なかもずグリークラブ演奏会
江嵜企画代表・Ken
大阪府立大学グリークラブOBと混声合唱団エヴァコールOBが加わって「なかもずグリ―クラブ」が2001年に生まれた。その10周年記念コンサ―トが西宮北口にある兵庫県立芸術文化センター・小ホールで開催された。時間が許せば来ませんかとエヴァ―コ―ルの昔の仲間のNさんから案内をいただき出かけた。
開場は開演30分前の午後1時半である。開場15分前に会場についたが既に結構な列が出来ており正直驚いた。
演奏会は4部に分かれていた。最初に男声合唱組曲「富士山」、次が関西男性合唱祭(バッカスフェスタ)で連盟会長賞を受けた男性合唱曲「子供の詩」は、年齢を忘れさせてくれる熱演だった。休憩15分のあと、女声アンサンブル・ピュアエンジェルの演奏を挟んで、2時間半があっという間に過ぎたことは嬉しい誤算だった。
この日もご婦人が多かった。しかし、男性合唱団ということもあってか、結構男性の姿が多く見られたのは誠に結構なことで、これまた誤算だった。会場の様子をいつものようにスケッチした。
団塊の世代以降の世代は違うとクレームが来そうだが、70歳前後以上の男性は、家にくすぶってぶつぶつ言って過ごす人間が多いとご婦人から耳にするが、いつも残念でならない。
この日のように舞台狭しと身振り手振り笑顔一杯で歌う旦那の姿を見ると、きっと奥様方も旦那に惚れ直すのではないかと思うほど、「なかもずグリークラブ」の面々は心から楽しそうに歌っていた。
素晴らしい機会をつくってくれた元エヴァ―コ―ル仲間のNさんに感謝、感謝である。(了)
EU(欧州委員会)首脳会議が、11日、ブラッセルで開かれ、「ユーロ安定のために必要であれば、EUはあらゆる手段を取る」との声明文をヴァン・ロンパイ大統領が読み上げる様子を欧米テレビの画像でNHK・BS「おはよう世界」が紹介していた。
その一方で、「ギリシャはEUにいかなる金融支援も要求しなかった。どのようにギリシャを救済するかの具体的方策は示されなかった。」と11付けのWSJ紙が解説していた。「E
Uはドミノ倒しを防ぐための政治的声明を出した」と語るドイツ、メルケル首相を映すドイツテレビの放送を「おはよう世界」は流していた。
11日のNY株式市場では、NYダウが、60ドル安で始まったが、①EUがギリシア支援を表明した、②中国の金融機関の貸し付け額が増加した、③米失業保険申請件数が4.3万人減と予測を大きく下回ったとして、前日比105ドル高、10,144ドルで取引を終了した。
ギリシャ財政支援でEUが動いたことで、ポルトガル、スペインなど欧州で財政危機に直面している諸国に対する救済支援も実施されるとの観測が流れ、NY金先物相場はオンス18.40ドル高、1,094.20ドル、原油(WTI)先物相場はバレル76セント高、75.28ドルで取引された。ただ金相場は大きく売られた分の買い戻し、原油は在庫減を好感したようだ。
一方、NY外国為替市場では、1ユーロ=1.36ドル台、1ユーロ=122.76円とユーロは反発しなかった。EUはユーロ支援を表明したが、為替市場は全く無視した。この日の声明はEUの単なる政治的ねらいである。具体的中身はない。ギリシャは公務員給与凍結、社会保障費大幅削減でゼネストに入った。増税必至で先行きは予断できないと見たようだ。
「おはよう世界」では、イラン大統領が「20%濃縮ウランを開発した。核開発はあくまで平和利用である」と強調する表向き報道と反体制グループが現政権に反対してテヘラン市内を大規模デモ行進する様子を紹介し、国民の目を外に向けるためだろうと解説していた。
今朝のNHK「世界の二ュ-ス」が紹介するモスクワテレビは、ヤルタ会談65周年の式典が開かれたことを伝え、その時の秘話を紹介していた。
ヤルタ会談当日、チャーチルの泊まった宿は会談場所から15分離れていた。ルーズベルトの宿は7分だった。スターリンはその時間差にルーズベルトと2人だけで対日戦について話し合ったが立ち話だった。チャーチルは調印文を最終的に読まなかったと解説していた。
ヤルタ会談は日本の預かり知らぬ世界で日本の運命が決められた。EUの動きに限らない。世界的な視野で学ぶことの大切さを一人でも多くの日本の若者に知ってもらいたい。(了)
