ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

長寿社会と生活習慣病講演会風景(スケッチ&コメント)

2012-06-24 07:41:09 | スケッチ


長寿社会と生活習慣病講演会風景

江嵜企画代表・Ken



「長寿社会と生活習慣病」と題して、加藤順一先生(兵庫県立リハビリテ―ション西播磨病院、副院長】の講演会が、神戸国際大学ホールで、6月23日午後1時半から開かれ、どんな話が聞けるかと、楽しみにして出かけた。ざっと200~300人は入ると思われる階段教室は、ほぼ満席で、関心の深さを裏付けた。会場の様子をいつものようにスケッチした。

お年をめした方が多いのはテーマからして当然であるが、この日は、ご婦人の姿が目立った。講演最後には、加藤先生がかつてお仕事のお手伝いをしておられた特別養護老人ホーム「万寿の家」入所者の素晴らしい笑顔が正面パネルに写された。写真に写った方のほとんどの方はなくなられた。人は全てなくなりますからという言葉が印象に残った。講演のあと、一人暮らしをしていると、最前列で聞いていた出席者の一人のさる老人が「心筋梗塞で急に胸が痛くなったらどうしたらいいですか」と、切りだした。「心筋梗塞ですね。全て痛くはなりません。ただ、すぐに連絡出来る手はずだけはしておいてください」と加藤先生は答えた。

一時間たっぷりの講演会の中身全てはとても書ききれない。ただ、歩きなさい、動きなさい、と何度も聞かされた。「街の中は無料のジムです」という言葉が印象に残った。帰路傑作だったのは、最寄駅、六甲アイランド駅で、階段を使う人はまばら、エレベーターに全て乗る。エスカレーターを使う。講演会で、「体をとにかく動かしなさい、それが生活習慣病の最適の予防だ」と、聞いていても、いざとなると、人間、身についていないものだから、ついつい無精するのだなと、見ていておかしかった。

「昼間は横にならないように」という言葉もおもしろかった。一日でもお迎えを早くしてもらいたければ、家でごろごろするに限るのであろう。「安静第一、無理は禁物と思いこまないで、病気ならどの程度動いていいか、お医者さんにそうだんされたらいいという言葉も印象に残った。歩きにくくなっても、すぐに車いすに頼らない。杖をついてでも、伝い歩きなど工夫をしようというアドバイスは、加藤先生の現場感覚から出た貴重なメッセージだと拝聴した。

スケッチのタイトルに書いた「一無(いちむ)」とは、「無煙・禁煙」、タバコは、本人はもちろん周りの人の健康を害します。「二少(にしょう)」とは、「少食・少酒」、食事は腹八分目、アルコールはほどほどに。「三多(さんた)」とは、「多働・多休・多接」、軽い運動による体をうごかす習慣を規則正しい生活で、心と体の休養を、多くの人・事・物に触れ、生き生きとした生活を送りましようと、加藤先生は話しを終えられた。何回も拍手が会場から起こった。

今回の講演会は神戸国際大学、学術研究会主宰である。自宅マンションからモノレールに乗れば30分足らずで現場に着く。催しがあるたびにご案内いただき感謝している。次はどんなお話しが聞けるか楽しみでならない。(了)

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ドイツ、メルケル首相、欧州4ケ国会談時間繰り上げ、ドイツ・ギリシャサッカー試合応援に駆け付ける?!

