ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NYダウ379ドル、5.8%高は果たして本物か(学校で教えてくれない経済学)

2009-03-11 10:02:49 | 経済学
3月10日、NY株式市場は、シティーグループのパンディットCEO(最高経営責任者)が、今年1,2月の収益は2007年来の好調を記録した」と発言したという「従業員用に出した社内用のメモ」の内容が伝えられ、前日比379ドル、5.8%高、6,926ドルで取引を終了した。S&P500平均、ナスダックともに値上がりした。

 NHK・BS「おはよう世界」が伝えたブルームバーグニュースによると「シティーのメモが出た。金融セクターが値ごろ感から、プロによるプログラム取引によるテクニカルな買い戻しが影響した。」とあるブローカーのインタービューの様子を流していた。

 CNNテレビを見ていても、テレビ東京の朝の番組を見ていても、なぜ相場がこの日急騰したのか、今一つよくわからない。しかし、シカゴ日経先物指数は7300円を回復したから、いつものパターンなら、今日の東京市場も値上がりが予測される。

日本では金融、財政担当大臣が、日経ダウが7000円割れの危険水域に近づいてからしきりに株価対策という言葉をマスコミに流している。しかし、日本の株価は、大臣の口先介入には反応しない。NYが上げて、シカゴの日経先物が上げると間違いなく値上がりする。

この日のNY株の上昇は金融株の値上がりがリードした。バンカメ(28%),JPモルガン(23%),シティグループ(38%)、アメリカンエクスプレス(14%)がそれぞれ大幅に値上がりした。CNNテレビを見ていると、チープ、チープという言葉が耳にしばしば入ってくる。

シティーグループの株価は38%値上がりしたが上げて1.41ドルである。一時1ドルを割っていた。シティーCEOも自社の株価が安い、安いと再三口にしていたと伝えられる。先のブルームバーグテレビでは、「1ドルまで下げた株だから失うものはない」との市場の声を紹介していた。

この日のNYダウは6%近く上げた。明日も、明後日も上げ続けるのか。今朝のテレビ放送を見る限り誰一人断言できないでいる。当然だろう。実態経済は何ひとつ改善していないからだ。相場は少なくとも半年先を読むという。しかし、NYダウはこの日6%上げたが年初からなお21%安い。

一方、NY外国為替市場は、1ドル=98円台、1ユーロ=1.26ドル台で取引された。ドルは株価急反発を材料に、一時1ドル=99円台半ばまで反発したがあと売られた。1ドル=100円が目の前にちらつくと後退する。ドル相場は今後のNYダウを占う一つの指標になるかもしれない。

NY原油(WTI)先物相場は、一時バレル48ドル台まで値上がりした。しかし、あと明日発表予定の米原油在庫が増えるとの観測が流れると、尻すぼみとなり、バレル45ドル台まで値下がりした。景気の本復はいつになるか。3月15日のOPEC総会を見極めたいとの気持ちが表れた。

NY金先物相場は、株高に敏感に反応した。金から株式へ資金が流れた。前日比20ドル安いトロイオンス896ドルへ値下がりした。株価上昇で安全資産としての金の輝きが薄れた。

今朝のCNNテレビをみていると詐欺事件で逮捕された米投資家のメイドフ(Madoff)被告に対して、米国政府は1,730億ドル(約17兆円)の返還命令を出し、禁固150年を求刑するというニュースを流していた。投資は全て自己責任であるが、メイドフ氏に騙されてスッカラカンになった投資家は多い。

バ―ナンキ米FRB議長は「金融取引のルールを厳格化する。今回のような金融危機を二度と起こしてはならない」と語ったと今朝のブルームバーグ・インターナショナルは伝えた。一方、米証券取引所(SEC)はアップステック取引、俗に言う空売り規制を復活させると発表した。

年金基金が内外の株の大幅値下がりで運用難に陥っていると先日、日本の新聞に出ていた。しかし、近くの喫茶店でも株の話は全くと言っていいほど出ない。株は自分とかかわりのないことだと思っている人が多いからだろう。

昨日、テレビ東京の番組で日本政府の株価対策について「健康が回復しない限り、鏡をいくら磨いても無意味だ」とあるコメンテーターが話していた。経済のファンダメンタルズが良くならない限り株価反発も短命に終わるだろう。いくら化粧をしても、健康美の人には全く対抗できない。(了)

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獣医さんもビックリ(3)

2009-03-10 11:04:55 | 情報や案内及び雑談
ワンちゃん  (1)   (2)   (3)   (4)   (5)