その一方で、「ギリシャはEUにいかなる金融支援も要求しなかった。どのようにギリシャを救済するかの具体的方策は示されなかった。」と11付けのWSJ紙が解説していた。「E
Uはドミノ倒しを防ぐための政治的声明を出した」と語るドイツ、メルケル首相を映すドイツテレビの放送を「おはよう世界」は流していた。
11日のNY株式市場では、NYダウが、60ドル安で始まったが、①EUがギリシア支援を表明した、②中国の金融機関の貸し付け額が増加した、③米失業保険申請件数が4.3万人減と予測を大きく下回ったとして、前日比105ドル高、10,144ドルで取引を終了した。
ギリシャ財政支援でEUが動いたことで、ポルトガル、スペインなど欧州で財政危機に直面している諸国に対する救済支援も実施されるとの観測が流れ、NY金先物相場はオンス18.40ドル高、1,094.20ドル、原油(WTI)先物相場はバレル76セント高、75.28ドルで取引された。ただ金相場は大きく売られた分の買い戻し、原油は在庫減を好感したようだ。
一方、NY外国為替市場では、1ユーロ=1.36ドル台、1ユーロ=122.76円とユーロは反発しなかった。EUはユーロ支援を表明したが、為替市場は全く無視した。この日の声明はEUの単なる政治的ねらいである。具体的中身はない。ギリシャは公務員給与凍結、社会保障費大幅削減でゼネストに入った。増税必至で先行きは予断できないと見たようだ。
「おはよう世界」では、イラン大統領が「20%濃縮ウランを開発した。核開発はあくまで平和利用である」と強調する表向き報道と反体制グループが現政権に反対してテヘラン市内を大規模デモ行進する様子を紹介し、国民の目を外に向けるためだろうと解説していた。
今朝のNHK「世界の二ュ-ス」が紹介するモスクワテレビは、ヤルタ会談65周年の式典が開かれたことを伝え、その時の秘話を紹介していた。
ヤルタ会談当日、チャーチルの泊まった宿は会談場所から15分離れていた。ルーズベルトの宿は7分だった。スターリンはその時間差にルーズベルトと2人だけで対日戦について話し合ったが立ち話だった。チャーチルは調印文を最終的に読まなかったと解説していた。
ヤルタ会談は日本の預かり知らぬ世界で日本の運命が決められた。EUの動きに限らない。世界的な視野で学ぶことの大切さを一人でも多くの日本の若者に知ってもらいたい。(了)
お雛さん(山本ノルウエ―刺繍教室
江嵜企画代表・Ken
JR住吉駅下車、線路に沿って徒歩5分ほど西方のところに、手つくり工房、草木染め、「はんなり」、山本豊子ノルウエ―刺繍教室がある。2月3日の節分がすぎるころになると道路に面した窓にお雛さんが飾られる。
今年の冬は例年になく寒い日が多い。世界的にも猛烈な寒波が襲った。今朝もアメリカのワシントンDCは大雪で議会で当初予定されていたトヨタ問題の公聴会も延期になったと外電が伝えていた。しかし、お雛さんを見ていると、春が近いなと改めて実感する。いつものようにスケッチした。
ガラス窓に「はんなり教室作品展」と書いた張り紙が目についた。よく見ると「くさき染めとハンガ―刺繍」,ノルウエ―大使館後援、2010年2月18日(木)~2月20日(土)、10:00~18:00、場所:芦屋モンテメール6Fと出ていた。
窓越しに教室の様子が見える。おそらく今回の作品展に出される生徒さんのお名前だろう、先の張り紙に並んでいた。短い期間だが、時間を見つけて作品展を拝見したいと思っている。(了)
「車が突然加速する」。二ュ-ズウイーク日本版2月17日号がトヨタショックを特集している。WSJ紙は連日トヨタ問題を取り上げている。2月10日のWSJ紙の記事の見出しは「隠ぺい体質で道を誤った」だった。センセーショナルな長文の記事を掲載している。
「リコールに慣れているアメリカがこれほど怒るのは、最も信頼し、認めていた作り手に裏切られたからだ」。「欠陥は電子系統だけはなく、トヨタの企業文化そのものを蝕んでいるのではないか」と二ュ-ズウイーク誌は書いた。
過去30年間に5台以上のトヨタ車に乗ってきた忠実なトヨタ車のファンに、09年11月4日の運転席に座ってアクセルを踏んだ直後に急加速事故が起こった。そのあとがよくない。「徹底的に検査したがどこも悪いところはない。車を取りに来ていい」と言われ、「もう2度とトヨタの車は買わない。トヨタ相手に訴訟を起こすことに決めた」というあるアメリカ人の客の話を紹介している。
