ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

粉浜、居酒屋『松屋』-スケッチ&コメント

2005-12-23 13:29:40 | スケッチ
南海本線、粉浜駅下車、粉浜商店街の北詰角に『松屋』と
大きく書いた暖簾が目に入る。

お女将ひとりで切り盛りしている居酒屋で、震災後、同じ沿線の
住の江に仮住まいしていたころたびたびお世話になった。

この店を知ったのは偶然だった。父が近くの住之江病院に入っていた
とき帰路、気まぐれに立ち寄ったところ、お袋の味にその店で
久しぶりに出会ったのがきっかけである。

父がなくなったのは2001年9月、その年の暮れに、再建された
神戸のマンションに戻った。そのとき以来の『松屋』である。
「あれ、似た人がいるな」と店にはいってきたときお女将は
感じたとニコニコしながら話してくれた。

カウンターには3年前とおなじように並べられたお菜ものをまるで
子供に帰ったようにあれこれ眺めた。お酒のあてに、たこのぶちきりの酢物、
ゆり根の煮物、ぶりを選んだ。あとでかす汁350円の札を見つけたので
ご飯と一緒に注文して仕上げをした。

この間ほぼ2時間。帰り際夫婦づれとおぼしきふたりが入ってきた。
客人はこれで計4人である。右正面にご婦人が座って食事を始めた。
昔そのままだなと思い出しながら店の中をスケッチした。

「あれから人がさらに減ったんよ」とお女将さんはいう。近くの商店街も年を
追うごとに空きが出てもあと店は閉めたままと話していた。

「日本で初めて人口減少はじまる」と夕刊の見出しで見た。
街角のお袋の味を楽しませてくれる居酒屋もそして場末の商店街も
日本からいずれ姿を消すのであろうと思うとつらい。〈了〉



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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寒邪の季節・・・臨床連載ー56

2005-12-23 09:00:25 | 診断即治療と虹彩学
鍼灸や漢方には、自然界が体に与える悪い影響のことを「邪」とか「悪」と呼び、風、暑、湿、燥、寒という自然現象と邪が結びつくと、それぞれ「風邪」、「暑邪」、「湿邪」、「燥邪」、「寒邪」と呼ぶ。




それらは、季節との関係も深く、春=風邪、夏=暑邪、土用=湿邪、秋=燥邪、冬=寒邪というのが基本ですが、夏でもクーラーのせいで寒邪になる人もおれば、職場が暑いところなら、冬でも暑邪に侵されると説明している。

なるほど納得できるような説明ですが、この考え方は、どちらかというと西洋医学的な考え方に近い。
病気の原因を余所に見つけようとする考え方だからです。

しかし、東洋医学は仏教的な考え方がベースになっていますので、仏教的な考え方で、「自身の奥へ奥へ」と追及していくほうが、もっと病気は治し易い。

それは、虹彩分析をしてもわかるのですが、邪気に侵される体質を治すことから始めればいいのです。

暑いからではなく、暑さに弱い体質をつくらない。
寒いからではなく、寒さに耐えられる体質にする。
ということです。

そのヒントはマクロビィオティックにあります。

きのうは、大阪でも雪が降るほどの寒さでしたので、寒邪に侵された患者さん(沈脈になる)が来るだろうと考えていたのですが、幸いなことに一人だけしかいなかった。

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2005-12-23 08:54:10 | 情報や案内及び雑談
きのうは、大阪でも朝から雪が降って、裏の駐車場の景色まできれいに見えた。
感動のあまりシャッターを切りました。

雪を見るのが好きですので、画像も全てクリックで拡大するようにしました。


これは三階から
 

 


これは二階から
 


これは玄関から
 

 
コメント (4)
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南久宝寺、総合卸問屋『萬栄』-スケッチ&コメント

