ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

いくつもの偶然(4)

2009-03-23 01:04:15 | 情報や案内及び雑談
ワンちゃん  (1)   (2)   (3)   (4)   (5)


仲良く一緒に遊びましょ!




ワンちゃんの飼い主の方から下記のメールを頂きました。

手術直後は痛々しかったですが、きれいに治って(縫い目がとても器用に細かくしていただいていたので)ほとんど、手術の痕が分かりません。

ネットで、「門脈シャント」の手術の経験をいろいろ検索しましたが、
それなりにとても難しい手術らしいこと、それを行う病院が少ないこと、経費が非常にかかることが分かりました。
①たまたまネットで連絡を下さった愛知県の獣医さんが「門脈シャント」を疑ってくださり、親切に比較的近くにいらした手術できる医師(奈良県)を紹介してくださった事(他に岡山に1件、大阪に1件、後は大学病院)
②3歳近いワンちゃんの「門脈シャント」の診断(1歳までに発見されるほどの重度でないと見過ごしてしまう)をし、手術の見極めをしてくださったこと
③手術中に、2本目のシャント(普通肝臓の外のシャントは1本)が新たに判かった(CTでは1本しか写っていなかった)ことに、対処できる(昨年はじめて、ダブルシャントの実例が学会に報告され知識がある)医師であったこと
④今回一番大切なことなのですが、タイミングよく炭酸温泉との出会いがあり、(手術前)2ヶ月間、炭酸温泉に浸かっていたこと・・・などいくつもの偶然が重なってのできごとです。


追記
手術前は、写真のように2匹でイチゴハウスへ.入ることはなかったのですが、元気になってから、よく一緒にいるようになりました。きっと、ワンちゃん(写真右)がしんどかったので、離れて寝ていたのだと、この頃思います。





2009年3月22日(記)自作炭酸温泉同好会・代表・ばーば佐智子

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オステオスぺルマム(スケッチ&コメント)

2009-03-20 08:47:52 | スケッチ


オステオスぺルマム

江嵜企画代表・Ken




 木曜日は新しい花が入荷する日ということとこの日は値段が安い。このあたりはおよそ主婦感覚である。いつもの神戸三宮にあるフラワーショップ「潤」へ出かけた。夕方近かったこともあり、これはという花は少なかった。

 そのなかで、花の色が赤みの勝った紫の花が気に入り、名前をみたら、オステオスぺルマムという舌をかみそうな名前の花だった。ひと鉢,代180円は安い。買い求めて自宅でスケッチした。

 ブログでオステオスぺルマムを調べたところ、菊科、南アフリカ原産、別名アフリカキンセンカ、色は紫、白、黄色、などさまざま、日当たりを好むなどと出ていた。背丈は15センチ程度だが、ブログによれば、庭植えしておけば、70センチ程度まで大きくなるそうだ。

 これからのシーズンはいろいろな花がフラワ―ショップの棚を一杯にしてくれそうで、楽しみだ。(了)

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米FRB1兆ドル債券買い取りと発表、米債券急騰、ドル一時96円(学校で教えてくれない経済学)

2009-03-19 08:58:32 | 経済学
 米FRBは、3月18日のFOMC(米公開市場委員会)会合の付帯声明文で、この先半年間で3000億ドル(約29兆円)の期間の長い債券を買うことに加えてMBSという住宅ローン担保証券含めて合計7,500億ドル(約72兆円)増額,併せて1兆ドルの債券購入を発表した。

 バ―ナンキFRB議長は、かねてから必要とあらば問題解決のためにはあらゆる手段をとることもいとわないと繰り返し発言していた。しかし、ここまで踏み込んで来るとは予測せず、市場は驚きかつ慌てたようだ。

 あわてぶりは債券市場で顕著に表れた。米国債が急騰した。10年物国債の利回りは一気に3%目前から2.5%台へ急落した。副産物として、FRBの大量国債買い取りでドル札があふれかえる。NY外国為替市場では、このところドル売り優勢の地合いが続いていたが、火に油を注いだように、ドルがその他通貨対して一斉に売られた。

 副作用は為替市場に即表れた。ドルは対ユーロで売られ、一時1ユーロ=1.35ドルまで値下がりした。ドルは対円では一時1ドル=95円台まで値下がりした。円は対ドルでは値上がりしたが、対ユーロでは1ユーロ=129円台まで値下がりした。

