ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

欧州信用不安からユーロ急落、NYダウ268ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2010-02-06 10:56:01 | 経済学
ギリシア財政赤字懸念がポルトガル、スペインにも波及、それがユーロの対ドル相場を8ケ月前の水準である1ユーロ=1.38ドルへ引き下げた。ユーロは対ドルのみならず対円でも3.8%値を下げ、1ユーロ=122.20円で取引されたと今朝のWSJ紙は報じた。

ユーロ急落が引き金となり、NYダウは瞬間的に1万ドルを割り、前日比2.6%、268ドル安、10,002ドルで取引を終了した。原油、金その他商品相場も急落、WTIはバレル3.84ドル安の73.14ドル、金相場はトロイオンス49ドル安、1,062ドルで取引を終了した。

欧州での金融不安は、ポルトガル国債が発行予定の5,000億ユーロが3,000億ユーロ(4億1,700万ドル)に留まったことが投資家の不安人気を刺激した。スペインは2010~12年の赤字見通しを欧州委員会に既に提出している。欧州全体への波及を恐れたようだ。

直近の米新規失業保険申請件数が予測を上回って増加したことが、今週金曜発表予定の1月の米雇用統計にも悪い信号を送ることになり、米国株の下げを加速した。ユーロ急落から欧州金融不安、それが世界界景気回復も遅らせるとの懸念を生んだとWSJ紙は書いた。

WSJ紙は、この日の株式市場をスタンピ―ド(stampede)現象の様相を呈していたと表現した。スタンピ―ドとは家畜が怯えて一斉にどっと逃げだすことを意味する。スペイン語のestampida (大きな物音)が語源である。人間も所詮、動物だということを教えてくれる。

NYダウ採用銘柄30種の内29銘柄が下げた。バンクオブアメリカ5%、マスターカード10.3%など、金融不安から金融株の下げが目立った。投資家の不安人気を示すボラティリティ指数は、人間のからだで言えば血圧のようなものであるが、一気に20.9%上昇した。

原油(WTI)、金相場の急落も不安心理から株価の大幅下げに引きずられた要素が強い。この日米商務省は米小売高が予想以上に増加したと発表した。好材料であったが狼狽した投資家心理には買い材料にならなかった。信頼関係がないと悪材料に敏感に反応する。

トヨタ問題は各国のメデイア揃い踏みで取り上げていた。今朝のNHK・BS「おはよう世界」が紹介したフランステレビは、世界全体でトヨタの工場で32万人が働いているとした上で、品質のトヨタに加えて量的にも3年前、生産量でも世界トップに躍進した。品質と生産ともにトップの地位をトヨタが今後も保ち続けられるか疑問符が付いたと解説した。

一度信用を失うとゼロが加わることではなく、ゼロを掛けることを意味する。トヨタは世界シエアトップを目指してコスト削減のためエレクトロニクス化を進め過ぎたのではないかと世界のメディアは指摘した。ピラニアの餌にされることだけは避けて欲しい。(了)

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椿:神戸酒心館(スケッチ&コメント)

2010-02-05 05:29:19 | スケッチ


椿:神戸酒心館

江嵜企画代表・Ken



 久しぶりに「酒ばやし」(神戸酒心館)(078-841-1121)へ家族と出かけた。予約が午後1時半で少し時間があった。売店前の椿が、かわいいたくさんのつぼみをつけていた。絵心を大いに刺激されてスケッチした。

 桂文珍さんの恒例の春秋落語会(4月1日)のチケットが完売寸前ですと売店のご婦人から聞いた。予約番号208、09番だったたから200名で満席と以前聞いたことがあるから、仕舞い風呂に間に合った感じである。誠にラッキーだった。

 このところ文珍さんの芸は、益々円熟身を帯びてきている。人気もそれに伴ってウナギ登りのようだ。利き酒つきで@3,000円は正直お買い得であろう。

 「酒ばやし」では、お昼お勧めのメニュー「みかげ」を注文した。盛り付けもその都度替えている。最後にデザートもつけて、@2800円はお手頃の値段であろう。この日は「福寿」の「にごり酒」をグラスで注文した。日本酒大好き人間には、このお酒は、まず香りがいい。それにのど越しの味がまた良かった。