2005-12-22 11:55:23 | スケッチ
大阪船場、南久宝寺の繊維商店街の一角にある、総合卸商の『萬栄』を
久しぶりに訪れた。

この店は元々繊維専門卸商だった。しかし、繊維だけでは食っていけない。増築を
繰り返しながら、扱い商品も貴金属、カメラ、舶来バッグから電気製品、文具、
家具、介護用品、健康器具,植木,生け花に至るまで扱い商品の範囲を着実に
広げながら大きくなった。

地方から仕入れに来る人が昔から多い。店員の客の応対も庶民的で、
丁寧に売り場を案内してくれるので下手な百貨店よりよほど気が利いている。
喫茶コーナーも食堂もある。

特に地下二階,三階2フロアに用意したゆったりとした食堂はお奨めだ。店の従業員も客に
混じって食べているのがいかにもこの店らしい。品数が豊富で値段がリーズナブル
なので安心して食べられる。

衣類で見ると、高級婦人アパレルコーナーでは、一般とフロアそのものを変えている。プライスゾーンの全く違う百貨店ブランド、インポートブランドを一般商品と同じフロアに並べていない。喫茶店でカレーライスを食べさせられるほど味気ないものはないが同じ徹を踏まないぞという店の気概が感じられる。

数ある船場の問屋が、まるで「おでき」のように、出店してはつぶれ、つぶれてはまたできる愚を繰り返してきた。熾烈な競争は今も続いている。そのなかで一口ではいえない過酷な競争をこの店は切り抜けてきたことは確かである。

気がかりなことをひとつ挙げろといわれれば、もし火災、地震など突発的な災害が発生したとき、パニックになった客をどんな手順で誘導するのであろうかという不安である。これは特に建て増し、建て増しで床面積を増やしてきた店に共通するリスクと思われる。

店の入り口の前に立って船場問屋街の一角をスケッチした。(了〉



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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ドル安とまり、1ドル=117円へ戻るー学校で教えてくれない経済学

2005-12-22 08:58:08 | 経済学
12月21日、NY外国為替市場では、ドル安が一服、1ドル=117.27ドルで
取引された。対ユーロでは、1ユーロ=1.1835ドルとまちまちに終わった。

唯一の例外は、対英国ポンドでのドルの値上がりである。1ポンド=1.7531ドルから1ポンド=1.7426ドルへドルが値上がりした。イングランド銀行が8対1の大差で政策金利を年4.50%据え置きを決定したことが影響した。為替レートは金利差で動き易い一例である。

対円でのドルの戻りも、日本の量的緩和政策解除の時期が日銀総裁の再々の発言にも
かかわらず先延ばしされるとの見方が根強いことと米国で利上げ継続観測から、日米の金利差がさらに拡大するとの思惑が背景となっているようだ。

日本ではよくあることだが、抜くぞ抜くぞと見せ掛けだけで決して刀を抜かない。しかも真剣でない。中身は竹光(たけみつ)だから話にならない。日本のゼロ金利政策継続が
いろいろな弊害をもたらしていることになぜマスコミも国民も政府も真剣に取り組まないのだろうか。

米国株がいまひとつ冴えないにもかかわらず日本株がバブル期を上回る勢いで上値追いの
展開を続けている。それが金余り現象の一番わかり易い結果である。お金がジャブジャブだから、買うから上がる、上がるから買う。1999年にかけてのあのバブル期の再来、それ以上の加熱感がいま日本の株式市場に見られると株式専門家でさえ指摘している。

12月21日、NYダウは前日比28ドル高で取引を終了した。一時100ドル以上上げていたが、GM株の4%以上の値下がりと原油先物相場(WTI)がバレル47セント上げ再び58ドル台へもどしたことがブレーキをかけたようだ。

ブレーキといえばGMの値下がりがもっとも典型的な例であろう。アメリカのシンボル的存在であるGMという自動車株がブレーキをかけたのでは洒落にもならないだろう。GM株が一株19ドルまで値下がりしたのは1987年以来というから23年ぶりの事件である。

