ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

着色

2005-12-17 07:42:42 | 情報や案内及び雑談



先日、経済学とスケッチをご寄稿頂いているKenさんが来られ、カウンターにある花をパパッとスケッチして、私にくれた。

どんなコメントを入れようかと考えたのですが、仕事の合間にスケッチを見ていたら、着色したくなった。


う~ん、パソコンって素晴らしい!

マウスオンすると、原画が出てきます。

どちらもいいと思いますが・・・、どう?(笑)

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セ二オール・リオ  ースケッチ&コメント

2005-12-16 16:56:52 | スケッチ
福岡市内の山の上ホテルでの会合のあと知人に連れられて
博多中洲にあるピアノバー・セ二オール・リオに立ち寄った。
金曜夜ということか中州までの道は結構混んでいた。

旅に出てタクシーに乗ると「景気はどうですか」と聞くことに
しているが、運転手からはバブル崩壊のあとまだ回復していないと
そっけない返事が返ってきた。

ピアノバーに入ったら客は誰もいない。タクシーの運転手の
言うとおりだなと思っていたらほどなく大きな声を上げながら
一人の酔客がはいって来た。

他の客に迷惑になるから当然、酔客は店も歓迎しない。
ところが、そこはビズネス、手持ち無沙汰にしていた
ホステスがまるで蝶が花に群がるようにその客人めがけて
飛んでいった。それだけで馴染み客だとすぐにわかる。

ピアノの先生が席についた。さすが生演奏だ。値打ちがある。
知人が楽しそうに歌った。一刻置いて大柄の女性がフルートを
手にして現れ演奏がはじまった。

フルートを聴かせてくれるとは予想外で、記念になると思い、
急いでスケッチした。店もいろいろ趣向を考えているのだろう。

この店のチー・ママは絵に造詣が深い。時々欧米を訪ね美術館めぐり
すると聞いた。前回初めて訪れたとき画家ブリューゲルの絵のことで
話に花が咲いた。

絵の好きな客人に知人が気を利かして同じ店を選んでくれたようだったが、
この日はママが休みで、先日玄海島で起ったマグニチュード6.5の地震が
話題になった。福岡の人には地震ははじめての人が多いらしく、
あのときの地震は怖かったとホステスも口々に話していた。

話し込んでいるうちに時計は夜11時を過ぎていた。いつの間にか
店は客人でほぼ埋まっていたから中州全体では不景気でも店次第であると
これまた当たり前のことながら改めて学習できた次第である。〈了〉



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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お歳暮

2005-12-16 00:26:46 | 情報や案内及び雑談
こんなおもしろいお歳暮を貰ったのは始めて。

マウスオンで見てねー。



こっちもマウスオンでねー。




ゴメンねー、
今、忙しいので、こんなので勘弁!!!!!m(_ _)m ペコリ
コメント (4)
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森田りえ子日本画教室

2005-12-15 18:19:22 | スケッチ
大阪を南北に走る御堂筋の南突き当たりに高島屋本店がある。
森田りえ子日本画教室は高島屋友の会に設けられた52講座のなかで
人気ナンバーワンだと友の会事務局の方が教えてくれた。

森田りえ子さんは高島屋友の会のみで教えておられることもあり
森田先生の個展がどこかで開かれると、決まって友の会宛に参加申し込みの
電話がかかってくると聞いた。

現在午前の教室が10:30から13:30まで、午後が14:30~
17:30までそれぞれ25名の生徒が森田先生の手ほどきを受けている。
どうしても森田りえ子先生の指導を受けたいと思っている熱烈ファンが
年々増えており、現在午前、午後の教室それぞれで20名以上の方が
順番待ちだそうだ。誰かがやめないと入れないから穏やかな話ではない。

12月13日(火)から19日(月)まで場所は違うが、そごう心斎橋本店
12階美術画廊で「五節句によせて、藪内佐斗司+森田りえ子,ふたり展」が
開かれているが、今回も高島屋友の会事務局に入会の問い合わせ電話が数本
かかって来たそうだ。

森田りえ子先生は1955年神戸市生まれ、80年に京都市立芸術大学日本画
専攻科を卒業後、個展をはじめ全国各地で作品展を開催され日々精力的に
こと絵に関しては厳しいと自らおっしゃる制作活動を続けておられる。

森田りえ子教室の仲間に幸い入れていただいて早くも5年たった。
森田りえ子先生からいただいたご縁に感謝するばかりである。

胡蝶蘭の絵がひとまず仕上がって一息入れた時間を利用して
教室の様子をスケッチした。(了〉



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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巨針療法の改訂版