 「酒ばやし」の庭も、季節それぞれに花が咲く。いまはサザンカが咲いている。春には枝垂れ桜がいい。ザクロの実がたわたわになる。花もいい。

 食堂の窓越しに見える畑に植えられた赤かぶらが土から飛び出さんばかりに大きくなっていた。しばらくすると菜の花に変わる。そのあとはなすび、水瓜と楽しませてくれる。

 国道43号線が建物の傍を走っている。六甲アイランド湾岸線に抜ける道が近い。車の交通量は多いが、防音壁のお陰か騒音はほとんど気にならない。喧噪のなかの隠れたオアシスだと思っている。

 この日は遅い時間帯だったが、ご夫婦かどうかは不明だが、ペア客がめだった。客の顔ぶれは日によってまちまちである。昨年末は外人客と出会った。一般的にこの店はご婦人客が多い。ご婦人はことのほか味にうるさい。お値段の面もしっかりしている。お店の盛衰は、ご婦人客の多い少ないが、バロメーターである。

 帰り際に酒ぐら見学のための小学生の一団が庭園に入ってくるのが見えた。丁度60年前に母校本庄小学校の課外授業で酒蔵見学した時のことを思い出した。その時は阪神御影駅から「菊正宗」を訪問した。

 日本酒の輸出がすこしずつ伸びているようだ。昨年JALでパリへ出かけた。「菊正宗」を置いていた。「福寿」も台湾向けに輸出が始まったと聞いた。日本酒の愛好者が世界でも増えてくれることを祈る次第である。(了)

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ニューズウイーク日本版最新号を読んで考える(学校で教えてくれない経済学)

2010-02-03 22:40:49 | 経済学
「ジャンパン・アズ・ナンバースリー」というタイトルのニューズウイーク日本版最新号が駅の売店などで販売されている。一人でも多くの日本人、特に若い人が手にとって読んで欲しい。読むだけでなく、小人数でいいから味方・敵に分かれて議論してみて欲しい。

日本人は子供のころからディベート(討論)する習慣が極めて少ない。金太郎飴のようにどこから切っても同じ考えの持ち主の集団が大部分である。大人になっても特に組織の一員になると異を唱えることをよしとしない。直近の相撲協会はその象徴かもしれない。

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」を書いた元ハーバード大学教授,エズラ・ボーゲル氏と元東京経済大学教授、周牧之氏との対談が本号の目玉となっている。日米同盟のくだりでは「東シナ海で中国と例えば釣魚島(尖閣諸島)で衝突してもアメリカは日本を支持できないが日本が攻撃されれば別だ」とエズラボー氏は話している。

周氏は「80年代には優秀な中国人が日本に留学に来たが、今はアメリカに行きたがる。これは日本社会が外国人に余りチャンスを与えないことと関係している」。「地方の自主性が少ない。」「日本人は聡明だが小聡明{シァオツォンミン}で中国人の方が大局的だ」と語っている。一方、最近の日本の若者はアメリカどころか海外留学さえ忌避しているようだ。

オバマ大統領の一般教書演説に関連して、アメリカは世界の需要を拡大させる力はない。となると、鍵を握るのは米ドルと書き「米ドルが1%下がるとアメリカの輸出額は200億ドル増える」と米ピーターソン国際経済研究所長、フレッド・バークステン氏の見解を紹介していた。ユーロ安から相対的にドルが強く見えるがドル安へ政策転換するかもしれない。

中国に関連した記事では、「巨額のへそくり、2兆4,000億ドルの使い道は、原材料(原油、食糧、鉱物資源)や重要な技術に投資したり、他国への資金援助などを通じて政治的影響力を発揮することが目的だ」(コラムニスト:ロバート・サミュエルソン)と指摘している。

先の対談でボーゲル氏は「日本は50年代から60年代は懸命に外国に学んでいた。その後内向きになり90年代には外国に注意を払わなくなった。日本人同士の意思疎通はスムーズだが、アメリカ人との交流はそれほど得意ではない」と控え目に話している。

ところが、日本人から現状を見れば、日本人同士の意思の疎通さえはかばかしくない。外国人との意思の疎通などは夢のまた夢である。ご婦人は何かと対話している。問題は男だ。特に若者の間で閉塞感が充満していると聞くが、これは少子化以前の大問題であろう。

ドラマの坂本龍馬はいい。今、彼が生きておれば、具体的にどう動いたか考えて欲しい。(了)

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米景気指数好感、NYダウ111ドル高、原油バレル77ドル(学校で教えてくれない経済学)

2010-02-03 10:13:24 | 経済学
2日のNYダウは、12月の米中古販売が予想以上に伸びたことを材料に前日比111ドル高、10,296ドルで取引を終了した。原油、金、プラチナなど商品相場もそろって値上がりした。