トヨタが2006年の車の生産台数で世界トップになるという。GMは70年間自動車生産で世界に君臨してきた。それがついに日本車トヨタに抜かれるという情報がタイミングよくというかタイミング悪くというべきだろうが、報道されたこともGM売りに拍車をかけた。

日本のゼロ金利政策継続では円は買えない。その一方で金余りを生んで日本株は天井知らずに上昇を続ける。見て見ぬ振りをする日本政府の腹の中が見え見えで怖い。〈了〉


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お酒を楽しく長く飲む方法(ミネラル)・・・連載1

2005-12-22 08:51:29 | 食と健康
連載(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)(13)(14)




忘年会が続いていますので、お酒の飲み方には気を使います。(笑)

「量を飲まない」に越したことはないのですが、お酒の種類やおかずの食べ方に気をつける必要もあります。


例えば、味噌はアルコールを中和してしまいますので、先にお味噌で作られたのをちょっと口に入れておくだけで、お酒も美味しく飲めます。

マウスオンでお皿も見てね!



お酒でも焼酎でも、ミネラルを入れると味がまろやかになり、アルコールの辛さも中和されるので、自然塩(食卓塩はダメ)をほんの少しいれると、あまり酔いません。
ただし、ビールに自然塩を入れると、その場で気が抜けて不味い!

ミネラルの作用から考えると、これ↓が一番いいですねぇ。
ヒレ酒です。
マウスオンすると、こんがり焼けたヒレが出てきます。





画像は、「よし萬」というお店で飲んだ時のものです。

 
クリックで地図
新大阪より一駅、ミツフホテルの一角です

昼  11:30~13:30(月~金)
夜  17:00~23:00
定休日 月曜日
夜の平均予算は、お一人様4000円程度

大阪府大阪市淀川区西中島4-8-22 ホテルミツフ1F
電話 06-6886-1900

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胡蝶蘭ー絵とコメント

2005-12-21 07:51:47 | スケッチ
原寸8号の胡蝶蘭の絵が完成した。スケッチ帖を見たら2005年
3月27日とあったからかれこれ9ヶ月以上かかったことになる。

森田りえ子日本画教室は月2回あり25人の生徒が教室の座席順に
森田先生のワンポイントレツスンを受ける。

先生は生徒のスケッチを見てまず絵の構図をアドバイスされる。
次にバックに入る。バックの良し悪しで出来上がりの絵が生きたり
死んだりするから特にバックの色使いが重要になる。

次に胡粉で花びらを描く。一枚一枚、花びらに色を重ねていく。
胡粉をまだまだ使いこなせないので花のふくらみがなかなか
思うように表せず苦労した。

花の絵は花が主役であるが、脇役の葉が描けていないと絵にならないから怖い。
胡蝶蘭の葉のぼってりとした感じがなかなか出せない。最後に花の芯に当たる
リップを描いて仕上った。いまだ修行の身であるが、日本画の奥の深さを
常々痛感している。

胡蝶は蝶の異名である。胡蝶蘭は広辞苑によればラン科の常緑多年草で
フィリピン、台湾原産とあった。鑑賞用であるが、家庭の中だけでなく
様々の催し物会場に胡蝶蘭は文字通り花を添えている。

はかないことのたとえに胡蝶の夢という言葉がある。しかし、胡蝶蘭の花は
手入れが簡単で花の持ちもいい。姿かたちが美しく持ちがいいとなれば
人気が出るのもうなづける。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
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藪内佐斗司+森田りえ子 ふたり展ースケッチ&コメント

2005-12-20 07:36:40 | スケッチ
五節句によせて 藪内佐斗司+森田りえ子ふたり展」が新装なった
大阪心斎橋そごう店12階にある美術画廊で12月13日から
19日まで開かれていた。