一方、「アメリカは反トヨタで固まっているわけではない。倒れたチャンピオンが再起すれば前より好きになる」との小見出しを付けて、「今後の事態の推移は、トヨタがどうやって危機を抜け出すかに懸っている。初期対応は過去最悪だった」と危機コンサルタント会社、責任者、ジーン・グラボウス氏のコメントを紹介していた。
同誌は、別ページで「豊田章男社長は2月5日に謝罪会見を開くまで問題について明確に語らず、広報面でも失態を演じた。」と書き、「日本の世論もようやく風向きが変わってきたようだが、少し遅すぎたかもしれない」と日本の対応の遅さを指摘していた。
10日WSJ紙が掲載した記事中で、トヨタは1月19日まで、フロアマットの中でアクセルペダルが引っ掛かることが原因としていた。ところが「アクセルペダルの機械的欠陥を一年以上前から認識していた」とNHTSA(米道路交通安全局)に告げた時、2人の高官は「カッとなった」、と書いていた。アメリカ人を怒らせると厄介だ。この問題はこじれそうだ。
NHTSAとトヨタの間に、大きな溝があった。その日から、当局は、安全に対するトヨタの姿勢を疑い始める。これは安全問題について自動車メ―カ―に求める米国での開示条件と日本でのトヨタの隠ぺい体質との衝突だとWSJ紙は解説していた。
一方、04年早期にカリムとESのドライバーからアクセルを踏まないのに加速するとの苦情をNHTSAは受けていたとWSJ紙は書いている。大雪で延期となった議会での公聴会が近々開催される。政府当局の対応にも矛先が向けられるかもしれない。こと命に関わる問題だ。日本で言われている日米摩擦の再燃といった筋違いな次元では捉えられまい。(了)
「リコールに慣れているアメリカがこれほど怒るのは、最も信頼し、認めていた作り手に裏切られたからだ」。「欠陥は電子系統だけはなく、トヨタの企業文化そのものを蝕んでいるのではないか」と二ュ-ズウイーク誌は書いた。
過去30年間に5台以上のトヨタ車に乗ってきた忠実なトヨタ車のファンに、09年11月4日の運転席に座ってアクセルを踏んだ直後に急加速事故が起こった。そのあとがよくない。「徹底的に検査したがどこも悪いところはない。車を取りに来ていい」と言われ、「もう2度とトヨタの車は買わない。トヨタ相手に訴訟を起こすことに決めた」というあるアメリカ人の客の話を紹介している。
一方、「アメリカは反トヨタで固まっているわけではない。倒れたチャンピオンが再起すれば前より好きになる」との小見出しを付けて、「今後の事態の推移は、トヨタがどうやって危機を抜け出すかに懸っている。初期対応は過去最悪だった」と危機コンサルタント会社、責任者、ジーン・グラボウス氏のコメントを紹介していた。
同誌は、別ページで「豊田章男社長は2月5日に謝罪会見を開くまで問題について明確に語らず、広報面でも失態を演じた。」と書き、「日本の世論もようやく風向きが変わってきたようだが、少し遅すぎたかもしれない」と日本の対応の遅さを指摘していた。
10日WSJ紙が掲載した記事中で、トヨタは1月19日まで、フロアマットの中でアクセルペダルが引っ掛かることが原因としていた。ところが「アクセルペダルの機械的欠陥を一年以上前から認識していた」とNHTSA(米道路交通安全局)に告げた時、2人の高官は「カッとなった」、と書いていた。アメリカ人を怒らせると厄介だ。この問題はこじれそうだ。
NHTSAとトヨタの間に、大きな溝があった。その日から、当局は、安全に対するトヨタの姿勢を疑い始める。これは安全問題について自動車メ―カ―に求める米国での開示条件と日本でのトヨタの隠ぺい体質との衝突だとWSJ紙は解説していた。
一方、04年早期にカリムとESのドライバーからアクセルを踏まないのに加速するとの苦情をNHTSAは受けていたとWSJ紙は書いている。大雪で延期となった議会での公聴会が近々開催される。政府当局の対応にも矛先が向けられるかもしれない。こと命に関わる問題だ。日本で言われている日米摩擦の再燃といった筋違いな次元では捉えられまい。(了)
「車が突然加速する」。二ュ-ズウイーク日本版2月17日号がトヨタショックを特集している。WSJ紙は連日トヨタ問題を取り上げている。2月9日のWSJ紙の記事の見出しは「隠ぺい体質で道を誤った」だった。センセーショナルな長文の記事を掲載している。