2012-06-23 09:56:24 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「ガソリンの値下がりが多くの州で始まった。家計の助けになる。朗報だ。」と23日朝7時台放送の「ワールドWaveMorning」で米ABCニュ-スが特番で入れた。NYでガロン/3.1リッター3.45ドルへ下がった。6州で3ドルを割り込んだ。一部にガロン2.83ドルも出た。夏休暇シーズン入りのタイミングピッタリなのもいい。恩恵は家計だけでない。「ガソリンが下がって、花の値段が下がるのでホッとしている。」と語る町の花屋さん。たまたまショッピングモールに買い物に来た主婦をパーキング場で捕まえて車の中でインタビュー。「とってもいいニュ-スだわ。満タンにすると7ドル10セント得する。我が家では1ケ月で85ドル節約になる。その分余裕が出る。」と答えたと紹介、アメリカ経済回復の後押しになるだろうとキャスターが解説した。言葉をつなげて、「もう一つのプラスのニュースがあります」と前置きして「NYダウが67ドル上がりました。これも朗報です。」と紹介した。

日本時間、朝7時半配信はNY時間では13時間の時差だから夕方5時半になる。NY証券取引所引けの時間が午後4時、あらかじめ用意していたガソリン値下げの二ユースに株反発のニュースを添えた。日本ではかくも躍動的にガソリン値下がりを伝えない。車社会のアメリカと事情が違う面もある。しかし、日本はむしろガソリンの値上げを真っ先に取り上げる。アメリカは、NYダウ反発のニュースを違和感なしに、ガソリン値下げと併せて、夕方の時間帯の茶の間に流す。日米の風土の差、特に日本の上からの目線を改めて実感する。

今朝の「ワールドWaveMorning」の他の二ュ―スでは、フランスF2とドイツZDFが面白かった。フランスF2は、ヨーロッパサッカー選手権大会のニュ-スでドイツ対ギリシャの試合を面白おかしく取り上げた。ドイツ、メルケル首相は、ローマで開かれたヨーロッパ金融危機対策、独・仏・伊・西4ケ国会議の開催時間を繰り上げ、会議終了後は飛行機に飛び乗り、サッカー競技場で試合を応援したと皮肉たっぷりに紹介した。試合は4対2でドイツが勝った。ギリシャの新聞はドイツ選手の顔を全てメルケルに置き代えドイツを徹底的に叩けと書いた。一方、ギリシャの選手の胸マークに全てGermanyと書きドイツはギリシャのスポンサーだとドイツを揶揄したと伝えていた。

23日のNY証券取引所では前日の250ドル急落の反動、欧州での金融危機対応への動きを評価して、NYダウは、前日比67ドル高、12,640ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では1ドル=80.40~45円、1ユーロ=101.07~12円で取引された。NY原油(WTI)先物相場はバレル1.56ドル高、79.76ドル、NY金先物相場は、トロイオンス1.50ドル高、1,566.00ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「6月25日の米中古住宅指数、米耐久財受注データ、月末開催のEUサミットを注目している」などと話していた。

日本はどうか。小沢さんの痴話げんかが酒の肴。民主党てんやわんや。お粗末の極みである。(了)

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合繊老舗T社株主総会風景(スケッチ&コメント)

2012-06-23 06:17:37 | スケッチ


合繊老舗T社株主総会風景

江嵜企画代表・Ken



合繊老舗T社株主総会が、ウエスティンホテル大阪で6月22日午前10時から開かれた。現役時代、僭越ながら、合繊メ―カ―さんと共に過ごしたというか、どちらかと言えば共に戦ったという印象が強い。大阪で株主総会を開いてくれる合繊メーカーはほとんどないのでT社は貴重な会社である。しがない1000株株主であるが、楽しみにして出かけることが恒例となった。会場の様子をいつものようにスケッチした。会場をざっと見渡しても、大部分が筆者を含めてであるが、老人、それも圧倒的に男性が多い。

足元の業績は厳しい。売り上げ8,544億円は,なんとか維持した。営業利益は、340億円へ約30% 減った。前期234億の営業利益を出した化成品部門が37億円と84% 減が響いた。医薬医療事業が前期比13%増の259億円稼いで何とか持ちこたえたにすぎない。本業だったポリエステル繊維事業は売り上げこそ1099億だが営業利益は前期30億から19億へ減らした。一部株主からの質問にも今一つの合繊老舗T社の株価と比べて半分以下は情けない。存在感もない。花がない。株主として権威をもたせてほしいと声が上がった。これに対して社長さんは、「株主様からの当社に対する激励のお言葉として頂戴したい。」とかわしていた。

