(学校で教えてくれない経済学)
「8月米ISM非製造業景況感指数が54.5(予想:52.5・7月:52.7)と発表された。サービス部門の受注堅調が支えた。予想以上のデータを受けて債券が売られ利回りが上昇した。6日、NY株価は値下りした。NY原油は続伸した。一方、米地区連銀報告(ベージュブック)が同日公表された。大半の連銀が「成長緩慢」と報告した。アトランタ連銀は「8月ISMデータの予想以上の強さから米7~9月GDPを5.6%増と当初予想値を2倍に修正した。不動産危機に直面している中国と対照的である。」と6日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
6日、NY市場でダウは34,443ドル、198ドル、0.57%安、S&P500は4,465と31ポイント、0.70%安、ナスダックは13,872と148ポイント、1.06%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは14.45と3.14% 上昇した。米10年債利回りは4.298%と0.68%上昇した。NY外為市場では1ドル=147.66円、0.02%安、1ユーロ=158.37円、0.03%高、1英ポンド=184.67円、0.48%安で取引された。NY原油(WTI)はバレル87.60ドル、1.05%高、北海ブレント、同90.66ドル、0.69%高で取引された。NY金はオンス1,941.30ドル、0.57%安。ビットコインは2万5,692ドル、0.39%安で取引された。
7日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①スパイ容疑で拘留されていた元英兵士(21)が拘置所から脱走した。ロンドンにとどまっているかどうか不明だ。ドーバー港、ヒースロー空港を監視下に置いた。②気泡コンクリート建築の147校の英公立小学校でオンラインでの新学期の授業が始まった。③ウクライナ首都キーウの商業施設がロシアのミサイル攻撃を受け少なくとも17人が死亡多数の死傷者が出た。ほぼ同時刻にブリンケン米国務長官がキーウ到着、ゼレンスキー大統領と会談した。ブリンケン長官は新たに10億ドル支援すると述べた。」と伝えた。シンガポールCNAは「①アセアン首脳会議でミヤンマー問題を協議されたが進展しなかった。居所不明の軟禁状態のスーチー氏(78)お健康状態不安が伝えられた。②中国政府は米国の対中国投資規制に報復としてアップルなど中国での生産活動制限を実施すると発表した。③アルバニージ豪首相がフィリピンを訪問、米比豪合同軍事演習実施を確認した。」と伝えた。韓国KBSは「日本産のタイを韓国産と偽って販売した業者が摘発された。」と伝えた。東方衛視は「①1~6月期、不動産事業でかんばしくないデータが発表された。上海の64社の不動産企業の内35社が赤字だった。②上海モーターショーでは中国EV車が人気を集め300社以上の中国EV企業が参加した。BYD社の8月のEV新エネルギー車の生産台数は27.4万台、前年同月比62%増加した。」と伝えた。フランス2は「①フランスの猛暑の要因はアフリカからの熱風をギリシア文字Ωオメガの口から取り込み周りを取り囲まれた状態に置かれているためである。②OPECプラスが年末まで100万バレル/日量減産継続を決めた。値上がりしている。一方、一部専門家は米国、イランなど増産で値上がりは長続きしないと見ている。」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツ連邦議会でショルツ首相は「ドイツ近代化実現を目指した予算案だ」と演説した。野党は揃って現実無視だと批判した。」と伝えた。「どうする日本」が問われている。(了)