 パニックはNY金市場に端的に表れた。金相場はFOMC発表前までは売り物がちで推移して、一時トロイオンス890ドル近くまで値下がりしていた。ところが米FRBの国債大量買いのニュースが流れるや、買い戻しが起こり、金相場は前日比25ドル高い925ドルまで急反発して取引を終了した。

 NY株式市場では、金融株の値上がりが相場をけん引した。NYダウは7,486ドルで取引を終了した。バンクオブアメリカ22%、シティー23%、保険大手のハートフオート24%それぞれ大幅値がりした。ただ、パニック買いで一時170ドル以上上げたが利益確定売りが出て前日比90ドルにとどまった。

シティー株は倒産寸前で1株1ドル割れだった。それがじりじり値を戻していたが、この日は3.08ドルである。IBMの買収が伝えられたサン・マイクロシステム株はなんと79%高い8.89ドルで取引を終えたと今朝のブルームバーグテレビは流していた。売り方が慌てて買い戻すのだろう日本人の感覚ではついていけない。

 NHK・BS「おはよう世界」は、視覚に訴えながら比較的短時間で理解できるので大いに重宝している。今朝、「おはよう世界」が紹介していたNY株式市場の動きについて、アナウンサーが「問題は次だ。明日、明後日まで続くかである」の抑えていた言葉が印象に残った。

 同じ「おはよう世界」だが、英国のBBCが英国で失業者が200万人を突破、このままの調子では300万を超える可能性がある。英国は84年に失業者が327万を記録した。政権交代の引き金となった。来年5月に予定されている総選挙の波乱要因に当然なるだ
ろうと解説していた。

 韓国KBSテレビが、韓国の失業者が92万4,000人に達した。特に若年労働者が多く韓国国内で深刻な問題を起こしていると紹介していた。ロシアでは、メドベイジエフ大統領が3月15日時点で登録されている失業者は200万人だが実際はその3倍の600万いると語った。失業は中国でも増加している。先の全人代でも温家宝首相は、地方から都会への出稼ぎ労働者の失業者が1,100万人に上ったと発言していたと「おはよう世界」で紹介していた。

中国関連では、世界銀行が、中国の2009年の経済見通しを、当初の年7.5%増を6.5%へ下方修正すると発表した。先の全人代では温家宝首相は、4兆元(57兆円)の景気刺激策のもと、8%成長を実現すると決意表明している。中国の成長率は1990年の3.8%以来の低い伸びにとどまると「おはよう世界」が指摘していた。

それにつけても日本はのんきである。のんきというより余りにも欲が深すぎる。ベースアップゼロだ。「厳寒春闘」の見出しをつけて悲観ムードを煽っている。世界の多くの国では食にこと欠いて明日の命も危うい子供たちが億単位でいるということを見出しを付けたデスクは頭の片隅でも考えたのであろうか。米FRBはドル暴落という危険なカケに出てでも、直面する今のアメリカの金融危機を乗り切ろうと動き出した。

米国国債大量買い取りの副作用としてNY外国為替市場でドルが売られ、1ドル=96円で取引された。日本は99%の資源を世界から円高分安く買える。不景気だ、不景気だ。べ-アップ、ベースアップと騒ぐのは簡単だ。お隣の韓国もそうだが、英国、ロシア、中国での失業増加は不気味である。米国も例外ではない。

安心して毎日、食事をいただけることの幸せを今こそ、日本人ひとひとりがかみしめて欲しい。(了)

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西宮神楽町度交差点風景(スケッチ&コメント)

2009-03-18 20:45:14 | スケッチ


西宮神楽町度交差点風景

江嵜企画代表・Ken




JR神戸線の芦屋駅と西宮駅との間に2年ほど前に「さくら夙川」という駅が誕生した。関西にお住まいの方なら、夙川堤は、桜の名所のひとつとしても、知る人ぞ知る世界である。

 駅の名前も「さくら」の花にあやかってつけられた。今年は開花時期が早いと言うから、あと2週間もすれば堤一杯に花を咲かせて多くのさくらフアンを楽しませてくれることだろう。

 同窓のT氏と駅前で午後1時に待ち合わせしていた。それまでの時間を利用して、神楽町交差点風景をスケッチした。この交差点は、東西に走る国道2号線と南北に建石線が走っている。

