(学校で教えてくれない経済学)
「22日発表の米9月の製造業景況感指数PMIは48.9(予想:48.2・8月:47.9)、サービス部門PMIは50.2(予想:50.7・8月:50.5),総合PMIは50.1(予想:50.4・8月:50.2)と米国経済は強さを維持していることを確認した。20日の米FOMCの会合で関係者19人中12人が年内あと1回の追加利上げを支持した。22日、ボウマンFRB理事は「さらに複数回利上げが必要だ」と語った。コリンズ、ボストン連銀総裁は「更なる引き締めが排除されていない」と述べた。デーリー、サンフランシスコ連銀総裁は「インフレに勝利宣言する用意は出来ていない。」と述べた。22日、NY市場は取引終了前にポジション調整が入ったが一日通して債券が売られ利回りが上昇した。NY株は週刊ベースで見れば3月から大幅値下がりした。」と22日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
「22日、日銀政策決定会合で金融緩和継続が確認された。植田日銀総裁は「マイナス金利解除」に対する「距離感」は変わっていないと感じている。8月、消費者物価指数が3.1%を記録したことは承知している。今後の動きは注視する」と述べた。22日、外国為替市場では一時、1ドル=148.42円までドル高・円安が進んだ。」とブルームバーグは伝えた。
ブルームバーグは「①米中が経済と金融を協議する作業部会を設置することを決めたと22日、ホワイトハウスが発表した。②GMとStellantes(ステランテス)の全ての部品工場38 箇所でのストに直面している。Ford(フオード)は一部協議中もストは回避した。③J.P.モルガン、チーフ・アナリストは「原油はバレル100ドルの常態化を指向している。」と述べた。④英国のガソリンとディーゼル油輸出停止と先に決定したサウジの100バーレル/日年内減産決定が原油相場の下支えに働いている。スナク英首相は英国はガソリンとディーゼルの新車販売停止期限2030年を2035年まで延長すると発表している。⑤シティのボージャ・クラークストラテジストは「米学生ローン返済再開と米自動車ストが米サービス産業にどの程度向い風になるか米FRBは注視している。」と伝えた。
22日、NY市場はダウが33,963ドル、106ドル、0.31%安、S&P500は4,320と9ポイント、0.23%安、ナスダックは13,211と12ポイント、0.09%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは17.20と1.94%低下した。米10年債利回りは4.438%と0.05%低下した。一時、4.5%を超えていた。NY外為市場で1ドル=148.38円、0.56%高、1ユーロ=157.96円 、0.41%高、1英ポンド=181.59円、0.11%高で取引された。植田日銀総裁の記者会見のあと様子見していた日本円は売り戻された。NY原油(WTI)はバレル90.33ドル、0.57%高、北海ブレント、同93.83ドル、0.57%高で取引された。NY金はオンス1,924.90ドル、0.27%高。ビットコインは2万6,566ドル、0.01%安で取引された。23日は秋分の日。NHK/BS「ワールドニュース」はお休み。ホワイトハウスは米議会にウクライナ追加支援240億ドルを要請した。ウクライナ戦争長期化に日本のリーダーに備えはあるか。日本の人口で10人に1人が80歳を超えた。若者が我が事として現実を自ら受け留めない限り救いはない。(了)