腰湯でワンちゃんの心臓の雑音が消えていた。

≪下記はワンちゃんの飼い主の方が当院で話して下さった内容です≫
洗面器で炭酸温泉に浸かっているヨークャテリアのワンちゃん(写真左)は現在3キロ。生まれつき心雑音があり、心臓も肥大していて通常の1.5倍の大きさでした。アチコチの病院に通いながら、なんとか3歳にはなったのですが、腎臓も弱く結石が出来たりと病弱で、別の獣医さん(奈良県)で1月26日に再検査をしたところ、胃と肝臓をつなぐ血管にも問題があることが判明しました。

精密検査の結果、先天的な血管の奇形(門脈シャント)と判り、肝臓へ行く血管が後静脈につながっているということで、開腹手術をすることになりましたが、「手術に心臓が耐えられるのか」「麻酔から目覚めることができるのか」という不安材料がありました。

さらに検査を進めたところ、心臓は肥大しているのですが、驚くことに心雑音が消えていたのです。
今まで二件の獣医さんで、生後6ヶ月から心雑音が有ると言われ続け、心臓の薬を飲ませていたのに、3ヶ月間炭酸温泉で腰湯をさせていたのが効いたようで、新雑音が消えていたのです。そこで奥様はワンちゃんが炭酸温泉で足浴と腰湯していることを獣医さんに話したそうです。獣医さんは「これだけ心臓が肥大しているのに、心雑音が無いのは不思議だ?」と言っておられました。この奥様も炭酸温泉で足浴をして、ご自身の心臓の調子が良くなっていったので、ワンちゃんの心臓も良くなったのだと言っておられました。

心雑音が無いので手術が可能ということになり開腹したところ、血管が奇静脈にもつながっていて、血管が三つの枝に分かれていました。通常なら「胃⇒血管⇒肝臓⇒血管⇒全身」の順に血液が流れるのですが、このワンちゃんは「胃⇒血管⇒肝臓」の血管が三つの枝に分かれていて、肝臓で処理されるはずの不純物が、胃から全身の静脈に流れていたそうです。ですから全身の血液が汚れてしまい、病弱になっていたそうです。そこで不要な静脈(二本の枝)を、縛り具合が調整できるクリップで留めて、胃と肝臓を一本の血管にし、血液を正常な流れにする手術を受けました。手術は成功し、獣医さんから「今後は結石(酸性尿酸アンモニウム結石)も溜まらないだろう」と言われました。

退院後は病人食(病犬食)ですが、1ヶ月後に胆汁酸検査して、その結果しだいで一般食に戻す予定になっています。血管が奇形だったため、ワンちゃんの肝臓の大きさは通常の3分の2しかないけれど、(この手術のあと肝臓が成長して大きくなるかどうかは不明)、家に帰ってからは、今まで見たこともないくらい元気に走り回っています。この手術の前の検査で腎臓も異常なしと言われ、炭酸温泉腰湯の効果に私達も驚いています。

飼い主曰く「炭酸温泉で、ワンちゃんの心雑音も、体臭も消えて、良かったです」
「これで将来的にかかるワンちゃんの医療費が軽減できました」


 2009年2月28日

  (記)自作炭酸温泉同好会・代表・ばーば佐智子

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ワンちゃんも自宅で炭酸温泉足浴(2)

2009-03-10 11:03:27 | 情報や案内及び雑談
ワンちゃん  (1)   (2)   (3)   (4)   (5)


当院と同じ特注の自作炭酸温泉製造装置を購入された方からメールを頂きました

≪飼い主の方から頂いたメールです≫
お風呂場が、湯気で曇って白っぽくなっています。
大きいタライに最初は足湯だけでしたが、お湯の中で、お座りをしてしまうのが、病気がちなワンちゃんです。(写真右:ピンク色のタライに座っているワンちゃん)

立って足湯をしているほうが元気なワンちゃんです。
炭酸温泉の残り湯を使って、桶の中でシャンプーすると気持ちが良いようで、おとなしいです。
洗い上がりもすっきりで、毛がふわふわになります。



≪当院へ来られた時にお聞きした内容です≫
自作炭酸温泉製造装置はご夫婦が健康維持のために購入されたのですが、ご夫婦が炭酸温泉足浴をされた後の残り湯に、3~5分ほどヨークシャテリアを入れてみたところ、二匹共に心地よかったようで、今ではタライに炭酸泉を入れると、ワンちゃんがやってきて、勝手に浸かるようになったそうです。

写真右側のワンちゃん(女の子3歳)は来たときから腎臓が弱く、生後6ヶ月から餌によるアルカリ性の結石が溜まりだし、手術して膀胱から7~8ミリの石を摘出したそうです。

