①米FOMC様子見の中債券が売られ利回りが上昇、NY株は値下りした。カナダの8月CPIが前年比4.0%上昇、10月利上げ観測が強まった。②G7外相会議が開かれウクライナでの戦争の長期化が認識された、③中国は米国を報復関税でWTOに提訴した、④世界全体の債務残高が過去最大の307兆ドルを超え対GDP比率も増加した、⑤ポーランドは2024年以降ウクライナからの難民受け入れを停止すると発表した。⑥中国人の海外旅行復活は1年先になる。ビザパスポート取得が遅れているとWTTCが発表した、⑦OECDは19日、2024年の世界経済予測を3.0%から2.7%へ下方修正した。利上げと中国経済低迷による。中国は5.1%を4.6%へ下方修正した。⑧NY原油相場が6月以降30%値上りした。インフレの火種となると19日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
19日、NY市場でダウは34,517ドル、106ドル、0.31%安、S&P500は4,443と9ポイント、0.22%安、ナスダックは13,678と32ポイント、0.23%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは14.11と0.79%上昇。米10年債利回りは4.365%と1.09%上昇。NY外為市場で1ドル=147.76円、0.12%高、1ユーロ=157.82円、0.03%高、1英ポンド=183.15円、0.18%高で取引された。日本との金利差拡大が意識されている。NY原油(WTI)はバレル90.70ドル、0.13%高、北海ブレント、同94.39ドル、0.17%安で取引。NY金はオンス1,952.60ドル、変わらず。ビットコインは2万7,140ドル、1.40%高で取引された。
20日朝放送の英BBCは「①スナク政権は温室効果ガスで8つの対策を見直す。今週中に発表される。見直しの骨子はCO2ガス放出ゼロ期限2030年を35年に先延ばしする。保守党支持率低迷に思い切った対策が求められていた。②英国第2の都市バーミンガムをゴーブ英地域社会相は市議会を運営する委員長を政府が任命、事実上中央政府の管理下に置くと19日、英国議会で答弁した。バーミンガム市議会は労働党が多数を占めている。保守党の失態だとかねてから非難していた。他の多くの自治体も財政赤字を抱えている。」と伝えた。シンガポールCNAは「①インドとカナダ関係が急速に悪化している。インドはカナダ外交官を追放した。カナダがインドがシーク派の殺害に関与してインド外交官を追放した報復としている。②アセアンは従来米国やその他の国と軍事演習を行ってきたが19日からアセアン独自の軍事演習をはじめて行った。」と伝えた。韓国KBSは「断食を行った李共に民主党代表を文前大統領が見舞った。」と伝えた。中国CCTVは「韓国家副主席はドゥテーテル国連事務総長とブリンケン米国務長官と会談した。」と伝えた。ドイツZDFは「国連総会が19日から始まった。ルーラブラジル大統領は対話によるウクライナ戦争の早期解決を訴えた。ゼレンスキーウクライナ大統領がどのような演説を行うか注目される。」と伝えた。フランス2は「①スーダンの難民キャンプで1,200人の子供が餓死したと見られる。②厳しい物価高で子供服のレンタル業が人気化している。③イタリアに過去1年で1万1,000人の難民が上陸した。④ウクライナとルーマニアの国境が難民規制の為閉鎖された。」と伝えた。日本に難民が押し寄せたらどうするか。想定外と政府もほうかむりできまい。(了)