医療品分野で、高尿酸血漿治療薬が、平成24年度、科学技術分野の文部科学大臣賞、日本薬学会創薬科学賞を受賞した旨紹介があり、販売面でも内外で拡大、北米と欧州に続き、韓国でも開始、日本含めて世界19ケ国で販売されている心強い報告があった。 アラミド繊維、炭素繊維など高機能繊維事業が売り上げを16%伸ばし、1,207億円、営業利益を43%増、63億出して健闘した。ただ、はじめて株主総会に出た株主なら医薬・医療メーカーがたまたま繊維事業を兼業している会社と思うかもしれない。

経営目標として、5年後の2016年には売り上げ1兆3,000億、営業利益1,000億、2020年には売り上げ2兆円、営業利益2,000億達成を目指して取り組むと威勢よく宣言して、株主総会を締めた。確かにいろいろと説明はあった。しかし、出席した株主の何人が、当社の株を買い増そうと心に決めて会場を後にしたか疑問である。説明は当然大事である。それ以上に大事なのは、雛段に並んだ経営者が燃える集団となって、がむしゃらに営業利益2,000億を目指して取り組む姿勢を株主に印象付けられたかどうかであろう。(了)

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世界景気先行き懸念から、NYダウ250ドル急落、原油(WTI)バレル78.20ドル (学校で教えてくれない経済学)

2012-06-22 09:07:13 | 経済学
今朝の「ワールドWaveMorning」(世界の天気)コーナーで、アメリカとアジアの天気を選び、20,21日共にNYは34℃、ワシントンDCは37℃と平年を10℃高い。アジアでは韓国で今年は特に雨が少ない。1908年以来、ほぼ100年振りの異常な状態で、梅雨はまだ先、深刻な水不足から野菜が昨年比5割高いと解説していた。韓国KBSは猛暑の中、大規模停電を想定した訓練が行われたと紹介していた。

ワシントンDCに40年前の古い話だが3年生活した。緯度からいえば日本の仙台に近い。夏の気温は30℃を超える。特に湿度は大阪並みに高かった。今年は平年より10℃高いというから大変な暑さなんだろう。ただ、7月になれば完全に夏休みムードに入る。議会も休みになる。ワシントンにはホワイトハウス、議会や博物館、美術館など観光スポットも多い。夏休みに入った子供たちが博物館を団体で見学する光景をよく目にした。

21日、経済に関して言えば、34℃の猛暑とは裏腹にNYダウ250ドル安、NY原油【WTI】先物、バレル3.25ドル安、78.20ドル、NY金先物、トロイオンス50.30ドル安、1,564.50ドルなど肝冷やすニュ-スが飛びこんで来た。NY外国為替市場ではドルが買われ、1ドル=80.25円、1ユーロ=100.66ドルで取引された。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「ドイツ、中国の製造業指数が予想外に悪化した。これを受けて原油など商品相場が軒並み下げに転じた。スペイン財政懸念、最後にムーディーズの米銀行格下げ観測が下げに追い打ちをかけた。」などと解説していた。

20日付けのWSJ紙電子版も「Dow Slides 250Points」と大見出しで、「世界経済懸念が台頭、ゴールドマン銀行の弱気予測を引き金にダウは大幅安となった。」と書いた。WSJ紙はフィラデルフィア連銀景況感指数の悪化、米失業保険申請件数の上方修正が続き、米雇用回復懸念が改めて不安材料となったと書いていた。米FRBは4月に米失業率は年末に7.8~8.1%へ改善すると予測していた。昨日のFOMCでは8~8.1%へ上方修正した。5月の米失業率は8.2% だった。アメリカの雇用情勢は改善しないことを米FRBが認めたことになる。