飼い主の方もしておられるのですが、家事の他に、ワンちゃんのご飯を手作りし、獣医さんに連れて行き、薬を飲ませて、尿のPh値も毎日測定しているそうです。
病弱なワンちゃんも2008年11月11日から炭酸泉足浴をしていて、今ではお尻を浸けて、おまけに炭酸温泉の湯を飲んでいるそうです。

炭酸温泉に浸かっている時のワンちゃんは、至福の表情だそうで、ほっておいても、ちょうど良い頃になると炭酸温泉から上がってくるそうです。
飼い主曰く「これでワンちゃんの医療費が軽減できます。良かったです。」

2008年12月24日 (記)自作炭酸温泉同好会・代表・ばーば佐智子

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わんちゃんのおめかし(1)

2009-03-10 11:01:42 | 情報や案内及び雑談
ワンちゃん  (1)   (2)   (3)   (4)   (5)





どう?かわいい?
・ ・・・・きれいに見える?

動物感覚の凄さは、病気になった時に現れる。
動物自身の体に異常を感じたら、彼等は「何をすればいいのか?」がわかっている。
人間はたまたま「考える動物」だけに、逆の方法を選んでしまう場合がある。

わんちゃんの行動に学んでみたい。

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「米経済は崖から転落した」(バフエット氏語る)(学校で教えてくれない経済学)

2009-03-10 09:15:48 | 経済学
 今朝のアメリカの経済ニュースの中では米医薬品大手のメルクが411億ドル(約4兆円)でシエリング社買収の話が大きく取り上げられていた。他の話題としては、米投資家のバフエット氏が「米国経済は崖から転落した。回復には時間がかかる」とCNNテレビのインタビューで答えていた。 

NYダウは気迷い感のなか前日比79ドル安、6,547ドルで取引を終了した。

 NHK・BS「おはよう世界」では8年間ブッシュ政権が封印していたES細胞の医療分野への活用を目的とした法案にオバマ大統領が署名したとの二ユースを紹介していた。前政権との違いを鮮明にさせる狙いがあるようだと解説していた。

2月の米失業率が8.1%に達した。米国経済が実態面で目に見えた改善を見せない。経済政策での手詰まりが目立つオバマ政権が、大統領就任後3ヶ月というハネムーン期間に国民になにか鮮明な印象を与える必要がある。そのためにお蔵入りだったES細胞が持ち出されたのなら危険だ。

NY原油(WTI)先物相場がバレル45.52ドルで取引を終了した。WSJ紙によるとウイーンで3月15日に開かれるOPEC総会で少なくとも日量150万バレルの追加減産が決まるとの思惑とドル安懸念から買い物が入ったと解説していた。

ドル安を原油相場の反発の要因に上げる論調をこのところWSJ紙は紹介するようになった。今朝の記事では原油相場をバレル40ドル台で底固めしたいとの思惑があるのかもしれない。原油相場は昨年7月に高値バレル147ドルを付けた。以降下げ続け昨年12月のバレル32ドルを底に反発後、今年に入ってからは「富士山のすそ野」よろしく40ドルに沿って延びている。

ドルに先安感が指摘される割にはドル堅調が続いている。NY外国為替市場では、日本が経常収支で13年ぶりの赤字と伝えられたあと1ドル=99円台まで円が対ドルで売られた。しかし、再び1ドル=98円台へ戻した。100円が目の前にぶら下がると引き下がる傾向が目立っている。

ドル安を材料に使う動きはNY金先物市場にも見られる。オンス1000ドルを達成したあと調整していたが900ドル丁度で一線を割らずに反発してきた。今朝のWSJ紙は「ホームランは打たないが確実に利回りを稼げる。住宅バブル崩壊で火傷した投資家が金にシフトしてきた」と紹介していた。

原油が史上最高値を更新はユーロ買いドル売りの流れに乗った。このところの金の買い手に「ドル売り」ではなく「ユーロ売り」の手口が見られるとWSJ紙は指摘している。この日のユーロ相場は1ユーロ=1.26ドル台を前後した。今のユーロ相場は「漂流」している。ユーロが自分の意志で動いているとはとても感じられない。

動物の生態を観察しているとそれぞれに特徴があって面白い。例えば猫と犬とでは飼い主に対する反応がまるで違う。犬は一貫して飼い主に忠実だ。猫は全く先が読めない。喉を鳴らして甘えるから、てっきり味方だと思うと飼い主を平気で裏切る。相場の世界は基本的に猫に近い。

ただ犬でも猫でも誰が餌をくれるご主人かどうかはよく見抜いている。犬は忠実だが、誰彼となくついていかない。ご主人が誰かということはしっかり見極めている。しかし足元の動きといえば、米FRBはなりふり構わずペーパーマネーを刷りつづけている。にもかかわらずドルを求める人が後を絶たない。