「リコールに慣れているアメリカがこれほど怒るのは、最も信頼し、認めていた作り手に裏切られたからだ」。「欠陥は電子系統だけはなく、トヨタの企業文化そのものを蝕んでいるのではないか」と二ュ-ズウイーク誌は書いた。
過去30年間に5台以上のトヨタ車に乗ってきた忠実なトヨタ車のファンに、09年11月4日の運転席に座ってアクセルを踏んだ直後に急加速事故が起こった。そのあとがよくない。「徹底的に検査したがどこも悪いところはない。車を取りに来ていい」と言われ、「もう2度とトヨタの車は買わない。トヨタ相手に訴訟を起こすことに決めた」というあるアメリカ人の客の話を紹介している。
一方、「アメリカは反トヨタで固まっているわけではない。倒れたチャンピオンが再起すれば前より好きになる」との小見出しを付けて、「今後の事態の推移は、トヨタがどうやって危機を抜け出すかに懸っている。初期対応は過去最悪だった」と危機コンサルタント会社、責任者、ジーン・グラボウス氏のコメントを紹介していた。
同誌は、別ページで「豊田章男社長は2月5日に謝罪会見を開くまで問題について明確に語らず、広報面でも失態を演じた。」と書き、「日本の世論もようやく風向きが変わってきたようだが、少し遅すぎたかもしれない」と日本の対応の遅さを指摘していた。
今朝のWSJ紙が掲載した記事中で、トヨタは1月19日まで、フロアマットの中でアクセルペダルが引っ掛かることが原因としていた。ところが「アクセルペダルの機械的欠陥を一年以上前から認識していた」とNHTSA(米道路交通安全局)に告げた時、2人の高官は「カッとなった」、と書いていた。アメリカ人を怒らせると厄介だ。この問題はこじれそうだ。
NHTSAとトヨタの間に、大きな溝があった。その日から、当局は、安全に対するトヨタの姿勢を疑い始める。これは安全問題について自動車メ―カ―に求める米国での開示条件と日本でのトヨタの隠ぺい体質との衝突だとWSJ紙は解説していた。
一方、04年早期にカリムとESのドライバーからアクセルを踏まないのに加速するとの苦情をNHTSAは受けていたとWSJ紙は書いている。大雪で延期となった議会での公聴会が近々開催される。政府当局の対応にも矛先が向けられるかもしれない。こと命に関わる問題だ。日本で言われている日米摩擦の再燃といった筋違いな次元では捉えられまい。(了)
「リコールに慣れているアメリカがこれほど怒るのは、最も信頼し、認めていた作り手に裏切られたからだ」。「欠陥は電子系統だけはなく、トヨタの企業文化そのものを蝕んでいるのではないか」と二ュ-ズウイーク誌は書いた。
過去30年間に5台以上のトヨタ車に乗ってきた忠実なトヨタ車のファンに、09年11月4日の運転席に座ってアクセルを踏んだ直後に急加速事故が起こった。そのあとがよくない。「徹底的に検査したがどこも悪いところはない。車を取りに来ていい」と言われ、「もう2度とトヨタの車は買わない。トヨタ相手に訴訟を起こすことに決めた」というあるアメリカ人の客の話を紹介している。
一方、「アメリカは反トヨタで固まっているわけではない。倒れたチャンピオンが再起すれば前より好きになる」との小見出しを付けて、「今後の事態の推移は、トヨタがどうやって危機を抜け出すかに懸っている。初期対応は過去最悪だった」と危機コンサルタント会社、責任者、ジーン・グラボウス氏のコメントを紹介していた。
同誌は、別ページで「豊田章男社長は2月5日に謝罪会見を開くまで問題について明確に語らず、広報面でも失態を演じた。」と書き、「日本の世論もようやく風向きが変わってきたようだが、少し遅すぎたかもしれない」と日本の対応の遅さを指摘していた。
今朝のWSJ紙が掲載した記事中で、トヨタは1月19日まで、フロアマットの中でアクセルペダルが引っ掛かることが原因としていた。ところが「アクセルペダルの機械的欠陥を一年以上前から認識していた」とNHTSA(米道路交通安全局)に告げた時、2人の高官は「カッとなった」、と書いていた。アメリカ人を怒らせると厄介だ。この問題はこじれそうだ。
NHTSAとトヨタの間に、大きな溝があった。その日から、当局は、安全に対するトヨタの姿勢を疑い始める。これは安全問題について自動車メ―カ―に求める米国での開示条件と日本でのトヨタの隠ぺい体質との衝突だとWSJ紙は解説していた。