 国道2号線は神戸と大阪を結ぶ大動脈だから交通量は昔から多い。交差する建石線はT氏の話では阪神淡路大震災のあと拡張され、そのため神楽町界隈の昔の面影はすっかりなくなったそうだ。いまや車社会だから止むを得ない面もあるが、道路一本で、町の情緒まるごと消してしまうのは誠に寂しい。

 交差点手前はMobilガソリンスタンドである。その奥に柴田クリニックの建物が、眼に飛び込んでくる。院長の柴田先生は、特に気管支喘息、乳児湿疹などの小児アレルギーの専門医である。
 子供の目線で診察してくれる先生として親御さんの絶大な信頼を受けているとよく聞く。

 たまたま柴田先生は中学高校でクラスを共にした。こころやさしいところは少年時代そのままである。一度、建物をスケッチしたいと思っていた。図らずも本日それが実現して、自画自賛している次第である。(了)

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NYダウ178ドル高、原油47ドル、金912ドル(学校で教えてくれない経済学)

2009-03-18 09:43:18 | 経済学
2月の米新規住宅着工件数が前月比22%増との発表を好感し、NYダウは前日比178ドル、2.5%高の7,395ドルで取引を終了した。シカゴ日経ダウも連れて上昇、8000円を突破した。

NYダウは6営業日で5日の値上がりである。このまま上昇を続けるのかどうかについては、懐疑的な見方が多い。ただ、投資家心理が徐々に改善していること。値上がりが徐々であり安定していることは良い兆候だという一部投資家の見方を今朝のWSJ紙は紹介している。

住宅関連のホームデポ6.7%高、小売最大手のウオルマート2.5%高に加えて、シティー7.7%高がこの日の相場をけん引した。一方、業績悪化により大幅減配を発表したアルミ最大手のアルコア株は5.5%値下がりした。

NY原油(WTI)先物相場は、NY株高、米住宅指標発表を好感、バレル1.14ドル高の48.80ドルで取引を終了した。一方、NY金先物相場は株高から安全資産としての魅力が薄れ、トロイオンス6.7ドル安い915ドルまで値下がりした。

NY外国為替市場では、現在開かれている米FOMC(公開市場委員会)の動きを見守りたいとする空気から狭いレンジ内で推移した。ただ、最近の傾向としては、ユーロ買いの流れから、1ユーロ=1.30ドル台までドルは対ユーロで弱含みで推移した。円も対ユーロで売られ、1ユーロ=128円台で取引された。

昨日のWSJ紙は、最近の金相場とドルの動きに微妙な変化が見られると珍しくページを割いて金相場とドル相場の関係を解説していた。

過去10年の金・ドルの相場を見ると、ドルが上がれば金が下がり、ドルが下がれば金相場が値上がりした。インフレ懸念が高まるとドルが売られ金に資金が流れた。ところが今年に入りドルも金も値上がりしていると指摘している。

 年初から金は5%値上がりし、ドルは8%値上がりした。昨年の10~12月期、金は3%値下がりし、ドルは3%値上がりした。「金はドル安のヘッジではなく、それぞれの政府の通貨価値低下に備えた動きをしている」とRBSグリーンウイッチ・キャピタル、ストラテジスト、Alan Rusukin氏は話した。

 投資家は、政府の景気刺激策は猛烈なインフレをもたらすと憂慮している。多くの国が政策金利をゼロに下げるだけでなく、米国、英国、日本、スイスは慣例に従わないやり方で資金を瀕死の経済に注入している。

 ところが、リスクマネーが株式市場に流れはじめた結果、ここ数日の動きをみれば、ドルも金も値下がりしている。特に金相場は、1000ドル突破以降全く冴えない。世界経済が底を打ち銀行システムが一時的にしろ、安定化しつつある兆候を示している。その結果、金とドルを売り、米ドル以外の通貨と例えば原油などの商品市場へ、投資家は意欲的に、資金シフトして来ているとWSJ紙は分析している。

 今朝のNHK・BS「おはよう世界」を見た。米CNNによる世論調査で、「アメリカ人の景気の先行きに対して、45%が1~2年の内に1930年代に起こった大恐慌になる。これから米国の景気は悪くなる。回復には1~2年かかる。25%が回復に2~3年かかると見ている」と紹介していた。