ドルが「ご主人」でないと猫がいつ気づくのか。人の命に限りがあるようにドルが未来永劫、居座り続ける保証はないであろう。原油や金がドルの反面教師である面にも目配りが必要だろう。

日本では政治献金の問題が毎日紙面をにぎわしている。一紙が取り上げれば他紙も取り上げざるを得ないのであろう。異を唱えるとつぶされる。同じように扱わないと気にくわない。

猫の好きな日本人は結構多い。それが人間の評価になると、猫の目のように変わると言ってその手の人間を遠ざける。日本のような国では協調しないと生きていけないと生まれてこのかた親から教えられて育ってきた。

学校でも家庭でも、異を唱える人を受け入れる度量の広い人を子どもの時から育てて欲しい。(了)

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「納豆酵素はアルツハイマー治療に有望」研究結果

2009-03-09 11:57:23 | Webニュースより
gooニュース より
ここを↑クリックすると料理番組の動画も見られます。

2009年2月24日(火)11:21
Aaron Rowe


納豆とは、匂いのきついネバネバした大豆製品だ。しかし、アルツハイマー症を撃退してくれる可能性がある。
日本のテレビ番組『Iron Chef(料理の鉄人)』のテーマ食材にもなった納豆は、ナットウキナーゼという酵素を含む。ナットウキナーゼには脳のプラークを分解する作用があり、化学者たちは画期的な治療薬が生まれるかもしれないと期待している。
ナットウキナーゼは理論上、アミロイドと呼ばれる有害なタンパク質を分解してくれる。アミロイドはアルツハイマー症の患者の脳に線維性の沈着物を形成する。
「アミロイド線維を分解するナットウキナーゼの能力はかなり有望だ」と、[カリフォルニア大学サンフランシスコ校]グラッドストーン神経疾患研究所に所属するアルツハイマー症の専門家Li Gan氏は言う。「健康食品に含まれる酵素なので、副作用も少ない可能性がある」
アルツハイマー症は500万人以上を苦しめる変性疾患で、治療法は確立されていない。中度の記憶障害を少し和らげる薬はいくつかあるが、病気をさらに理解し、治療のための新たな対策を作ることが求められている。
国立台湾大学の化学者Rita Chen氏のチームも、ナットウキナーゼが3種類の有害なタンパク質の線維を分解できることを明らかにしている。『Journal of Agricultural and Food Chemistry』誌に掲載された論文の中で、試験用の薬は経口摂取すれば体の各部に届けられるが、脳には届かないかもしれないと述べている。アルツハイマー症の患者は脳に作用する薬を必要としている。
それでも、もしナットウキナーゼを脳で作用させることができれば、ただの対症療法ではなくダメージを修復する方法がついに得られる可能性がある。ただし、タンパク質の線維を分解すると、状況がさらに悪くなる危険もある。
「線維を分解することは必ずしも有益とは限らない」とGan氏は指摘する。「例えば、粉々にされた線維が線維性ではなくなり、集合すれば、かえって有害になる可能性もある」
[アルツハイマー型認知症は、病理学的には脳組織の萎縮のほか、大脳皮質の老人斑の出現がみられ、老人斑はβアミロイドの沈着であることが明らかになっている。ただし、このβアミロイドが本症の直接原因なのか、それとも結果であるのかについて結論は得られていない]
Gan氏もChen氏も、次の研究プロセスは、ナットウキナーゼを動物に与えて実験することだと同意している。Chen氏は、納豆を大量に食べる人がアルツハイマー症のリスクが低いかどうか疫学的な調査も可能だとしている。
ナットウキナーゼがアルツハイマー症の強力な薬になるかどうかはまだわからない。しかし納豆は、日本食品店の冷凍庫でいつでも買うことができる。ご飯や寿司、豚肉と一緒に供されることが多いこの見慣れない食べ物を試してみるのもいいかもしれない。[水戸市には「納豆とんかつ」が食べられる店がある]


***************************


納豆は前々から当院のお客さんにも勧めていましたが、納豆で血圧が正常に戻った方もおられたし、アレルギーを改善した方もおられた。

最近は私も納豆を週に6~10パック食べている。
40才を過ぎると誰でも認知症の予防を考えなければならないと思うからで、50を過ぎたら、考えるだけでなく実行が伴わなければ「絵に描いた餅」になってしまう。
「言うは易し、やるは難し」ですが、その難しを背中で見せることは、他人の為でもあるが、実は自分の為なのだ。