一方、04年早期にカリムとESのドライバーからアクセルを踏まないのに加速するとの苦情をNHTSAは受けていたとWSJ紙は書いている。大雪で延期となった議会での公聴会が近々開催される。政府当局の対応にも矛先が向けられるかもしれない。こと命に関わる問題だ。日本で言われている日米摩擦の再燃といった筋違いな次元では捉えられまい。(了)
大阪の茨木市にお住まいの作家、佐藤眞生さんから、先日、ブナの実が豊作になると野ネズミが農作物を食い荒らすというご自身が書かれたコラムが送られてきた。
ブナは5年から10年に一度豊作になる。その翌年,野ネズミが前年の何十倍も増え畑を荒らす。ネズミはブナの実を腹いっぱい食べて精力を増やし異常繁殖する。一方、ブナは,豊年の翌年は花も付けられないほど消耗する。餌のなくなった野ネズミは村の畑を食い荒らす。
野ネズミは次のブナの豊作までに、餓死や凍死で元の数に戻る。ブナの豊作年にやってくるとその翌年には決まって野ネズミは異常繁殖する。熊も同じでブナを食ってまるまる太るが肝は小さくなる。結果、肝の値段は安くなる。皆つながっていると書いてあった。
北海道へ出かけた時に以前聞いた話がある。ウサギと野ギツネが交互に増えたり減ったりしている。キツネはウサギを食いつくすとキツネは餓死、凍死する。キツネがいなくなるとウサギが増える。それを自然は繰り返しているというのである。
10年前に札幌のさけ博物館を訪ねた時の話である。さけの稚魚は3年経てば故郷に戻って産卵すると聞いていた。ところが4年や5年かけて帰ってきたりする。まれなケースだが7年かけて帰ってくるさけもいると聞いて、正直、ほっとした記憶がある。
8日、NHKの午後7時半の番組を見た。不景気の影響で高校生の就職内定率が全国平均で67%と大幅に落ちた。「新卒一括採用システム」が問題と指摘した。入学年齢も6、7歳になれば入学する。さけと人間と同列ではないが一律入学・一括採用システムはおかしい。
子供の能力には得手、不得手がある。向き不向きもある。植物の世界では、遅咲き、早咲きが許される。植物に許されて人間に許されないのはおかしい。「新卒一括採用システム」が子供の不安感を一掃助長していないか。新政権は、まじめに取り組んでいただきたい。
89年に不動産バブルが崩壊した。10年前にITバブルが起こり3年で崩壊した。住宅バブルが3年前に崩壊した。世界の中央銀行の積極財政出動で小康状態にあるかに見える。しかし、欧州で伝えらえる金融不安再燃は、世界経済が本復していないことを教えている。
9日、ギリシャの財政危機回避への期待感からNYダウは前日比150ドル上げ、10,058ドルで取引を終えた。ユーロ相場が、1ユーロ=1.38ドル台、1ユーロ=123円台まで回復した。一方、ギリシアでは、公共部門が待遇改善を求めて24時間のゼネストが始まる。
ブナの実の話は何を意味するのか。自然界から学ぶことも多いことを教えている。(了)
ブナは5年から10年に一度豊作になる。その翌年,野ネズミが前年の何十倍も増え畑を荒らす。ネズミはブナの実を腹いっぱい食べて精力を増やし異常繁殖する。一方、ブナは,豊年の翌年は花も付けられないほど消耗する。餌のなくなった野ネズミは村の畑を食い荒らす。
野ネズミは次のブナの豊作までに、餓死や凍死で元の数に戻る。ブナの豊作年にやってくるとその翌年には決まって野ネズミは異常繁殖する。熊も同じでブナを食ってまるまる太るが肝は小さくなる。結果、肝の値段は安くなる。皆つながっていると書いてあった。
北海道へ出かけた時に以前聞いた話がある。ウサギと野ギツネが交互に増えたり減ったりしている。キツネはウサギを食いつくすとキツネは餓死、凍死する。キツネがいなくなるとウサギが増える。それを自然は繰り返しているというのである。
10年前に札幌のさけ博物館を訪ねた時の話である。さけの稚魚は3年経てば故郷に戻って産卵すると聞いていた。ところが4年や5年かけて帰ってきたりする。まれなケースだが7年かけて帰ってくるさけもいると聞いて、正直、ほっとした記憶がある。
8日、NHKの午後7時半の番組を見た。不景気の影響で高校生の就職内定率が全国平均で67%と大幅に落ちた。「新卒一括採用システム」が問題と指摘した。入学年齢も6、7歳になれば入学する。さけと人間と同列ではないが一律入学・一括採用システムはおかしい。