 同じ「おはよう世界」が伝える米ブルームバーグニュースでは、今朝のNYダウの株価について「今の相場に乗り遅れたくないのだ」という一部投資家の声を紹介していた。「世論調査」と「相場に乗り遅れたくない」と、一見異なる見方のように見えるが、立場が違うと見方も変わる。

 金相場については、昨日のWSJ紙は、2009年1000ドル、10年1,050ドルと小幅の伸びにとどまる。しかし、ロングランで見れば1,500ドルと一部アナリストの予測を紹介している。このロングランという言葉が曲者である。素人は1,500ドルと耳元でささやかれるとついくらくらとなってしまうのであろう。ルアー(疑似餌)にひっかかると素人は後戻りできない。

 外国為替市場での最近の傾向について、昨日のWSJ紙は一時売り一色だったルーブルが原油相場が持ち直してきた結果下げ止まった。一時1ドル=1600ウオンまで売られた韓国ウオンが1,400ウオンまで対ドルで値を戻してきたと紹介している。韓国ウオンは米国の金融収縮とそのまま連動している。ウオン反転やルーブル下げ止まりの動きは何を物語るか極めて興味深い。

 水鳥は断りなく餌場を離れる。ところが餌場とみれば何の前触れもなく元の餌場に戻ってくる。下手な理屈をこねる人が日本人には多いが水鳥の生態を観察した方が参考になるかもしれない。(了)

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眼科待合室風景;県立西宮病院 (スケッチ&コメント)

2009-03-16 22:40:15 | スケッチ


眼科待合室風景;県立西宮病院

江嵜企画代表・Ken



兵庫県立西宮病院へ朝一番で定期健診に出かけた。朝9時から始まる診察30分前から眼科の待合室風景をスケッチした。
 当病院とのご縁は昭和53(1978)年3月14日に網膜はく離で入院、16日、市橋先生に手術をしていただいた時以来だから丁度32年になる。当時の入院日誌はいつも手元に置いている。時々見ては、健康のありがたさをかみしめている次第である。
 その年の3月11日、ゴルフプレー中に急に視野が狭くなった。昭和53年は合繊業界が不況の真っただ中で、政府主導の勧告躁短の渦中にあった。眼の異変に気付きながらも、神戸の自宅近くの青木港からフエリーに乗り、帝人松山へ向かった時のことを鮮明に記憶している。
 昭和53年は成田空港建設反対で所沢の管制塔が襲撃され大変な騒ぎになったニュースを病室で携帯ラジオで聴いた。53年も不況だった。いまも不況で大変だ、大変だと騒いでいるが当時と比べればいまの不況は贅沢な不況だと常々思う。
 話がそれた。今朝の検診では、網膜剥離については異常なしだった。ところが、先年受けた白内障手術で挿入したレンズがずれているとの診断が出た。白内障はレンズを入れるのは簡単である。ただ、入れたレンズにトラブルが発生するとレンズを取り出すために最低2時間かかる大変な手術になると今朝、担当医から聞いて多少落ち着かない。
 どこが悪くても生活のリズムが狂う。特に眼では苦労する。今日のところは次回4月20日の検診まで様子を見るということで帰宅した。
 先日はたかがパソコン不調でとおもうが、そのために大いに生活のリズムを崩した。今回は眼である。パソコンは今では生活の一部になっているが、パソコンも「休眠」することになるかもしれないと思うと憂鬱だ。(了)

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山崎ハコ White Day Live(スケッチ&コメント)

2009-03-16 00:08:03 | スケッチ


山崎ハコ White Day Live

江嵜企画代表・Ken



山崎ハコ White Day Live を神戸酒心館ホールで家族と堪能した。

 朱色をベースにあしらった柄の着物を仕立て直したドレスを身につけていた。ドレスの色が躍動感あふれる彼女のエネルギーと見事に調和していた。朱色でもいろいろある。朱に赤い絵の具を2,3滴小皿に落として丁寧に混ぜたら出来そうな色である。赤味が微妙に効いた、どちらかといえば、紅に近い色だ。

 ギターを弾きながら、座ったまま歌う。それは彼女の今の体調のせいかもしれない。「ファンの方に、体だけには、注意してねと、いつも言われている」と話していた。それでもギターを置いて、歌だけのときは、体全体がクルマエビのように跳ねた。