「皆様の為に~」と綺麗な言葉を使う人は、実は「自分の為に~」の場合が多い。
政治家や宗教家だけの話ではない。「子どもの為に~」と言いながら、躾のできない自分の逃げ口上として使っている場合も多いので笑ってしまう。

「あなたの為だから、あなたの為だから・・・」という広告があるが、現実に見てきた状況とダブってしまい、つい笑ってしまうのは私だけなのだろうか。

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AIGk救済額米国で1,730億ドル、欧州で3,000億ドル!!(学校で教えてくれない経済学)

2009-03-09 10:41:18 | 経済学
今朝のWSJ紙から二つの話題を取り上げたい。一つは米保険大手のAIGへの救済と関係した金融機関について今一つはは中国が遅くとも3月末までに人民元を売買に使うことになりそうだというニュースが出ていた。

 先日、読売新聞がウオール・ストリート・ジャーナル(WSJ紙)と編集・印刷・販売に関する提携契約を結んだという記事が読売新聞に出ていた。今頃になってなぜと思うが、WSJ紙が日本人の中でも徐々に認知されるようになってきた一つの証かもしれない。

 日本では小沢さんというとテレビ、新聞、ラジオと小沢、小沢である。これは今にはじまったことではない。騒いですぐに忘れる。赤福も吉兆のときもそうだった。原油でもそうだ。為替でも円が90円を突破した時は騒いだ。円が97円、98円になると取り上げない。実に不思議である。

 そういう意味ではWSJ紙のほうが偏りは少ない。旭化成の宮崎社長の通訳を長年務めておられた方から聞いた話がある。「私はお金をもらっているから言う(I’m paid,say so)」。何が言いたいか。WSJ紙も商売だからあくまで参考にする。判断は自分がする。それが基本ですよと教えてくれた。

 WSJ紙によれば、AIGは米国の銀行に対して、昨年9月から12月までの間に500億ドル(4兆8千億円)使った。この内、ゴールドマン・サックスとドイツ銀行にそれぞれ60億ドル合計で120億ドル(1兆1,600億円)だから全体の1/4を占める。

 その他の銀行では、メリルリンチ、バンクオブアメリカ、フランスのソシエテ・ジェネラルの名前が挙がっている。額は少ないがモルガンスタンレーとロイヤルバンクオブスコットランド(RBS)とある。いずれも世界有数の金融機関である。AIG救済は国民の税金から出された。よって米議会で特別関心が高い。今回のように関係金融機関がWSJ紙に出るのは議会からの圧力もあるだろう。

 米FRB(連邦準備制度理事会)は昨年9月、AIG救済のために850億ドル注入したのが最初である。3月現在AIG救済のために累計1,730億ドル(16兆7,800億円)に達した。さらに問題なのはヨーロッパの金融機関救済のために3,000億ドル(29兆1千億円)必要になるとWSJ紙は警告している。欧州がアメリカ以上に事態は深刻だと言うことをいまだ日本は理解していない。
 
 次は人民元関連のニュースである。WSJ紙によれば、中国企業が外国との貿易で決済通貨として人民元使用を遅くとも3月末までに許可するかもしれないと報じた。中国の取引はドル建てが大部分である。昨年輸出入で2兆1,700億ドルのドル紙幣が使われた。人民元での取引が増えても1ドル=6.8元の現在のレートに影響は当面ないだろうとWSJ紙は解説していた。

 オバマ政権はクリントン外国訪問国の一番に日本を選んだ。日本に盛んにご機嫌を取ったようだ。米国債を売らないように日本政府に圧力をかける狙いがあったことは明らかである。クリントン長官は最大の米国債保有国である中国では、「米国債キープを期待する」と恥も外聞もなく発言した。

 先週末のNY外国為替市場では、ドルは、1ユーロ=1.2639ドルとややドル軟調で取引された。ドルは、対円では1ドル=98円台で取引された。対円でのドル相場は1ドル=100円目前で失速した。ユーロはECBの追加利下げ予測からこれ以上ユーロを買い上がる勇気がない。

 NY原油(WTI)相場が、バレル45ドルに戻してきた。今朝のWSJ紙によると、この日の原油買い戻しには、ドル先安観が底流にあっと書いていた。昨年石油相場が暴騰した。その裏にはユーロ買いドル売りがあった。モノの値段は需給できまるが、ドル相場との絡みからも、原油相場を観察したい。NY金相場がオンス936ドルへ戻してきた。ドル売りの予兆かどうか注目される。