NY証券取引所フロア取引責任者、AlanValdes氏は、「最悪の状態だった一年前と比べたら増えるのは当たり前だ。雇用、インフレ、ギリシャの財政破たんなど多くの問題がまだクリアになっていない」と話したと今朝のWSJ紙電子版は紹介していた。

ボルカ―元FRB議長が米新規金融規制案について投資銀行と商業銀行との垣根を明確にする点で具体的に触れなかったことでウオール街に安心感が生まれたことも今朝のNYダウ反発を助けたとテレビ東京に出演したあるコメンテーターは解説していた。

豪州準備銀行が2日、利上げを見送ったことで豪州ドルが売られた。円安を見込んで豪ドルを買った投資家は当てが外れたであろう。一方、豪州株式市場は、鉱山株のRioTinto5.3%高などがリードして値上がりした。中国が準備率を引き上げたことで豪州金融当局が利上げを見送ったと見られている。人間だと思うと間違う。水鳥だと見ておくと分かり易い。

この日のNYダウ上昇にはアルコア株2.3%高、アメリカンエクスプレス2.1%高が貢献した。アルコアはCitiグループが当社の格付けをホールド(持続)からバイ(買い)へ引き上げた。後者はバンカメが二ュ―トラル(中立)からバイ(買い)へ引き上げたことが助けたと今朝のWSJ紙は説明していた。

格付け会社は「風見鶏」である。漁師は潮を見る。猟師は風を読むと日本でも昔から言われている。猟師は必ず風下から獲物を狙う。漁師は雲を見て船を出すか出ないかを決める。間違うと命にかかわるからだ。人の話を鵜呑みにして行動する漁師も猟師もいない。

今朝のテレビ東京の番組で出演したあるアナリストがドルの主要通貨に対する指標が上向きに転じている。欧州の金融不安がギリシャに留まらずスペイン、ポルトガルさらには東欧にも波及するとの懸念からユーロが対ドルで値下がりが影響していると解説していた。

2日のNY外国為替市場で、1ドル=90.36~42円、1ユーロ=126.16~23円で比較的安定した取引で推移した。一方、NY原油(WTI)はバレル2.80高、77.23ドルへ大幅上昇した。NY金先物はオンス13ドル高1,117ドル、プラチナも1,578ドルまで値上がりした。
水鳥は、米国の金利上げは当面なしと嗅ぎつけたであろう。豪州の利上げ見送りも効いた。

雨の日に家を買え。水は昔を覚えているからだと昔のひとは教えた。猟師は風を読む。漁師は潮を見る。国会審議の様子を見ていると日本という国の能天気振りがよく分かる。(了)

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オダマキ(スケッチ&コメント)

2010-02-03 01:58:11 | スケッチ



オダマキ

江嵜企画代表・Ken



 神戸三宮に出るとフラワ―ショップ「潤」と画材店「ルナ」をのぞくことが習いとなっている。この日は鉢植えの梅とガ―べラが所狭しと並んでいた。スケッチの材料になにかないかと探していたら、たまたまオダマキという名の花を見つけ、自宅に持ち帰りスケッチした。

 広辞苑でオダマキを引くと「苧環」とあり、①麻糸を中が空洞になるように丸く巻き付けたもの。②キンポウゲ科の多年草。鑑賞用に広く栽培され、高山のミヤマオダマキが原種と出ていた。よく見ると花弁が糸巻きのように見えるから納得した。

 ヤフーを引くと、学名はAquuilegia flabellateという。ラテン語で水を表す「アクア」と集めるというレギアの2語から出来ている。花びらが漏斗(じょうご)のような形になっているとこから命名されたと書いてあった。

 草丈は20~30センチで3~5月が開花期とあった。まだ2月も始まったばかりである。気のせいか、店頭に並べられている姿を見ていると、寒さに震えているようで、正直かわいそうな気がした。

 花色は、赤、桃、白、黄などいろいろある。日本画をやっていなければ、花の名前にも関心が薄くなっていたであろう。昭和天皇は雑草という名の草はないと言われたそうだ。

 日本画家の森田りえ子さんに花の絵の手ほどきを受けた。お陰で散歩しながらもこの花は何と言う名前だろうかといつも思う。それだけでも日本画をならったことに感謝している次第である。(了)

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米製造業ISM指数好感、NYダウ118ドル高、トヨタ欠陥商品問題で謝罪(学校で教えてくれない経済学)