 ドレスの話をはじめた。神戸コンサート実行委員会の仕事を手伝ってくれている友達の一人が、「今回(の衣装)は、サプライズ」というから、「お任せしますと言っていたら、この素敵なドレスが届いた。好きです。」とニコニコしながら話された。

 彼女は大分県日田に生まれた。ブログを調べたら、1957年5月18日生まれとある。彼女が最初にステ―ジに現れたときには、60はとうに過ぎている人かなと正直おもった。陰影の深い表情が実際の年齢以上に見せたのかもしれない。
 
 34年の歌手生活には様々の出来事があった。「借家を大家さんに突然出て行け」と言われた。その時もファンの方に助けてもらった。いまも感謝しています」と話した。芸の道30数年の間には人には言えないご苦労があったに違いない。

 ところが一曲ごとに表情が明るくなり最後の曲でははじけるような笑顔になった。歌こそが今の彼女の生命力の源泉なのだろう。彼女の笑顔がはじけ、歌を聴くひとがエネルギーもらう。プラスの循環がそこから生まれるのであろう。

 「九州の川の町で生まれました。橋と川がいつも自分のまわりにありました。カランコロンと下駄はいて、鵜飼みて育った。母さんが飲み屋してて、よく店に行きました。九州から最初に出たのが横浜です」と話した。

 ブログによれば、1974年に「ジョイナス・ニューフォーク・コンペチション」優勝と出ている。「その時はまだ高校でした。プロになったのです。もし、受からなよかったら、どうだったかと思ったりします。」とトークを続けた。

 この日のステ―ジは、午後6時から始まった。会場の様子をいつものようにスケッチした。会場の照明が演奏開始直前に消されたのでいささか慌てた。280名は入れる会場は開演前に満席になった。なんとご婦人の姿が極めて少ない。演奏を聴いた後だから言えるが、男心をつかんで離さない独特の魅力を彼女の歌とトークに備えていると実感した。

 彼女は多くのCDを出している。東映映画「青春の門」(五木寛之原作)のイメージソング「織江の歌」など数々のヒットソングを生み出した。多くの映画にも出演している。韓国ドラマ「美しき日々」テーマ曲「約束」(歌:ディン・フェイ)の日本語歌詞も担当した。活動幅が実に広い。

 歌舞伎役者、中村梅雀や島倉千代子とも親交が深いとトークの中で話していた。梅雀さんの奥さんが神戸出身ということもあり、神戸には愛着がありますと話していた。

 「テッセン子守唄」という歌が印象に強く残った。「濃~い、紫の色が好きです。か細い枝、それが折れそうで折れない。だから鉄線」とトークをづづけた。一日一日を精一杯生きていますと言った。舞台で演奏する彼女の姿から、つきささるように伝わってきた。

 心に深く残る歌手との出会いを用意してくれた神戸酒心館に感謝である。(了)

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温家宝、米国債に懸念表明、全人代後の記者会見で(学校で教えてくれない経済学)

2009-03-14 14:57:42 | 経済学
自国通貨の値うちが上がって心配する国が世界のなかでただひとつあります。それはどこの国ですか?世界中の国で自国通貨が暴落して悩んでいる国がいかに多いか。身近な例のひとつにお隣の韓国がある。韓国ウオンは昨年一年で36%、今年に入ってすでに16%値下がりした。

 通貨の値打ちが下がるとモノの値段が上がる。モノの値段が上がることをインフレという。いくらお金を出しても買いたいものが買えない。これほど悲惨なことはない。天井知らずのインフレに直面したドイツが、リヤカーにマルク紙幣を一杯積んで町をゆく写真がむかし教科書に出ていた。

日本は戦後、一貫して、円高は悪、円安は善と刷りこまれてきた。一端刷りこまれるとなかなか抜けない。それはもはや病気である。自分が病気であると気がつかないこと自体が病気である。病気にも関わらず病気でないと思い込んでいる患者ほど厄介な存在はないだろう。

中国の温家宝首相は、13日、全国人民代表大会(全人代)のあとの記者会見で様々な話をした。それが今朝のWSJ紙に、「温、米国債懸念」のタイトルで詳しく紹介されていた。