 欧州の銀行の破たんが今後増えれば、米国の金融機関は当然巻き込まれる。ヨーロッパの銀行は東ヨーロッパ経済の成り行きが影響する。東欧経済の鏡であるルーブル相場からも目を離すことが出来ない。クリントン長官がモスクワで対ロシア政策を微妙に転換することを示唆した。米国の財布と相談した結果だろうが、当然のなり行きかもしれない。

 小沢さん、小沢さんと騒ぐのは自由である。AIGによる救済額が欧州で巨額に上るとの情報はこの先治療代が膨大な金額に上ることを教えてくれる。人民元をめぐる中国政府の微妙な政策変化も見過ごすことはできない。(了)

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阪神なんば線20日開通、経済効果に期待(学校で教えてくれない経済学)

2009-03-08 23:00:23 | 経済学
 近くにある喫茶「いけだ」で一時間近くだべっていた。今朝の話題の一番は「阪神なんば線」が20日に開業することで結構盛り上がった。民主党の小沢さんの話も当然出た。あの人の顔は好きになれないという声はご婦人に圧倒的に多かった。ゴルフの話も出た。最近若者が増えた感じがすると話していた。いま話題の若手ホープのゴルファー石川選手効果かもしれない。しかしいいことだ。

 「阪神なんば線」は尼崎から近鉄難波間の距離にして10キロほどである。大袈裟にいえば子供のころからやるやると話だけあった。なぜ時間がかかったには様々ある。尼崎から西九条まで阪神西大阪線が走っている。西九条駅のひとつ手前に千鳥橋という駅がある。よっぱらいのことを千鳥足という。だから開通か遅れたのだと揶揄もされた。本願成就して、まずは、めでたしめでたしだ。

 どの程度の経済効果があるのだろうか。まだどこの研究機関も発表していない。気分的なプラス効果が一番大きい。乗り換えなしで神戸三宮から奈良までいけるからだ。値段的にも安くなる。現在、神戸三宮からまず大阪まで出る。そこで地下鉄に乗り換える。難波で近鉄奈良線に乗り換える。

 この区間の建設費が900億円かかったそうだ。何年かけて元が取れるか不明であるが、稼ぎが増えることは間違いない。月2回難波まで日本画教室に通っているが、奈良から教室に通っている生徒のひとりは神戸が近く感じると話していた。

 神戸の人間にとっても京都と比べると奈良は遠いと感じている人は多い。さして京都と距離が違はない奈良だが、はるかに遠く感じる。新運賃を調べてみた。神戸三宮から奈良まで940円である。往復で2000円足らずだが、値段的には神戸京都間よりやや高い程度に収まっている。

 通勤通学客呼び込みに電鉄会社は力を入れようとしている。神戸三宮と奈良間の通勤定期は1ヶ月約3万5千円、通学定期は約1万円である。近鉄沿線には大学が10近くある。ところが阪神沿線にある大学がむしろ奈良方面から学生を呼び込もうとPRに余念がないと新聞に出ていた。

 野球フアンから言えば奈良から甲子園球場へ乗り換えなしで来れる。「阪神なんば線」には「ドーム球場駅」が出来た。京セラドームへも阪神に乗れば直接いける。阪神電鉄にとっても近鉄にとってもプラスにならないはずはないだろう。

 内需拡大と抽象論ばかりである。「阪神なんば線」開通で新たな人の流れが生まれる。なにごともそうだが流れが止まることが一番いけない。血液もそうだし、お金もそうだ。人の流れに動きが出てくれば、それに伴って気持ちも明るくなる。付随してお金も落ちるという経済効果が出る。

 今朝の喫茶「いけだ」の話では小沢さんの話題が最悪だった。喫茶店に顔を出していたご婦人は3人いた。全てあの人の顔はどうしても好きになれないと言っていた。アブラハム・リンカーンは50を過ぎたら自分の顔に責任を持たねばならないと言ったという。毎日鏡を見て他人ごとではない。心したいと思う次第である。

 ゴルフの話はなじみ客のDさんがしてくれた。彼は月一程度だが、最近の傾向として若者が増えたと話していた。石川遼選手の影響と料金が安くなったからだと言っていた。ウイークデーなら昼飯、飲み物付きで1万円前後でプレーできるゴルフ場が増えた。その一方で、社用ゴルフが減った。おじ様族が減ったのもその影響だろう。ゴルフ会員券も暴落している。

 お昼は近くにあるおなじみの神戸酒心館「酒ばやし」に家族と出かけた。土曜日ということもあろうが、満席だった。この店はご婦人客が多い。ご婦人は味にうるさい。なかでもお値段がリーズナブルでないと足を運ばない。政治の世界でも経済の世界でも共通で、ご婦人に評判が悪い人や店はこれからの世の中、生き残れないだろう。