子供の能力には得手、不得手がある。向き不向きもある。植物の世界では、遅咲き、早咲きが許される。植物に許されて人間に許されないのはおかしい。「新卒一括採用システム」が子供の不安感を一掃助長していないか。新政権は、まじめに取り組んでいただきたい。
89年に不動産バブルが崩壊した。10年前にITバブルが起こり3年で崩壊した。住宅バブルが3年前に崩壊した。世界の中央銀行の積極財政出動で小康状態にあるかに見える。しかし、欧州で伝えらえる金融不安再燃は、世界経済が本復していないことを教えている。
9日、ギリシャの財政危機回避への期待感からNYダウは前日比150ドル上げ、10,058ドルで取引を終えた。ユーロ相場が、1ユーロ=1.38ドル台、1ユーロ=123円台まで回復した。一方、ギリシアでは、公共部門が待遇改善を求めて24時間のゼネストが始まる。
ブナの実の話は何を意味するのか。自然界から学ぶことも多いことを教えている。(了)
火災保険と地震保険が満期になり、更新手続きをした。神戸地区の窓口の人から聞いた話である。神戸で地震を経験した人で地震保険を再加入する人は30%である。理由の第一は、あれほどひどい地震は神戸にはニ度と来ませんよという人がほとんどだと聞いて驚いた。
近畿では和歌山地区で地震保険の契約が増えている。当然、料率も高い。地震が再び来るとわがことと受け止めているひとが和歌山で増えているからだろうと話していた。全体として保険に入る人は横ばいか減り気味で、減り方が大きいのは自動車保険だと話していた。
どうしてですかと尋ねたら、圧倒的に経済的な理由である。最近の傾向として、若者が自動車を買わなくなってきているからだと答えてくれた。一昨年のリーマンブラ―ザ―ズ破たん以後その傾向が顕著になって来ていると聞いて、妙に納得した。
火災保険の損害件数で一番多いのは火災ではない。全体の20%が「風災」、2位が雷で18%、肝心の火災は4%に過ぎない。雷が多いのはなぜかと聞いたら雷で電圧の関係でテレビ、電子レンジが壊れるケースが多いと話していた。
雷が鳴ったらパソコンを即止めなさいと言われたと話したところ、デスクトップは保険の対象になるがノ―トパソコンは対象外だ。なぜかと聞いたらノ―トパソコンは持ち運びが出来るからダメなのだと答えてくれた。
火災では失火は少ない。最近は放火が非常に多い。ゴミ捨て置き場に火を付ける人が増えている。マンションでも放火が増えていると話していた。日本でも不平不満を持っているひとが増えていると常々感じているが、腹いせに放火する人が多いのかもしれない。
家具や備品も火災保険の対象になっている。故障の際、故意は当然、対象外である。老化も保証されない。古くなってきたと言うのは禁句です。①突発、②偶然、③外来が保険支払いの3原則ですと教えてくれた。
突発的事件でも、テポドンを打ち込まれたり、突然、地盤が沈下したり、隆起したりしても保険の対象外だと話していた。保険約款に書かれているか聞きそびれたが、虫メガネでも見えないような字でびっしり書かれている。年寄りでなくても読まないと話した。
神戸でも、最近、地鳴りがするという人がいると亡父の月命日に僧侶が話してくれた。地震雲を研究している人の話だが、地震が近い兆候が出ているそうだ。先日も神戸で夜中の4時半ごろドーンとからだにはっきり感じる地震があった。ニ度と神戸には地震は来て欲しくない。健康も同じである。全ては自己責任である。備えあれば憂いなしは真理である。(了)
近畿では和歌山地区で地震保険の契約が増えている。当然、料率も高い。地震が再び来るとわがことと受け止めているひとが和歌山で増えているからだろうと話していた。全体として保険に入る人は横ばいか減り気味で、減り方が大きいのは自動車保険だと話していた。
どうしてですかと尋ねたら、圧倒的に経済的な理由である。最近の傾向として、若者が自動車を買わなくなってきているからだと答えてくれた。一昨年のリーマンブラ―ザ―ズ破たん以後その傾向が顕著になって来ていると聞いて、妙に納得した。
火災保険の損害件数で一番多いのは火災ではない。全体の20%が「風災」、2位が雷で18%、肝心の火災は4%に過ぎない。雷が多いのはなぜかと聞いたら雷で電圧の関係でテレビ、電子レンジが壊れるケースが多いと話していた。