藪内佐斗司氏は最近は海外ても個展を開催され、一般にはユーモアにあふれて
親しみがあり、ちょっとおどけた姿の童子の木彫やブロンズ像でおなじみの
著名な彫刻家である。
一方の森田りえ子さんはいまや人気うなぎのぼり、専門家の評価も
ますます高まる日本画家である。

藪内画伯が会場に用意した「森田りえ子讃」は次の言葉で始まる。
『画伯はいまさら申すまでもなく繊細で華麗な花の作品はもちろん
女性画家にはめずらしく堅固な画面構成と卓越した描写力による
女性像によって高い評価を得ておられます。』

以下の藪内画伯の言葉は森田りえ子さんのひととなりをも余すところなく
伝えていると思われるので紙数を怖れず紹介する。

『画伯にお目にかかるたび、その探究心と向学心の強さに
驚かされます。いつでしたか京都で遊んだ折に、お席にやってきた
芸舞妓衆の髪型や着物の模様を細かに質問し、こまめに写真や
スケッチ帖に収められる姿に感心いたしました。』

高島屋森田りえ子日本画教室で教えを受けて5年目を迎える生徒の
一人として正に至福である。

『ふたり展』最終日、会場でおふたりの作品を一点一点時間をかけて
鑑賞する男女二人連れ、二態をスケッチした。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
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米国で郵便代が上がる、インフレのシグナルか?-学校で教えてくれない経済学

2005-12-19 10:08:47 | 経済学
米国在住の知人のメールによれば、米国で国内郵便でハガキが23セントが24セントへ、封書が37セントが39セントになる。外国郵便も日本向けの封書が80セントから84セントへ5%値上がりすると教えてくれた。

ガソリンが一時ガロン1ドル50セントまで値下がりしていたのがこのところの
寒波のせいもあり再びガロン2ドルを超えてきたので憂鬱だと知人のメールにあった。

ドル安が進んできた。米国ではドル安が進んで2006年はNYダウが値上がりすると歓迎している。NYダウは30銘柄で構成されているが俗にいう大型株、国際優良株がほとんどであるから海外メーカーとの競争がドル安で一息つけるからだと単純なものである。

2005年は予想外にドル高〈円安〉が進んだ。日本車も値上げしたが、ドル高に助けられ米国市場での日本車に割安感が出て、GM,Ford,Chrysler御三家の販売に打撃となった。

先週末のNY為替市場で、ドルは、対ユーロでは1ユーロ=1.2014ドルと値上がりしたが、対円では1ドル=115.71円で取引された。先週一週間で見ると対ユーロでもドルは1.7%値下がりしたが、対円では4.7%も値下がりした。

一部為替ディーラーは円の対ドルでの先安を見込んで円売りの持ち高を大きく膨らませていた。それが突然の円買い・ドル売りの動きを見てあわてて円の買戻しに出たから円安に一段と拍車がかかったという見方が出ている。

最近のドル安の背景に、金相場急落があるという見方もある。円安になれば金相場が上がる。金が上がるとそれを見込んで円を売りドルを買いだめていた向きが、円急騰にあわてて一斉にドル売り・円買戻しに出たために円高・ドル安に拍車がかかったというのだ。

相場の常であるが、上がるから買う、買うから上がる。金相場はあれよあれよという間に
1トロイオンス=540ドルまで値上がりした。これからは正反対の流れが起る。だから金相場はここしばらくは460ドル近辺まで下げるという見方が出てきた。

風が吹けば桶屋が儲かるとよくいう。広辞苑によれば、風が吹くと砂ぼこりがでる。ほこりがふえると盲人が増える。盲人が弾く三味線が売れるとそれに張る猫の皮が減る。猫が減るとねずみが増える。ねずみが増えると桶をかじる。それで桶屋が儲かるとあった。

為替も原油も金も、所詮、相場の世界、インフレの反面教師である。米国の郵便代値上げの知人からの便りは米国のインフレ《ドルの目減り》対策のシグナルかもしれない。(了)