「神戸酒心館」では4月1日午後7時から桂文珍独演会が予定されている。200人近い落語ファンがいつも集まる。とみに円熟味を増した文珍落語を聞けるのが今から楽しみだ。

輸出も大事だが個人の消費が増えないと景気はよくならない。円高を嫌がる日本人の気が知れない。自国通貨の値打ちが上がって、文句を言うのは日本人だけだと日本のマスコミはなぜ書かないのだろう。

笑う門に福来るというではないか。落語を聞いて不景気風を吹き飛ばそう。阪神なんば線開通が全てでないが、内需拡大にいささかでも助けになるだろう。経済効果にも期待したい。(了)


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ECB<英中銀0.5%利下げ、日・欧・米ゼロ金利で揃い踏みへ(学校で教えてくれない経済学)

2009-03-06 08:59:40 | 経済学
 ECB(欧州中央銀行)と英国中央銀行は、3月5日、それぞれ政策金利を0.5%下げを決えめ、さらに社債、国債などの買い取りを併せ実施すると発表した。この発表を受けて、今朝のNY外国為替市場では、対ドルでユーロ、英ポンドが売られた。米国債相場は値上がりした。NYダウは前日比281ドル下げ6,594ドルで取引を終了した。

NY原油(WTI)先物相場は、中国の景気刺激策に対する期待感が後退して値下がり、バレル43.61ドル前後で取引された。一方、NY金先物相場は、ユーロ、英ポンド安を受けて、9日振りに大幅反発、トロイオンス936ドルで取引された。

 ECBは0.5%の利下げにより1.5%となった。会合のあとの記者会見で、トリシエ総裁は「銀行に対して少なくとも今年末までは、限度を設けず資金を供給する。新たなノン・スタンダード・メジャー(正規でない方策)について討議し検討している」と語った。

 この発言を受けてエコノミストはECBがさらに1.0%利下げして年0.5%まで下げるとの見方を益々強めていると今朝のWSJ紙は紹介した。一方、英中銀は政策金利を0.5%引き下げ年0.5%としたが、9名の政策委員全員の意見が「さらなる利下げは逆効果となる」と声明文の中で述べたとWSJ紙は書き、英国の利下げ打ち止めを示唆した。 

 日本は0.25%、米国は昨年12月に「0ないし0.25%」まで下げ、今回英国が0.5%、ECBは1.0%まで下げた後0.5%が視野に入った。英国はイングランド銀行創設1694以来初めてという異例の0.5% 金利に踏み切った。金利をゼロ同然にして銀行の貸出を最大限拡大したい狙いがる。現在の欧州の金融危機がいかに深刻であるかを覗うことが出来る。

 英中銀の利下げには、金融危機が実体経済にも及んできていることが背景にある。エコノミストは2009年の英GDPが昨年10~12月の1.5%から悪化して3.0%減となると予測している。英国も米国同様にサブプライムローン問題をきっかけに銀行が破たんした。

 銀行破たんの元凶は住宅の値下がりである。英国ロイド銀行は、2月の英住宅価格は1月から2.0%値下がりしたと発表した。ピークの2007年2月から住宅の値段は17.7%下げたとWSJ紙は紹介している。住宅の値段が下げ止まらない限り英国経済も米国同様期待できない。

 一方、ECBは12月に出したユーロ圏の2009年のGDP成長率マイナス0.5%予測を今回2.7%減へ下方修正した。先にIMFが出したユーロ圏の09年の成長率マイナス2.0%減さえ下回った。ECBの今回の利下げや追加利下げの可能性があるのは、ユーロ圏のインフレ率が目標としている年2.0%を下回るとの見方がECBトリシエ総裁にあるとみられているからである。

 トリシエ総裁はインフレを恐れていた。それがわずか1年たらずで4.25%から小刻みながら今回で5回目の利下げで1.0%まで下げてきた。ECBはユーロを共通の通貨として使う16の国の経済状況がドイツからスペインまで大きく異なる。1月のスペインのGDPは12月同様前年比20%減少した。アイルランド、ギリシャのように事実上破産状態の国もかかえている。 

 ニューズウイーク日本版最新号は欧州経済危機の現状を詳しく紹介している。西欧の銀行が東欧の銀行に貸したお金が焦げついた。西欧の銀行は東欧に貸した1兆7千億ドルの内3千億ドルを損失処理しなければならないと書いていた。

 日本ではアメリカの金融危機はなんとか新聞にも書かれるようになった。ところがヨーロッパで何が起こっているのか関心が薄いためマスコミも取り上げない傾向が強い。ロシアのルーブルがなぜ下がるかは原油・天燃ガスの値下がりだが、東欧がおかしくなるとロシアの負担はさらに増える。