雷が鳴ったらパソコンを即止めなさいと言われたと話したところ、デスクトップは保険の対象になるがノ―トパソコンは対象外だ。なぜかと聞いたらノ―トパソコンは持ち運びが出来るからダメなのだと答えてくれた。
火災では失火は少ない。最近は放火が非常に多い。ゴミ捨て置き場に火を付ける人が増えている。マンションでも放火が増えていると話していた。日本でも不平不満を持っているひとが増えていると常々感じているが、腹いせに放火する人が多いのかもしれない。
家具や備品も火災保険の対象になっている。故障の際、故意は当然、対象外である。老化も保証されない。古くなってきたと言うのは禁句です。①突発、②偶然、③外来が保険支払いの3原則ですと教えてくれた。
突発的事件でも、テポドンを打ち込まれたり、突然、地盤が沈下したり、隆起したりしても保険の対象外だと話していた。保険約款に書かれているか聞きそびれたが、虫メガネでも見えないような字でびっしり書かれている。年寄りでなくても読まないと話した。
神戸でも、最近、地鳴りがするという人がいると亡父の月命日に僧侶が話してくれた。地震雲を研究している人の話だが、地震が近い兆候が出ているそうだ。先日も神戸で夜中の4時半ごろドーンとからだにはっきり感じる地震があった。ニ度と神戸には地震は来て欲しくない。健康も同じである。全ては自己責任である。備えあれば憂いなしは真理である。(了)
「温かい家でスーパーボウルの試合を見ていたい」。G7がカナダの首都オタワから1300マイル(約2000キロ)離れたIQALUITで、現地時間、金、土2日間開かれ、現在の景気刺激策を継続することを確認して散会したと7日付けのWSJ紙は報じた。
今回のG7ではギリシャ財政破たん問題が主要議題として討議された。ECB(欧州中央銀行)トレシ総裁は、「ギリシャ政府は、必要とするあらゆる手段を実行すると期待しかつ確信している」と語り「彼らの対応を引き続き注意深く見守る。」と語った。
G7開催国のカナダFlaherty財務相は、「ギリシャ経済はスモールサイズである。グローバルな視点から見れば、深刻な懸念(intense concern)でない」と語った。Darling英国中央銀行総裁は、「景気回復を支援することを約束した。懸念は残るが、我々は、正しい方向を進んでいる」と語った。
ガイトナー米財務長官は、米金融規制案に関連し、「G7メンバーは、景気の回復を遅らせないやり方で金融問題のオーバーホール(修復)を行うことで合意した。」と語った。
ユーロ圏金融大臣会議、Junker委員長は、「世界の為替市場のAssesment(評価)は変更しないことで合意した。」と語ったあと、「昨年10月3日のG7声明文は有効である。その中には中国の為替操作問題が入っている」と語った。
フランスのLagard財務相は「対ユーロでドルが強いことは欧州経済にとっては前向き(positive)に評価出きる。十分に強くないドルについて、我々ヨーロッパは、常々、不満を持っている。ドルが強いということは重要なことなのだ。」と語った。
厳冬の僻地での開催のため、プラカードを掲げて反対するデモ隊の姿はなかった。一部の代表が泊まったFrobisherホテルの警備員と並んで、現地人がアザラシのブローチなど民芸品を売っていた。のどかな情景だったとWSJ紙の記者が紹介していた。
中国、インド、ブラジルを含めたG20の誕生でG7の存在意義は薄れてきている。今後は定期的でなくより非公式な形での開催となろうとWSJ紙は書いた。ただ、カナダのFlaherty財務相は、「金融危機の最中にあって、G7メンバー国は、最初に答えを出さねばならない。G7の重要性は依然残っている」と語ったと紹介していた。
日本については菅財務相が閉会後の記者会見に遅刻した。Frobisher湾でのドッグショーを一行と見に行く予定にしていたのではないかとさらっと書いていた。日本のマスコミなら大騒ぎして取り上げるかもしれない。今回のG7は、大事に至らず良しとすべきか。(了)
今回のG7ではギリシャ財政破たん問題が主要議題として討議された。ECB(欧州中央銀行)トレシ総裁は、「ギリシャ政府は、必要とするあらゆる手段を実行すると期待しかつ確信している」と語り「彼らの対応を引き続き注意深く見守る。」と語った。