WSJ紙は、第一に、中国は、4兆元(約52兆円)規模の景気対策を実施するが、必要とあれば追加の景気刺激策により年8%成長を達成する用意があると語ったと書いている。2番目に、米国は世界最大の経済大国を維持しているが、オバマ米大統領の経済政策の成果を注視していると書いた。

3番目に、「中国は巨額の資金を米国に貸している。それゆえに、中国の資産の安全について懸念している。この問題については、実際問題として、自分はいささか心配している」と語ったと書いた。そのあとに、出席者の質問に対して、温家宝首相は、「信頼の堅持、約束の遵守、中国の資産の保証を米国に求める」と答えたとWSJ紙は紹介している。

さらに温家宝首相は、中国は外貨建て資産を、安全性、流動性、収益性の観点から運用していると語り、そのあとで「中国は国益を最優先する。それと同時に、世界の金融の安定がある。二つはお互い影響し合うから、国際的金融の安定を真剣に考えている。」と語ったとWSJ紙記者は書いた。

クリントン米国務長官が、北京訪問の際、中国が米国債の保有継続を公の場で中国政府に求めたと報じられた。中国が米国債を売ればその気配だけで米ドルは暴落する。自国通貨が売られる悲惨さを日本人は体感していない。日本は資源の99%を海外から輸入している。円高は国益である。

NY外国為替市場は。3月13日、ドルが対ユーロで売られ、1ユーロ=1.29ドル台で取引された。ドルの対ユーロでの値下がりには、温家宝首相の米国債に対する懸念発言が指摘できる。ただ、ドルは対円では買われ、1ドル=98円台で取引された。円が売られた背景にスイスが政策金利を0.5から0.25%へ下げたあと日銀も右へならえして利下げするとの思惑が働いたからだ。

スイス中央銀行が一昨日、利下げを発表した意味をよくよく噛みしめたい。ラトビアやハンガリーが国家破たんの危機に見舞われている。なぜだろうか。金利の安いスイスフランを借りて住宅ローンを組み、家を建てさせた。欧州の銀行が好調なときは良かった。本丸に火がついた西欧の銀行が東欧から資金を一斉に引き上げた。引き金を引いたのが、リーマンブラザーズの破たんである。

温家宝首相が本心から心配しているのは米国債の暴落であろう。米国はG20の議題にGDPの2%の財政出動を打診している。フランス、ドイツはこれに早くも反発していると今朝の日本新聞に出ていた。特にドイツのメルケル首相にはインフレの恐怖を叩き込まれているに違いない。

ニューズウイーク日本版最新号は、「この10年間の金融史が書かれるときには、90年代のITバブル、00年の住宅バブルと並んで08年後半の尋常でない米債券バブル」と書かれるかもしれないとウォーレン・バフエット氏のことばを紹介している。

劇薬には必ず副作用が伴う。なりふり構わずペーパーマネーを刷り続ける米国。インフレとは通貨の値うちが下落することである。米国債がいま異常に売れているそうだ。過ぎたればなお及ばざりしとは論語の言葉である。温家宝首相は、最近の米国に恐怖心を抱き始めたに違いない。(了)

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NY原油47ドル、NYダウ239ドル高は本物か(学校で教えてくれない経済学)

2009-03-13 09:24:49 | 経済学
 NY原油(WTI)4月先物相場が、3月12日、前日比バレル4.70ドル、11%上げてバレル47.03ドルで取引された。非OPECロシアが3月15日開催予定のOPEC総会を控えて連携を強化し、「協調減産」するとの思惑が流れたと今朝のWSJ紙は解説した。

 OPECは昨年9月、目標生産枠から日量470万バレル(世界需要の約5%)減産を既に発表している。今回の総会でさらに日量150万バレルの減産に踏み切るかが当面の鍵とみられている。

 この日の原油急反発には、米国の天然ガス在庫が予測の1,050億立方フィート減が1,121億フィート減になると米エネルギ―省が予測を修正したこと、加えて米商務省が2月の米小売高がアナリスト予測の0.4%減に反して0.1%減にとどまったことも原油相場の反発を助けたと今朝のWSJ紙は解説している。

 ただ、米国経済の実態はなんら改善していない。先週末締めの新規失業保険申請件数は9,000件増え65万4,000件と1982年10月来最高レベルに達した。住宅の値段は下がり続けている。住宅差し押さえ物件は増加している。今回の世界金融危機は米国の住宅バブルがはじけたことが発端だった。米住宅の差し押さえが減り、銀行がお金を貸し始めない限り信用できない。