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ダイエットと糖類・・・(ちょっと怖い話)

2005-12-19 08:51:03 | 診断即治療と虹彩学
この記事は、今年の2月にアップした記事ですが、数人から要望がありましたので、再度アップしました。



ダイエット法を選ぶ時の注意点。


正常なネズミと先天的な肥満のネズミの脳の重さの比較をすると、
正常なネズミは、体重23.3gに対し、脳の重さは0.377g、体重との比率は1.6%。
先天的肥満のネズミは、体重46.9g、脳の重さは0.320g、体重との比率は0.7%。



これは≪American Journal of Physiology≫で発表された記事で、ちょっと怖い内容のように思われるのですが、実験動物での話ですので、まだ、少し安心している人も多いかも知れませんので、少し脅迫じみた話をします。

実は以前にも書いたことがあるのですが、大量のグルコース(デキシトロース、ブドウ糖とも呼ばれる)を犬の静脈に注射し続けると、1日~7日で全て死んでしまい、脳下垂体と膵臓には激しい出血と障害があり、肝臓の腫れがはっきりと認められたそうで、さらに精製した砂糖と炭水化物を長期間与えた実験では、実験動物の脳の一部に障害が起きていることが確認されたと報告されているのです。

何故、そのようなことが起きるのかを考えてみますと、炭水化物の種類による「作用の違い」が、このような実験結果を支えていますので、炭水化物の種類と性質から調べてみることにします。

炭水化物は単糖と呼ばれる単位のものが一つのものを、一糖類とか単純炭水化物と言い、2~20個集まったのを少糖類(二つのものは二糖類)と言い、数100~数1000集まったものを多糖類とか複合炭水化物と呼んでいます。

単糖にはグルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトースというものがあり、少糖類には、サッカロース(砂糖)やラクトース(乳糖)と呼ばれるのがあり、多糖類にはグリコーゲンとかマンナンと呼ばれるものがあります。

その作用は、単糖類や少糖類では、「運動の際の早急なエネルギー補給や低血糖時などの脳への血糖補給になるのですが、・・・血糖値が急激に上昇するので過剰摂取は、多くが脂肪合成に使われてしまう」。
一方の複合炭水化物は、「肝臓や筋肉へのグリコーゲン貯蔵になり、良質なエネルギー源として使われ、体力とグリコーゲンの量は比例する」と言われています

さて、そこでの疑問は、「単糖類や少糖類を過剰に摂取したらどうなるか」ということで、上記の実験結果と糖質理論からしますと、「血糖値が急激に上昇して、脳に障害を与える可能性があり、余分な糖は脂肪合成に使われてしまう」と言えるわけです。

砂糖が代謝される時のビタミンB群やミネラルの問題とか、砂糖によるホルモンシステムや神経システム、味覚システムの異常などの複雑な話になりますので、それらについては、何度か説明してきましたし、今回のテーマがダイエットですので、ここではとりあげません。

今回のタイトルであるダイエットについて再度注意を促しますと、上記で説明したように、砂糖によって起こる障害は大きいので、くれぐれもダイエットで「単糖類」や「少糖類」を使うような方法は選ばないようにすることです。


それをすると、早くボケるからです。


???・・・何故だ!?


自分が砂糖を摂り過ぎてきたかどうかは、虹彩分析をすればわかります。



砂糖の摂り過ぎでシュガーリングが出ている


人間の生命を支えているのに“酵素”というのがあり、その酵素の働きを抑えて治療に使う薬品もあります。それらの薬品は、正常な酵素の活動を阻害して症状を治めていくという方法ですが、《酵素栄養学》を勉強しながら「正常な酵素の活動を阻害する」という言葉で、薬品の作用が怖くなってきました。(もともと薬は怖いものかも知れませんが・・・)