G7開催国のカナダFlaherty財務相は、「ギリシャ経済はスモールサイズである。グローバルな視点から見れば、深刻な懸念(intense concern)でない」と語った。Darling英国中央銀行総裁は、「景気回復を支援することを約束した。懸念は残るが、我々は、正しい方向を進んでいる」と語った。
ガイトナー米財務長官は、米金融規制案に関連し、「G7メンバーは、景気の回復を遅らせないやり方で金融問題のオーバーホール(修復)を行うことで合意した。」と語った。
ユーロ圏金融大臣会議、Junker委員長は、「世界の為替市場のAssesment(評価)は変更しないことで合意した。」と語ったあと、「昨年10月3日のG7声明文は有効である。その中には中国の為替操作問題が入っている」と語った。
フランスのLagard財務相は「対ユーロでドルが強いことは欧州経済にとっては前向き(positive)に評価出きる。十分に強くないドルについて、我々ヨーロッパは、常々、不満を持っている。ドルが強いということは重要なことなのだ。」と語った。
厳冬の僻地での開催のため、プラカードを掲げて反対するデモ隊の姿はなかった。一部の代表が泊まったFrobisherホテルの警備員と並んで、現地人がアザラシのブローチなど民芸品を売っていた。のどかな情景だったとWSJ紙の記者が紹介していた。
中国、インド、ブラジルを含めたG20の誕生でG7の存在意義は薄れてきている。今後は定期的でなくより非公式な形での開催となろうとWSJ紙は書いた。ただ、カナダのFlaherty財務相は、「金融危機の最中にあって、G7メンバー国は、最初に答えを出さねばならない。G7の重要性は依然残っている」と語ったと紹介していた。
日本については菅財務相が閉会後の記者会見に遅刻した。Frobisher湾でのドッグショーを一行と見に行く予定にしていたのではないかとさらっと書いていた。日本のマスコミなら大騒ぎして取り上げるかもしれない。今回のG7は、大事に至らず良しとすべきか。(了)
吉川ニ郎フラメンコギターの調べ
江嵜企画代表・Ken
吉川二郎さんのフラメンコギターの演奏会があるが、時間が許せばいかがですか、と昨年5月、森田りえ子パリ展バスツアーで、たまたまご一緒し、それがきっかけで家内ともども懇意にしていただいているご婦人Yさんからメールが入り、楽しみにして家族と出かけた。
会場は大阪南港にあるハイアット・リ―ジエントホテル内のチャペルである。JR大阪駅から30分おきに出ている無料バスで、幸い渋滞もなく、30分たらずで現地に着いた。
吉川二郎さんはフラメンコギターの巨匠マ二ュエル・カーノ氏に師事した。98年に発刊されたフラメンコ大百科事典に日本を代表するフラメンコギタリストであること、兵庫県川西市の市民文化賞を受賞しておられることも、恥ずかしながらこの日初めて知った次第である。
今回の演奏会は、M・カ―ノ没後20周年ということもあり、ホテルのチャペルで厳粛な雰囲気の中で吉川さんの独奏からはじまった。演奏会の様子をいつものようにスケッチした。
第二部は、85年から吉川氏に師事、スペインでM・カ―ノにレッスンを受けた野口久子さんとの2重奏共演だった。演奏のあと場所を移しての懇親会では、がらりと変わった和やかな雰囲気の中でのお二人の演奏を堪能した。
第一部の独奏は、フラメンコの歌い手カンタオ―ルのドゥエンデ・クランタから始まった。ドゥエンテとはフラメンコの世界で、演者の魂が乗り移った時に出る歌だと解説にあった。
吉川氏の新作という「モハカ―ルの水売り娘」という茫洋とした中にも心地よいリズムが特に気にいった。モハカ―ルは町の名前である。レコンキスタ運動によってカトリック教徒が征服した時、住民は全て従うことを条件にイスラムの生活を許された丘の名で、それほど遠くない昔、頭に水がめを載せた水売り娘がいたと聞くとロマンが一層かきたてられる。
「鐘のコンサート」という曲もよかった。古都グラナダにはたくさんの教会がある。教会の鐘が一斉に鳴ると、まるで鐘がコンサートをしているようだったと吉川さんは話した。
ユーモアを交えながら、穏やかに話す吉川さんの語りがまたいい。音楽と一体になった、魅力的な氏の語りの秘密について、機会があれば、ご本人に改めて聞いてみたいと思う次第である。
吉川さんは神戸でもしばしば演奏会を開いておられると聞いた。今は日本画に没頭しており時間が取れない。ギターの誘惑にとりつかれそうで正直怖い。(了)