その他の「ワールドWaveMorning」のこの日のニュースでは、ドイツZDFがドイツ議会が欧州新財政協定批准に向けて動き出した。スペイン政府はEU委員会に620億ユーロ救済資金供与を要請した。ギリシャ連立政権は返済期間の2年延長を要求しているが、ドイツ、オランダは共に「再考の余地なし」と談話を発表した。21日、ドイツ、メルケル首相はイタリア、モンティ首相と会談を予定しているなどと伝えていた。目先、月末開催予定のEUサミットが注目される。

日本の一部新聞の見出しに「小沢、離党届集める、民主緊迫」と出ていた。日本は不思議な国である。(了)

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水{お金}をやり過ぎると根を枯らす、金融緩和政策だけでは雇用は増えない(学校で教えてくれない経済学)

2012-06-21 08:57:23 | 経済学
台風4号が足早に通り過ぎたが台風一過とはいかず、台風5号が、熱帯低気圧さらに温帯低気圧への過程で大雨を降らすだろうと20日朝6時台の「ワールドWaveMorning」(世界の天気)で気象予報士の勝又幸恵さんが解説していた。世界経済もお天気と同じである。メキシコでのG20、ギリシャでの連立政権がスタートしたが、いずれもこれといった決め手に欠く。具体的解決策を見い出せない。世界のリーダー達が、病気そのものを正面で受け止め、根本的に治療せず、対症療法に終始しているからであろう。

注目された米FOMC(連邦公開市場委員会)も、俗にいうオペレーション・ツイスト、短期国債を売ったお金で長期国債を買うことを通じて、市場に資金を潤沢に供給するやり方を、年末まで延長することでお茶を濁した。20日のNY証券取引所も、織り込み済みとして利益確定の売りが出て、NYダウは前日比12ドル安、12,824ドルで取引を終了した。QE3(量的金融緩和第3弾)を期待して値を戻していたNY原油(WTI)は前日比2.23ドル安、81.80ドルへ後退した。NY金もトロイオンス7.40ドル安,1,614.80ドルで終了した。

20日のNY外国為替市場では、1ドル=79.45~51円、1ドル=100.94~98円で取引された。気持ちユーロが対ドルで買われ、つれてユーロが対円で買われた結果、1ユーロ=100円台に戻した。ただ、このままユーロが買われ続けると思っている人はいない。ユーロ圏の問題はギリシャに留まらずスペイン、イタリアと来て早晩フランスにも飛び火すると見られている。頭では皆分かっている。しかし、本気で解決する気がない。ひたすら、お茶を濁している。

「お茶を濁す」。広辞苑によれば「いい加減にその場をごまかす。」と出ていた。ヤフー「語源由来辞典」で「お茶を濁す」を検索した。「茶道の作法をよく知らない者がほどよく茶を濁らせて、それらしく抹茶に見えるように取り繕うことから生まれた言葉である。」と出ていた。ギリシャ新政権も米FOMCもいかにして目の前の状況を取り繕い、ひたすら時間稼ぎしている姿が正直に出ている。見て見ぬ振りして、ただ通り過ぎる人が身近にも増えた。

今朝放送のフランスF2を見ていたら、ヨーロッパ内部での世界の投資先としてフランスがドイツに抜かれ、3位に転落した。1位は英国が維持している。昨年の投資物件は540件で4%減った。これに伴い雇用機会が13%減った。ただ、中国に限ると、フランスへの投資を倍増した。航空機産業、ボルドーの葡萄畑、トラクターのトランスミッションなど多岐にわたると強調していたが、中国頼みだけではフランスの未来はないなと放送を見て感じた。

オバマ米大統領は、米国経済の低迷はヨーロッパのせいだと、5月の米雇用が5万9千人増にとどまった時、責任転嫁したと、厳しく批判された。アメリカは金融緩和で3年経過したが、雇用回復に繋がらなかった。水(お金)をやり過ぎると根を枯らす。金融緩和頼みだけの世界経済は警戒が必要だろう。(了)