2005-12-15 09:55:25 | 情報や案内及び雑談



≪究極の特殊針・巨針療法テキスト≫の本を注文頂きありがとうございます。

残数が少なく、 臨床実践塾 に参加される方々のみにしか販売できない状態となり、改訂版発刊の予定で校正を急いでいます。

改訂版には、 人体惑星試論 としての「七星論」の概要を加えたり、穴位を覚え易くするために写真やイラストを多く使ったりして、臨床現場でも使えるように校正を進めています。

イラストが多いために作成に手間取っていますが、イラストの編集を手伝う方にも来てもらっていますので、早ければ今年いっぱいには校正も済み、来年早々には出版できると思います。

ご了承ください。m(_ _)m ペコリ

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米貿易赤字拡大、利上げ打ち止め期待で、ドル下げるー学校で教えてくれない経済学

2005-12-15 09:07:55 | 経済学
米商務省は、12月14日、05年10月の米貿易赤字額が、688.9億ドルと

9月の660億ドルから4.4%増加したと発表した。NY為替市場は、米貿易赤字拡大と米利上げ打ち止め感台頭を材料に対ユーロ、対円ともにドルが売られた。



対円では一時1ドル=116.72円まで下げる場面もあり、1ドル=117.33円、1ユーロ=1.2003ドルで取引された。日本では景気改善を裏付ける日銀短観が発表されたが、ゼロ金利政策が長期間続くと予想する向きが多く、日米金利差は依然大きいことから、このままのペースで対ドルで日本円が一本調子に値上がりするとの見方は少ない。



米貿易赤字拡大は、原油、天然ガスおよび石油製品輸入増加が響き前月比2.7%増え、輸出の伸び1.7%を超えた結果である。ただ、米労働省が発表した11月の輸入物価は石油・同製品価格の値下がりから前月比1.7%下落した。インフレ懸念が後退すれば米国の短期金利引き下げ時期を早める材料に使われるかもしれない。



NY原油先物(WTI)相場は、米石油製品在庫増加を受けて小幅下げ、バレル60.85ドルで取引された。予想以上の寒い冬を迎えて暖房用需要は増えるから原油相場は高値でのもみ合いが続く可能性は高いだろう。



NY金先物相場は540ドルをつけたあと急落した前日の弱い地合いを引きずり、1トロイオンス14.60ドル大幅下げの509.50ドルで取引された。年初420ドルから540ドルへの短期間の急騰の反動が出たためであろう。調整は長引くかもしれない。



12月14日、NYダウは、前日の米FOMC声明文からaccomodative(調整的)の文言が削除され、利上げ打ち止め時期が近いとの思惑から、前日比59ドル値上がりした。利上げ打ち止め以後の株式相場は高いとの過去の経験測から先回り買いの動きが出ているようだ。



12月14日、米債券相場が反発、10年物国債の利回りが4.445%へ低下したこともNY株反発を助けたようだ。オイルダラー、中国、日本からの米国資産買いに助けられ、貿易赤字拡大の悪材料を相殺している。ただ、長期金利の低位安定が続かないと長期金利はそのまま住宅ローン金利に連動するから、米景気にも悪影響が出るかもしれない。



経済に限らず多くの問題を抱えながらも米国はオープンな世界である。それにひきかえ日本はどうか。株の誤発注問題や耐震強度偽装事件、学習塾での殺人事件と続いている。



いずれにも共通している問題は日本人の隠蔽体質である。隠蔽体質がどれほど国益にマイナスに働くかということを学校でも家庭でも子供のときから真剣に教えて欲しい。(了)

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博多料亭 『稚加榮』―スケッチ&コメント

2005-12-14 19:57:37 | スケッチ
博多でアジ研の今井さんの講演会を午前10時半から聞いたあと、たまたま
講演会場の筋向いにある博多の老舗の料亭『稚加榮』(ちかえ)で昼食をとった。

入り口を入ると1階に生簀を囲む形でカウンターがある。カウンターには
鈴なりに詰まった食事客を目のあたりにしてのっけから度肝を抜かれた。
生簀カウンターには二百席ほどあるとあとで知ったが、これは絵になると
思って配膳前の数分間をねらってスケッチを始めた。

座ったカウンターの前には活いわし、その後ろが伊勢海老、遠方には
あわびの文字も見えた。活いかも当店自慢の料理の一品らしいいが
その日は前夜から海が荒れており入荷できないとわざわざ
断り書きが入り口に貼ってあった。