その理由は、エドワード・ハウエル博士の【ENZYME NUTRITION】(酵素栄養学)によりますと、温度変化と酵素の働きの実験で、何匹かのミジンコをいくつかの温度の違った水槽に入れ、心臓の動きと寿命を調べるのですが、ミジンコは体が透明なために、心臓の動きや腸の動きを直接見ることが出来、温度による寿命の違いが分かるというのです。

その結果は、摂氏8度では108日生き、10度では87日、18度では40日、28度では25日しか生きず、8度の温度では1秒間に2回の心臓の拍動ですが、28度になりますと1秒間に心臓が7回も拍動するというのです。

すなわち、温度が高い時には代謝酵素が活発に働きますので、ミジンコは元気に泳ぎスピーディな活動をするのですが(時々、血圧の高い人にも同様の状態を観察することができます)、代謝酵素を25日で使いきってしまうために、早死にしてしまうのです。一方のミジンコは108日も生きるのに、元気のいいミジンコはたった25日しか生きられないのですから可哀想です。


☆☆☆砂糖で血糖値を急激に上げますと、脳に障害が起こる可能性があり、さらに余分な糖は脂肪合成に使われてしまいますので、生理的に(自然に)それを解消しようとして、子供では「活動亢進症」になる可能性があります。☆☆☆


このことから、ミジンコが活動するにも、我々人間が活動するにも酵素が必要で、酵素の消耗と寿命は関係が深く、早く酵素を使い果たしたほうが早く死ぬということなのです。
ですから“消費する酵素を補わないと寿命が短い”ということで、薬などで酵素を阻害するのが好きになれないのです。


☆ ☆☆砂糖を摂り過ぎると、砂糖には酵素などありませんので、体内にある酵素を簡単に使い果たしてしまう。☆☆☆


それで、その≪酵素栄養学≫では、「ナマ物を食べることによって、消化酵素の無駄使いを防ぐことが出来るので、食物は出来るだけ“ナマ”で食べるほうが良く、果物、果物ジュース、サラダ等をできるだけ食べるようにしたほうが良い」と結論付けられています。

しかし、食品に含まれる酵素というのは、加熱による調理だけで失われるのではなく、化学肥料や農薬によっても失われるし、長期保存(時間の経過)によっても失われますから、もし、“ナマ”のものを食べようとするならば、無農薬の果物や野菜を求めなければなりません。

当然輸入される果物も船で長期保存されるために酵素が失われていますので使うことは出来ませんので、我々はどのようにして毎日農薬のかかってない新鮮な食品を手に入れることができるのかを考えたら、現実的に不可能のように思われました。


☆☆☆こんな酵素のないモノを食べていては、太るのは当然です。☆☆☆


そのことを考えた時に、『日本、中国、韓国等のアジア諸国では、基本的に加熱された料理を中心に食べてきたのだから、何らかの方法で消化酵素を無駄使いせずに済ませていたはずだ』と考えるようになりました。

そして結論は、酵素の無駄使いをする「単糖類の摂取量が少なかった」ということになったのですが、すでに酵素不足を起していると思われる人には、酵素を補給できる食品を使ってもらうようにしています。

優秀な酵素食品とは、味噌、納豆、古漬け、とかの「臭い食品」で、砂糖を使って発酵させた「○○酵素」というようなものではありません。

また、「発酵食品」と言うと、すぐ「ヨーグルト」と言う人がいますが、ヨーグルトは動物性に入りますので、摂り続けると皮膚が荒くなります。それは、時々テレビに出る、外国の「ヨーグルトで100歳まで元気」という人たちの顔を見るとわかりますが、象みたいにシワクチャになっています。

☆☆☆食品には、もともと「食物酵素」というのがあり、大根は大根を溶かす酵素が、魚には魚を溶かす酵素があり、自然に溶けるようになっています。ですから、マグロなどのような動物食品は、少し時間をおいてから食べるのがおいしいのです。☆☆☆

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