セミナーは「脳と腸の相関鍼」だったので、その方法を実技を交えて解説しました。
実技を交えて治療法の説明をしている途中で、モデルになった方が寝てしまうなどがあり、面白かったのですが、写真で見ると、「骨折」のほうがもっとおもしろいかなと思い、骨折後遺症の治療から説明することにしました。
粉砕骨折とは文字どおり、骨が粉砕され大小多数の骨片に分かれている骨折を指します。
骨が3つ以上に分かれるほどの強い衝撃を外部から受けるため、広範囲で症状が表れる可能性が高いです。
この先生は、自転車で転んで骨折したそうです。\(◎o◎)/!
他の骨折同様、骨折した部位を中心に痛みや腫れが現れ、状態が酷ければ痛みや腫れ以外に、動かせない・変形といった症状がみられます。
骨の周りには筋肉・神経・血管があるため、骨だけが折れるわけでははく、骨が折れることで、周りの筋肉・血管・神経を傷つけるため痛みや腫れが表れます。
骨の周りには筋肉・神経・血管があるため、骨だけが折れるわけでははく、骨が折れることで、周りの筋肉・血管・神経を傷つけるため痛みや腫れが表れます。
この先生は、「退院できたので」と実践塾に参加してくれました。
セミナーの予定に「骨折後遺症の治療」の予定はなかったのですが、杖を持ち、歩き難そうにしていたので、その方の「骨折の後遺症」から治療する事にしました。
参加された方々は、ラッキーだったと思います。(^_^;)
治療テクニックは「筋腱鍼」というテクニックで、筋肉や腱、そして筋腱に沿う経絡の異変を治療するテクニックです。
例えば、手や足のどこかの「筋肉や腱が一部だけ引き攣っている」という時に、稀に骨格矯正鍼でも取れない場合があるので、その時に使うテクニックです。
ですから、どちらかと言うと「スポーツ鍼灸」として使うといいように思います。
ですから、スポーツ経験のある中西先生(当院の土曜日スタッフ)に、筋腱鍼の本を書いてもらっています。
この先生も、最初に歩くときは、ぎこちなかったのですが、治療後はスムーズに歩いていました。(^_^;)
このテクニックの原理を使えば、骨格の歪み、腰痛、仙腸関節痛、膝裏の痛み、肘関節の痛み、手関節の痛み、足関節の痛み、等々応用範囲は広いです。
このテクニックの難しいところは「触診」です。
触診で異変を起している部位が確認できなければ、このテクニックは使えません。
きのうも参加者の先生方に触診をしてもらったのですが、鍼灸学生の方は経験が浅いせいで、触診が上手くできませんでした。