 日本ではロシア向けの中古車の輸出が減ったという視点でとらえる。西欧の銀行がロシアから資金を引き揚げた結果ルーブルが急落しロシア経済を揺さぶっている。今回のECBトリシエ総裁の苦渋の決断もロシアを含めた隣国東欧の健康状態悪化を見据えた結果だという視点が欠落している。

 蕁麻疹はなぜ出来るのか。なぜオデキが出来るのか。からだの中で異常が起こっているからである。からだは一つである。地球も一つである。部分的な動きのみにとらわれているとからだ全体の健康状態を見失う。今回のECBと英中銀の利下げの動きを自分自身の問題として受け止めたい。(了)

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米CIAも、経済オンチでは生きていけない?!(学校で教えてくれない経済学)

2009-03-05 10:37:35 | 経済学
 3月4日のNYダウは、中国株の反発を買い材料に、一時、前日比240ドル近く上げたが、終了のベルが鳴る直前にかけて売られ149ドル高、6,875ドルで取引を終了した。

 NY原油(WTI)先物相場は、米国の石油在庫が予想外に減少したことと中国の景気刺激策期待から買い直しが入りバレル45.15ドル前後で取引された。NY金先物相場は一時トロイオンス900ドルまで売られたが、907ドルで取引を終了した。銅相場は原油同様、中国需要期待から反発した。このところ大きく値を下げていたブラジル株が13%近く上げたことも資源株買いを刺激したようだ。 

NY外国為替市場では、ドル買いの流れが続いており、対円で一時、1ドル=99円半ばまで買われた。対ユーロでもドル高が進み、1ユーロ=1.26ドル台で取引された。

米民間調査機関ADPが2月の米雇用数が69万7000人減と発表など米国経済が回復した形跡はどこにも見られない。米FRBは歯止めなくペパーマネーを印刷している。米財務省証券を追加で2兆ドル発行すると今朝のブルームバーグニュースでも紹介していた。

AIG救済、シティーの事実上国有化、GEが資金不足から増資を迫られている。米財務省が、輪転機をフル回転してペーパーマネーを刷り続けていて、なぜドルが買われるのかわからない。

その一方で、ヨーロッパ経済がいま非常事態に直面している。特に日本については、中川前財務相の醜態や昨日の民主党小沢代表の記者会見などを見聞きしていると、外人の目から見れば、とてもじゃないが日本円は買えないということになるのであろう。

ニューズウイーク日本版(3月11日号)は、麻生首相の写真つきで「ポンコツ政治」と白抜きのタイトル、「世界が呆れる日本」のサブタイトルで表紙を飾っている。駅の売店でも並んでいるので好学のためにも是非ご覧いただきたい。

ニューズウイークの記事では「CIAの任務は経済オンチ返上という記事が面白かった。アメリカの安全保障にとって当面最も懸念されるのは、世界的な経済危機とその地政学的影響である。ところが、CIAは、本来、外国におけるアメリカの脅威を専門とするから、「国内経済の分析が得意でない」と指摘していた。

経済オンチは日本の政治家の中にも多い。日本の歴代首相でも政治と経済は関係ないと公言していた。信じられないことであるが、経営トップの中でも経済オンチが多いようにお見受けする。為替のことはわからないから商社に聞けばいい。金利のことは銀行に聞けばいいと平然としている。国際会議でも基本的に自分の意見を持たない。後ろに控えるスタッフを振り返っては確認する姿をしばしば見て来た。

宇野正美氏(リバティ情報研究所長)の講演記録を読む機会がたまたまあった。そのなかで、「時を読む」ことにおいて、日本人には欠点がある。それは「そのうちに良くなるのではないか」という希望的観測。「まじめにやってれば、必ず良くなる」という農耕民族特有の固定観念である。

狩猟民族は違う。狩りの戦略である。その本質は罠を仕かけるにある。1991年のバルブ崩壊のときも39,000円だった株価がいま7,000円である。郵政民営化も200兆円あった郵貯や簡保が罠にかけられた。今回はリーマンブラザーズの罠にかけられたと指摘している。

今朝のCNNテレビを見ていたらチャイニーズ、チャイニーズということががしばしば耳に入った。中国抜きにしてはアメリカも成り立たないことクリントン訪中の際アメリカの対応で天下に晒した。

アメリカはこの際いい。問題は日本である。いまの大人たちには手遅れかもしれない。しかしながら、これからの日本を託される子供たちに、学校でも家庭でも、したたかに生きることの大切さを教えておいて欲しい。(了)

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