2010-02-02 10:46:09 | 経済学
オバマ大統領は、月面探査計画を中止すると2月1日の年頭予算教書演説の中で発表した。今朝のNHK・BS「おはよう世界」が伝える英BBCも「コストのかかり過ぎるものは全て削る」とのオバマ大統領の演説の様子を写していた。

英BBC放送は、英国が財政事情から大学予算を大幅に削減する。10年前、ブレア首相が「イギリスは高等教育に力を入れる」と演説するビデオを流して、正に様変わりだと解説していた。奨学金も大幅に削除されるので大学が益々狭き門になると解説していた。

ドイツテレビHeuteが、政府系のサービス労組が5%の賃上げを要求している。当局は全面拒否した。2月1日からストライキにはいった。バス、電車、ゴミ回収が止った。一方、健康保険の財源難から保険料引き上げの話が出ていると紹介していた。

ダボス経済フォ―ラムでは、国民の税金で救済された銀行が利益を出した。利益が出たので高額のボーナスは当然だという銀行家には冷たい会合になったとWSJ紙がダボス会議の様子を伝えていた。米国ではオバマ金融規制法案にトーンダウンの気配が見られる。

2月1日のNY株式市場は、製造業ISM指数が58.4ポイントへ予想外に改善したことを受けて、薄商いの中、先週末比118ドル高、10,185ドルでNYダウは取引を終了した。この日は原油、金、プラチナなど商品相場も反発、この日の株高はエネルギー株がけん引したと「おはよう世界」が紹介するブルームバーグ二ユースが解説していた。

NY外国為替市場では、ISM指数好転を材料にドル買い戻しの動きから、1ドル=90.60~65円、1ユーロ=126.17~26円とユーロも対円で値上がりした。CNBCのコメンテーターは原油がバレル74.43ドルへの反発はユーロ相場回復と連動していると解説していた。

為替市場では、豪ドルがこのところ値下がりしていることを今朝のテレビ東京が取り上げ、豪州準備銀行の利上げの動きが注目されると解説していた。個人でも為替取引を始めた人が増えているという。おいしいフグには毒がある。くれぐれも命を大事にして欲しい。

今朝の米CNNテレビは,トヨタリコール問題でトヨタ米社長が謝罪したとトップニュースで取り上げた。WSJ紙はトヨタ問題を連日トップで扱っている。1日の記事では、アメリカでは飽くまで「品質のトヨタが欠陥商品を出した」という捉え方をしている。日本では80年代の日米貿易摩擦の再来として「東洋経済」が取り上げていると紹介していた。

松下幸之助は品質問題は経営者の怠慢で経営以前の問題と捉えていたと友人のAさんから昨日メールをもらった。品質問題は企業の命取りになることだけは間違いなさそうだ。(了)

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5月の巨針療法特別講習会

2010-02-01 12:15:36 | 診断即治療と虹彩学
1月の実技講習会では、「骨格矯正鍼」を中心に行いましたが、
①顎関節矯正鍼を使ったら、驚くほどの効果があった。
②骨格矯正鍼で腰痛を治療したら、患者さんが驚いていた。
③先日の講習会で覚えた鍼を使ったら、効果が高いので次回の講習会も参加したい。
④どんな本を読んで、あんな治療法を考え出したのか教えてほしい。
⑤先生の深い研究には感動します。私も先生みたいな鍼灸師を目指します。
等々の報告がありました。

2月14日には、 業界セミナー を大阪医療技術学園専門学校で行なうことになっており、テーマは≪巨針療法~実技公開~≫
3月21日には、鍼灸実技講習会で ≪特効穴と胃脈≫
5月23日には、鍼灸実技講習会で ≪巨針の製作から臨床実技まで≫

巨針の実技講習では、巨針の製作から始めますので、5月23日の鍼灸実技講習会では≪運命学≫はありません。
【会  場】 ホテルクライトン 1階
【受付開始】12:00
【講習時間】12:30~5:00(途中休憩あり)
【参加資格】医師、歯科医師、鍼灸師、柔整師、左記医療関係学生
【参 加 費】15.000円
【問合せ・申込み】新城針灸治療院 大阪市淀川区西中島4-8-5
         電話06-6390-4722 ファックス06-6302-0991
         メール:shinjo36アットマークsunny.ocn.ne.jp