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更地に咲いた花・ハブランサス(スケッチ&コメント)

2012-06-21 00:55:21 | スケッチ


更地に咲いた花・ハブランサス

江嵜企画代表・Ken



台風4号が駆け抜けたあと更地のパトロールに出かけた。台風で一日休んだ、わずか目を離したすきに、ツクツクボウシのようにつぼみが束になってせり出して来ていた姿が、余りに元気そうだったので、大いに絵ごころを刺激され夢中になってスケッチした。恥ずかしながら、花の名前を知らない。ご存知の方は是非教えて欲しいと、後刻話したらハブランサスだと同じマンション在住の知人が教えてくれた。

おそらく鳥の落としものから芽を出したのだと思うが、種がどこからか飛んで来て根づいたのかもしれない。最初の年は一本だけだった。それが年を経るごとに株が増えた。今では球根が地表までせり出すほどに大きくなった。花の色はサンゴ色で、地味な色の花だ。めしべは白、雄蕊は黄色である。この花の寿命はせいぜい2日と短い。花を咲かせてはすぐに散る。数日置いてつぼみが一斉に飛び出す。それを2~3回繰り返してシーズンを終える。そんな花である。

更地では道路際に生えていたダリアの一株が、突風を受けたのか、倒れていた。竹を2本立て、針金で腹巻きをして、体を起こしてやった。2日前、2輪しか花を付けていなかったキキョウが一斉に開花、6輪になっていた。ムクゲのつぼみがほんのり桜色になってきていた。明日にも開花するかもしれない。台風は風を伴うので困る。しかし、雨を降らせてくれるのでたっぷり水分をもらって、植物は一気に成長し、一斉に開花するのであろう。知人の話しでは、ハブランサスは、雨の後一気に咲くことから、レインリリーとも呼ばれるそうだ。

台風5号が接近していたが、温帯低気圧に変わった。ただ、梅雨前線を刺激して、21日は近畿地方も大雨の予報である。植物さんにとっては恵みの雨である。ただ、過ぎたればなお及ばざるがごとし。気象庁が、河川の氾濫、土砂崩れの危険があると警戒を呼びかけていた。(了)

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米FOMCに対する金融緩和期待感から、NYダウ95ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2012-06-20 08:56:13 | 経済学
日本のようなご機嫌な国で生活していると世界全てが同じように暮らしていると錯覚する。「ワールドWaveMorning」を見ていると、日本と言う国がいかに恵まれているかということに感謝する気持ちが強まる。その日本に台風4号が19日午後に和歌山県に上陸、あっという間に本土を駆け抜け、太平洋で温帯性低気圧となった。ただ、台風5号が台湾海峡近くに控えている。一方、お隣の韓国は台風の余波で、テベク山脈の風下でフェ―ン現象が起き、ソウルの気温は33.5℃と猛暑だったと、「世界の天気」コーナーで伝えていた。

メキシコ、ロス・カボス(Los Cabos)で開催されたG20の様子を今朝の「ワールドWaveMorning」がそれぞれお国の事情を色濃くにじませながら伝えていた。ロシアRTRは、たっぷり時間を取って、プーチン大統領とオバマ米大統領との会談の様子を伝えた。英国、日本その他の国との首脳会談も開いた。オバマ大統領との会談だけで2時間を超えたため、カメロン首相も野田首相も長時間待たされた。ロシアRTRが、「それぞれ何が話し合われたのかは分からない」とわざわざ断った上で、「野田総理との会談では、おそらく北方領土問題について話し合ったのであろう」とコメントを入れていたのが面白かった。全て計算づくで放送の中身を組むのであろうから、出来レースかもしれない。