正午少し前だったのが幸いしてそれほど待たずに席を確保できたが、
タイミングが少しずれるとかなり待たされるほどの人気店だそうだ。

ランチだが、お造り、てんぷら、煮物、浅漬けそれに出汁が特にうまい。
食べ応え十分だった。次々人がはいってきて順番を待つ姿がどうしても
目に入る。

のんびりとスケッチなどやっているような雰囲気はない。心残りながら
食事もそこそこに店を後にした。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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和方鍼灸友の会

2005-12-14 10:05:37 | 情報や案内及び雑談

長野仁氏が執筆した記事が載ってる雑誌・マウスオンでも見てください。


鍼灸の斯界に入って感じたことは、「暗いし、空威張りの人が多過ぎる」。(笑)
だから、何年間かはどこの鍼灸師会にも所属しなかった。

しかし、スタッフを採用する段になって、事故が起った時の準備として、保険加入の必要があり、保険会社に問い合わせましたら、「団体保険になっているので、どこかの団体に加入して、そこから申し込んでください」とのこと。

それで、しかたなく某鍼灸団体に所属したのですが、
・ ・・やっぱり暗い!病気ですか?と聞きたかった。
・ ・・・・・そして、心が貧しい!

心が貧しいとは何かと言うと、「他の団体で勉強してはいけない」ということを発言したり示唆したりすることで、そのような発言や示唆をする人や団体は、それ自体の自信のなさの現れですが、若い芽を摘むことになるので、大人として納得できない。子どもでも納得できないかも知れないが・・・。

和方鍼灸友の会は、素晴らしい理念の中で形勢されてきていますので、見方によっては「型破りの鍼灸師会」ですが、若い鍼灸師でも経験豊富な鍼灸師でも「平等」に見なしてくれるので嬉しい。~♪♪

だから皆明るい。(^-^) 
ケチ臭いことも言わない。

偉そうなことを言う人は誰もいない。
それぞれの人柄が認められる場所である。
代表の長野仁氏は言う。
「代表者ではなく、代表小間使いです」(笑)と。


05'タガフォーでの風景・マウスオンでも見てね!

「ナントカ鍼灸会」と銘打っているところの多くが、会員を増やすことに情熱(笑)を傾けるが、ここは違う。
来る人拒まず去る人追わずで、会員を増やす活動も、このブログぐらいかな?(笑)


和方鍼灸友の会を発足させたのは、鍼灸石坂流宗家であり、京都大学人文科学研究所・森ノ宮医療学園・金沢大学医学部などで講師を勤める傍ら、NHKの「おしゃれ工房」や「開運!何でも鑑定団」にも出演している長野仁氏と、鍼灸関係の書籍出版で新しい展開をみせる六然社の寄金丈嗣氏。

長野氏と寄金氏は、鍼灸伝来から約1500年におよぶ歴史から良質な成果を汲み上げ、日本が中国発祥の鍼灸をいかに受容し、改良しつつ展開させてきたのか、日本化された鍼灸の精髄はどこにあるのか、暗に経絡治療を標榜するのでもなく、単に中医鍼灸を模倣するのでもない「日本的」な鍼灸のオリジナリティ(著述と内容・道具と手技)を追求すべく、それを「和方鍼灸」と呼ぶことにした。


申込方法:和方鍼灸友の会入会希望と書いて、1万円同封の上郵便振替で。
郵便振替;名義は【和方鍼灸友の会】振替番号【00130-5-351212】
問い合せ: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-44 竹本ビル3F
      (有)六然社内 和方鍼灸友の会事務局 TEL・FAX 03-3518-6595
問い合せ;〒657-0028 神戸市灘区森後町3-3-16-1A 
      鍼灸鴻仁内 和方鍼灸友の会関西 TEL・FAX 078-842-4489
コメント (2)
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米FOMC声明文歓迎、NYダウ55ドル上げるー学校で教えてくれない経済学

2005-12-14 09:14:34 | 経済学
米FOMC(公開市場委員会)は、12月13日会合を開き、短期の目標金利を13回目となる0.25%利上げを決め年4.25%とすると発表した。同時に発表した声明文の中身が注目されていたが、利上げ打ち止め感が出たという見方と利上げ継続に含みを残したとの見方に分かれたようだ。

NYダウは、声明文発表直後から大幅反発、あと声明文に対するアナリストの見方が分かれたことを嫌気して調整をいれたが、総じて見れば株式市場は、FOMCの声明文を早めのクリスマスプレゼントと受け取ったのであろう結局、前日比55ドル高で取引を終了した。

特に金融株の代表であるCitigroup株が利上げ打ち止めが近いとされ大幅上昇した。その一方、格付け引き下げを嫌気してGM株が3.3%、業績下方修正のIBM株が2.6%それぞれ値下がりしたように声明文に単純に浮かれることなくマーケットは冷静に対応している。