巨針の特徴
巨針療法の起りは、霊枢・九鍼十二原篇【長鍼者、可以取遠痺】意釈:長鍼は、日を経た痺を治せる。から始まったのですが、その効果には目を見張るものがある。

巨針を日本に持ち込んで、長年臨床を行なっていますが、巨針療法の特徴を以下のようにまとめることができます。

1. 他に類を見ない即効性がある
  自他ともに認められ、あまりの即効性に同業者に嫌われる時もあります。

2. 骨格矯正と同時に脈や内臓まで整う
  臓腑疾患で出た骨格の歪みも、巨針では同時に整えることができる。

3. 治療効果の持続時間も長い
  経絡を整え、骨格を整えることが治療効果を長期間持続させるコツです。

4. 本治法と標治法を少ない刺鍼で同時にできる
  極端な場合は、巨針1本で肝や腎を整えますが、普通は2本使います。

5. 一穴多透刺で一経絡に沿っても、他経を跨っても治療が可能です
  例えば、足三里から崑崙までを透刺することができます。

6. 弛緩作用が強いので運動器系疾患に著効を現す
  腰痛や膝痛で多く診る「筋腱の緊張」は、一回の治療で好転します。

7. 主に皮膚と筋肉の間の脂肪層を通すので痛くない
  神経の少ない脂肪層を水平刺で通すので、刺鍼抜鍼に気付かない人もいます。

8. 対側刺鍼での巨刺法理論で、一側刺鍼で対側も治療可能
  痛みは右に出ていても、左に刺鍼して治療する場合も多いものです。

9. 修練に時間がかかるので真似る人がいない
  斯界で伸びた人は修練を積んだ人で、誰でもできる技術では伸び悩む。

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顔が目えない日本、中央銀行の政策がカギを握る(学校で教えてくれない経済学)

2010-02-01 00:42:35 | 経済学
世界の中央銀行がこの先どのような金融政策をとるかが今後の世界景気のカギを握っていると28日付けのWSJ紙のBlian Blackstone記者がA4二枚の長文の記事を書いていた。

日本は相変わらずゼロ金利である。しかし、ECB(欧州中央銀行)は、0.5%を長期に据え置けば、必ず反動が出てくることを懸念している。一方、米国はバ―ナンキ議長が変節しない限り、2011年まで現在のゼロ近い水準に金利を据え置く。英国は夏の総選挙の前後に利上げが予想される。ECBは遅くとも年末には英国のあと追うように利上げすると見ている。

中国は既に準備率を0.5%引き上げた。インドは0.75%引き上げた。いずれもインフレの芽を摘もうとしている。ただ、中国は不動産バブルに的が絞られている。インドは消費者物価の2010年の見通しを8%に上方した。物価全般にブレーキをかけようとしている。

バ―ナンキは大恐慌の二の舞を避ける一点に絞りゼロ同然まで金利を下げ7000億ドルという巨額の財政出動した。しかし、その米国も、2月1日からFRBによる新たな資金供給はストップする。金利は据え置くが、資金はむしろ吸い上げにかかる「出口戦力」を決めた。

為替への影響はどうか。米国の金利はゼロ水準で2011年まで持ち越す一方、英国が年央に利上げ、ECBが後追いする。利回り有利から本来ならドル売り、ユーロ、英ポンド買いが起こる。ところが、ユーロはメンバー国がギリシャなど財政破たんを抱えて不安は絶えない。1ユーロ=1.40ドルは割高との見方は消えていないとWSJ紙のBlackstone記者が解説していた。

一方、スイスのダボスで世界経済フォ―ラムが開かれた。日本の新聞では何が討議されたのかいまひとつはっきりしない。29日付けWSJ紙電子版に以下のような記事が出ていた。

「ほんの少し前までは、世界の金融関係者が華な会場を支配していた。今年は非難の矛先が銀行家に向けられた。」と書き、「非公式会合のテーマは、”First,kill all the bankers”(まず、全ての銀行家を消せ)である。まるでテロリスト扱いだ。」とモルガンスタンレー(欧州代表)のDonald Moore氏は話していたと29日付けのWSJ紙電子版は紹介していた。

バーナンキ米FRB議長は30票の反対票で辛くも再任された。一方、バ―ナンキ議長は「2010年の顔」として雑誌タイムの表紙を飾った。タイムの表紙に出ると決まって失敗の道を辿る歴史があると金融専門家の北野一氏が朝日二ュースターの番組で真しやかに話していた。

日本はどうか。せっかく政権を獲得した民主党の顔が見えない。期待された菅財務相も一体どうなったのか。セロ金利同様、政治も経済も深海魚よろしく浮上の兆しがない。(了)

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