI待ちで様子見した。」と8日、ブルームバーグ電子版が伝えた。ブルームバーグは「①9,10日開催のG20首脳会議にロシア、中国首脳が欠席でモディ首相は失望を表明した。用意された38ページの共同声明で「地政学的状況」欄だけが「空白」となっている。②シエブロンLNG工場での部分ストを受けて欧州液化天然ガス先物相場が前年比13%上昇した。」と伝えた。
8日、NY株式市場でダウは34,576ドル、75ドル、0.22%高、S&P500は4,457と6ポイント、0.14%高、ナスダックは13,761と12ポイント、0.09%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは13.84と3.84%低下した。米10年債利回りは4.260%と0.10%上昇した。NY外為市場で1ドル=147.78円、0.34%高、1ユーロ=158.13円、0.39%高、1英ポンド=184.16円、0.26%高と対主要通貨で円安が進んだ。NY原油(WTI)はバレル87.23ドル、0.41%高、北海ブレントは同90.44ドル、0.58%高で取引された。NY金はオンス1,942.60ドル、0.01%高、ビットコインは2万5,868ドル、0.16%安で取引された。
9日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①脱走英兵士に2万ポンド(約368万円)の懸賞金がかけられた。大型トラックの車体下の空きスペーに体を括りつけて逃走したと見られる。拘置所から1.6キロ付近で目撃証言が得られた。所内で逃走を助けた人物がいた可能性がある。づさんな警備体制が指摘されている。②G20首脳会議出席のスナク英首相がニューデリーに到着した。夫妻はインド系英国人であり特別の感慨を持ってインド国民に迎えられた。ニューデリー市内は厳重な警備体制が敷かれており市内は閑散としている。今回のG20にはインド初の開催である。インドの威信がかかっている。バイデン米大統領が8日到着した。習主席、プーチン大統領は欠席する。。③LPGガス相場が一時20%急騰した。④ギリシャでは100年に一度の規模の大雨が降り軍が動員された。」と伝えた。香港TVBは「①香港を7,8日に前例のない豪雨が襲った。②9,10日にインドでG20が開かれる。バイデン米大統領は習主席との対面が出来ず失望を隠さなかった。プーチン露大統領も欠席する。グローバルサウスを表明するG20に影を落としている。」と伝えた。シンガポールCNAは「共同声明の作成が早くも危ぶまれている。」と伝えた。トルコTRTは「①G20会合に出席するエルドアン大統領がインドに到着した。岸田首相との首脳会談が始まった。②多くの家屋が地震で倒壊した。68万戸の復興住宅建設が進んでいる。」と伝えた。9月9,10日に開催のG20はOne Earth・One Family・One Futureのテーマを掲げて周到な準備の元進められていたと伝えられる。ウクライナでの戦争の見解の相違を解消することができない怖れが出て来たと8日、ロイター電子版が総括した。日本では先に開かれたアセアン会議も国民の関心は盛り上がらなかった。「どうする日本」が問われているが日本人一人一人が自分事として受け止めて行動しない限り成果は期待できまい。(了)