カタール、アルジャジ―ラは、オバマ・プーチン会談のワンカットのみ画面に映し、論評ゼロ、ドイツZDFは、「G20は、ヨーロッパでの金融危機の連鎖を断ち切る目的で開かれた。しかし、解決につながりそうにない。」と、ニュ-ス冒頭に一言入れたところが面白かった。メルケル首相の不機嫌そうな顔を画面に入れた。一方、EUのバロ―ゾ委員長が、ヨーロッパは行動すべきである、との声が強いと伝え聞いて「自分はお説教を受けるためにロス・カボスに来たのではない。ヨーロッパには様々な事情があるんだ。」と感情を露わにして答える様子をしっかりとテレビの映像が捉えていた。

19日のNY証券取引所では、この日発表された5月の米住宅許可件数が予想外に前月比伸びたこと米FOMCに対する金融緩和期待感からNYダウは前日比95ドル高,12837ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「スペイン、イタリア国債の入札が順調に消化され、10年物スペイン国債利回りが7% を切ったことで多少安心感が生まれた。米FOMCで、短期国債売り・長期国債買い、ツイスト・オペレーション通じて金融緩和が継続されるとの観測が買いを支えた。ハト派のイエ―レン副議長の米国景気下振れリスク指摘発言やバ―ナンキ議長の必要とあれば行動を起こすとの発言が材料となった」などと解説していた。

19日、NY外国為替市場で、1ドル=78.94~97円、1ユーロ=100.12~16円で取引された。NY原油(WTI)はバレル76セント高、84.03ドル、NY金相場はトロイオンス3.50ドル安、1,622.20ドルで取引された。ユーロに対する安心感が相場に出ている。(了)

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咲いた咲いたキキョウも咲いた(スケッチ&コメント)

2012-06-19 20:44:10 | スケッチ


咲いた咲いたキキョウも咲いた

江嵜企画代表・Ken



先日、満開のバラを真ん中につぼみもない時の百合を右、左に桔梗の小枝を置いてスケッチした。日付けを調べたら,5月13日だった。かれこれ1ケ月半近くなる。待ちに待ったキキョウがやっと更地に咲いた。余り咲くのが遅いから、断りなく、浮気して、描いたのが昨日のキキョウである。

台風4号が接近していた。今を逃がせば描くのが又遅れる。ご機嫌斜めだったのか、2輪の内一輪は、焼きもちをやいたのだろうか、最後まで横を向いていた。キキョウの頭の部分のみを切り取ってスケッチした。同じキキョウでも、種類によるのか、花の色、花びらに走る線、おしべ、雌しべの大きさまで違う。

二度咲きのバラがつぼみをつけている。百合は1週間前に花を落とした。昨年同様、ありがとうと一声かけて、根元から切リ、お礼肥やしをやった。百合の傍にはムクゲが無数のつぼみを付けている。芙蓉は少し時間がかかりそうだ。朝顔の第一陣は咲き始めた。

台風4号のお陰でたっぷり水をいただいた。神戸は幸いと言えば語弊があるが、上陸を免れホッとしている。花の面倒をみているとわが子と同じである。風が収まれば明日朝にでもパトロールに出かけて安全を確認したい。(了)

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「ギリシャは何も良くなりません。先延ばししているだけです」:米トレーダー、ベン・ウイルス氏

2012-06-19 09:06:25 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


台風4号が19日にも本土に上陸する。続く台風5号が中国南部に大雨を降らせ既に影響が出ている。このまま進路を北東にとれば、2個の台風が本土上陸となるが、6月に2度の台風は、観測史上初と「ワールドWaveMorning」(世界の天気)で気象予報官の坂下恵理さんが解説していた。一方、南欧は猛暑、18日のローマは34℃、大勢の観光客で賑わうトレビの泉の様子を写していた。トルコのメルシンは平年より10℃高い40℃、再選挙が終わって、いま世界が注目するアテネの気温は35℃と紹介していた。