NY外国為替市場では、FOMC声明文発表のあと、1ユーロ=1.1975ドル、1ドル=119.67円と若干ドルが売られた。声明文の文言で、Accomodative(金融緩和的)ということばが外れたわずかの変更も見逃さず、ドル高を支えて来た利上げ継続の箍(たが)が多少とも緩むと見てのことであろう、そこで一息入れドル買いを見送るところが面白い。

このところ急騰していた金相場は1オンス7.40ドル急落、524ドルで取引された。これは余りにも急激に上げて来た反動の修正との見方が多い。オンス465ドルまで大幅に調整を入れるとの見方もある。ただ、インド、中国の旺盛な買い意欲、各国中央銀行の手持ち金を増やす動きに見られる実需の買いや最近目に付く日本人の金選好への流れもあり、金相場は、一端下げた後、再び上昇するとの見方が多い。

原油先物(WTI)相場は、前日の2ドル上げの地合いを持続し、バレルセント上げのほぼ横ばいの61.37ドルの高値圏で取引を終了した。年明け不需要期に入りずるずると原油相場が値下がりするのを嫌ってOPECが生産枠を据え置いたことが投資家に安心感を与えているようだ。

相場の世界は水鳥の行動パターンとよく似ている。餌場を見つけて集まるが、よく観察していると微妙に場所を移している。全体としては群れを作るが、決して一箇所に集まらない。伝令がいるのだろうか、群れのなかで一羽、二羽が飛び交っているのもわかる。

日本人の行動パターンを見ているとひとが並ぶから並ぶ。同じように行動しない人を極端に嫌う。日本という国は過去同じパターンで失敗を繰り返してきた。一枚の米FOMC声明文に対するそれぞれの相場の反応が面白く、興味は尽きない。(了)

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OPEC生産枠据え置き、原油61.30ドルへ上昇ー学校で教えてくれない経済学

2005-12-13 08:34:58 | 経済学
12月12日、クエートで開かれたOPEC臨時総会で、原油生産枠の日量2,800万バレル据え置きと来年1月31日の総会開催決定を受けて、NY原油1月物(WTI)相場はバレル1.91ドル上昇、61.30ドルで取引を終了した。

ロンドン1月物ブレント原油相場は、バレル1.09ドル上昇、58.40ドルで取引された。ガソリン、天然ガスともに値上がりした。

原油相場は、今年8月、ハリケーン被害を材料に70.85ドルの最高値を記録した後、54ドルまで調整していた。その後冬場暖房油シーズン入りと寒波襲来で60ドル近辺まで回復していたが、OPEC生産枠据え置き決定は原油相場に買い安心感を与えたようだ。

OPEC参加国が、現在の60ドル相場を、高過ぎもなく、さりとて安過ぎもなし、つまり、彼らにとって「居心地のいい水準」と受け止めている気配がある。OPECの本心は値下がりにつながりかねない生産枠変更で相場に新たな不安定要因を作りたくないのであろう。

一方、NY為替相場は、ドル円は1ドル=119円67銭、ドルユーロでは、1ユーロ=1.1950ドルと、それぞれドルが売られた。ドルは対スイスフラン、対英ポンドでもそれぞれ売られた。

ドルが売られた背景の一つには、12月13日開催予定の米FOMC(公開市場委員会)で、0.25%の利上げは織り込み済みであるが、同時に発表される声明文の中で、利上げ打ち止めをうかがわせるなんらかの変化が出る可能性が指摘できる。

ドル売りの第二の背景には、中国の為替政策に大きな変更を期待できないことから中国からの安値輸入に歯止めがかからず、結果貿易赤字の拡大が予測される。さらに11月の米財政赤字が、ハリケーンによる洪水保険支払い、高齢者保障費用の増加などにより830億ドルまで拡大したとの発表が嫌気されたようだ。

ドル売りはそのままインフレ懸念を増幅させる。原油相場下落をOPECが嫌うのもインフレ(ドルの目減り)ヘッジのためであろう。インフレヘッジの動きは金相場急騰にも指摘できる。NY金先物相場が一時1オンス14ドル上げ、544.50ドルを記録した。プラナチ、銀、銅、パラジウム相場も値上がりした。最近の金急騰の背景に、インフレ懸念と実需の日本人による買いが指摘できるとWSJ紙〈12月13日〉は紹介している。

ゼロ金利政策を続ける日本。年金カット、増税、医療費アップで先行き不安を強める日本人の存在抜きにして、日本株高、金相場急騰を説明出来ないかもしれない。(了)

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