 3月12日、スイス中央銀行は、政策金利を0.5%から0.25%へ引き下げを発表し、同時にスイスフラン売り介入すると異例の発表を行った。日本では今一つ正確に伝わっていないが、欧州なかでも東ヨーロッパ経済とも連動して、予想以上に深刻な状態に発展していることがうかがうことができる。

 スイスフラン売りの波余を受けて、一時、1ドル=95円台まで買われていた日本円が、再び1ドル=98円台へ急落した。G20の週末の会合を控えて、日銀の金融政策に変化がでるとの思惑が生まれているとWSJ紙は解説している。

 ただ、スイス銀行が独自の判断で動いたのか。それともG20を控えて金融不安鎮静化に向けて足並みを揃えるために利下げと併せて公然と為替介入に踏み切ったのかは定かでない。

 NYダウが前日比239ドル高、3.5%反発、7,170ドルと7,000ドル台へ戻したことも原油急反発を側面援助したようだ。NY金相場もトロイオンス20ドル反発、924ドルで取引された。エコノミストはなにかと理屈をつける。しかし、水鳥は「えさ場」と嗅ぎつければ移動する。

 この日の原油相場急反発もOPECの足並みが揃うことが前提にある。まずはバレル50ドルへの相場復帰を目指して結束を目指す。原油・天然ガスに国家財政の過半を依存するロシアが原油相場反発に期待している。水鳥が「原油市場」を少なくとも現時点で「えさ場」と嗅ぎつけたので、集まったのであろう。「餌がない」と思えば断りなく逃げるであろう。

 新着の二ユーズウイーク日本版は、「エコノミストは(野球でいえば)せいぜい2割打者」「外れっぱなしの予測」と専門家のメッキがはがれたとエコノミストを酷評している。「彼らは知能指数が高く、知識も豊富だ。だが、人生の謎に対する畏敬の念がたりないのではないか」とのシカゴ大学の社会学教授だった故エドワード・シルス氏の言葉を紹介している。

同誌は著名投資家のウオ-レン・バフエット氏のが投稿原稿を掲載している。「喝采を浴びるような投資行動には気をつけたほうがいい。偉大な投資判断は、通常、あくびを誘うほどつまらないものだからだ。」ということばで文を結んでいる。

NY原油(WTI)相場は急反発した。このさき50ドル、60ドル、70ドルと値を上げていく保証はなにもない。NYダウは7000ドルを回復した。これも同じで8000ドル、9000ドルへ向けての第一歩であると誰も断言できない。

たかが相場、されど相場。相場の世界から学ぶことは結構多いのではなかろうか。(了)

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ラナンキュラス(スケッチ&コメント)

2009-03-12 08:34:56 | スケッチ


ラナンキュラス

江嵜企画代表・Ken



 神戸三宮にあるおなじみのフラワーショップ「潤」で、ラナンキュラス(学名:Ranunculus asiaticus)という花を見つけ、自宅に持ち帰ってスケッチした。英名では、Perusian blttercupと呼ぶとフリー百貨辞典ウィキペディアにあった。

 同辞典によれば、葉の形がカエルの足に似ていることから、ラテン語のrana(カエル)を語源とするとあった。同辞典によると、十字軍がヨーロッパに持ち帰り、改良を加え、園芸用品種がつくられた。

 犬も歩けば棒に当たる。ラナンキュラスのお陰で十字軍について、最新世界史図説タペストリーで勉強する機会をもらった。

 十字軍の背景は、農業生産力の向上、人口増加、土地不足、宗教的情熱の高揚があり、神聖ローマ帝国による第一回(1096~1099年)にイエルサレム王国建設にはじまり、第七回1270年に終わる。西ヨーロッパ世界の膨張運動により、遠隔地商業・貨幣経済の普及に貢献している。

 園芸種のラナンキュラスは、通常、半耐寒性の球根性の一年草で春に、八重~万重咲の花が咲く。色も豊富で、赤、黄、白,橙,桃、紫などある。よく肥えた土と日当たりを好む。店で聞いたら、「球根がどんどん増える。育てやすいですよ」と教えてくれた。(了)

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