19日朝の「ワールドWaveMorning」で、ギリシャ再選挙にどのように各国が反応したか注目して見た。米ブルームバーグに出演したトレーダー、ベン・ウイリス氏は「ギリシャ経済は欧州の 2%もありません。これからはスペイン、イタリアだと、皆分かっているのです。ギリシャは何も良くなりません。先延ばししているだけです。株式はこの日も薄商いでした。アメリカ人は参加していません。アメリカ以外の国がアメリカの株式を買っているのです。」と、18日のNYダウ前日比25ドル安、12,741ドルの結果を解説していた。

今朝5時台放送のフランスF2でヨーロッパ金融先行き不安でヨーロッパからアメリカの不動産投資に意欲的なフランス投資家の様子を紹介していた。ある金融資本家は「150万ユーロクラスのいい物件がマンハッタンでまだまだ沢山あります。買っておけば2,3日ですぐに売れます。将来の保険のためもありますがね。」とウインクする姿を写していた。ヨーロッパには投資魅力がないと考えているようですと解説していた。
 
英BBCはギリシャ再選挙結果について「何も変わらない。ギリシャが取り組まなければならない課題は深刻だ。ユーロ危機は終わっていない。」とそっけなかった。ドイツZDFは「メルケル首相はギリシャは緊縮財政政策の実行をとスピーチし、大きな期待をもって歩み寄ってはなるぬとくぎを刺した」と解説していた。シンガポールCNAは「ギリシャ再選挙で一息ついた。しかし、持続的解決策は見つかっていない。」と伝えた。

豪ABCは「ユーロ離脱危機は今のところないが新しい政府が緊縮財政を実行できるかは疑問だ。薬は処方する。大きな効き目はない。大きな解決もない。スペイン国債の利回りが18年振りの高水準を突破した。単一通貨ユーロを支えるものは何もない。」と解説していた。ロシアRTRは「ひとまずの危機は回避された。しかし、負の連鎖を断ち切る保証はなにもありません。」と解説していた。

18日、NY外国為替市場で、1ドル=79.10~12円、1ユーロ=99.48~52円で取引された。NY原油【WTI】はバレル76セント安、83.27ドル、NY金はトロイオンス1.30ドル安、1,625.70ドルで取り引きされた。ギリシャ連立政権樹立が暗礁に乗り上げれば再々選挙が視界に入る。当然、市場は動揺する。世界経済も政治も黒い雲が覆い晴れ間が見えない。(了)

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キキョウ(スケッチ&コメント)

2012-06-18 12:57:25 | スケッチ


キキョウ

江嵜企画代表・Ken



季節の花として外せない花の一つにキキョウ(桔梗)がある。台風4号が接近しているということで、いまにも雨が降り出しそうだったが、こういう時こそ見過ごすといつも悔いが残る。阪神御影駅下車、すぐのところの御影中町1丁目の露地に咲いていたキキョウをあわただしくスケッチした。

フリ―百科事典「ウィキペディア」でキキョウを調べた。多年生草本植物。日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布する。万葉集の中で秋の七草と歌われている「朝貌の花」は本種である。つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて6~9月に星型の花を咲かせる。花冠は広鐘形で五裂、直経4~5センチ、雄しべ、雌しべ、花びらはそれぞれ5本あるなどとあった。

キキョウの根はサポニンを多く含むことから生薬として利用される。せきどめ、痛み止め、解熱作用がある。花の形から「桔梗紋」が生まれた。美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を紋所にしていた。明智光秀も土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていた。阿部晴明が使用した五芒星を桔梗印と呼び、現在の清明神社では神紋とされている。関西では、近鉄大阪線に桔梗が丘という駅がある。

自生株は近年減少傾向にあり絶滅が危惧されているということを初めて知った。「トラジ」の歌は子供のころから良く聞かされた。しかし、トラジが桔梗の花の意味だということを恥ずかしながら知らなかった。渡来人がトラジを日本に持ち込んだのだろうか。万葉集では「朝貌の花」と呼ぶ。つまりは「朝顔」のことである。いつのころから日本で桔梗とよばれるようになったのだろうか。興味は尽きない。(了)

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