ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

左の肋骨が痛い。頭皮鍼と頭蓋JAAでの治療(11/26の臨床実践塾)

2017-11-16 22:52:55 | 診断即治療と虹彩学
今までの「診断即治療」の記事内容は、今後 FC2ブログ に書いていく予定です。



ここが痛むのです(脾臓部の痛み)




臓点と消化器点へ刺鍼しました




脳幹部、頭七地、百防へ刺鍼しました



「左の肋骨のところが痛いんです」とう方が来られましたので、
「肋骨って、どの辺りですか、ちょっと触って見せてくれませんか」と言うと、写真のように痛みのある部位を押さえて見せてくれました。

そこで、
「ちょちょちょっと待って、写真撮らせてください。写真があると、他の患者さんもわかりやすいと思うので…」とスマホを取り出して撮影させてもらった。(^_^;)

それから、
「そのまま座っててくださいね、すぐに痛みは取れますから」と頭皮鍼をしました。
刺鍼部位は、2番目の写真の部位ですが、横に刺したところは頭蓋JAAでいう「臓点」というところです。

鍼を刺してから、すぐに、ほとんど刺すと同時に、
「どう? 痛み取れた?」と聞いたら、
「何言うてるんだろう、鍼を刺したばかりなのに、、、」と言う顔をしながら、先ほど痛みを訴えた部位を触り、少し微笑んで、
「あ、はい。痛みは取れました。あ、でも、ちょっと残っている感じがします」と言う。

「そうですか。まだ残っているんですね。もう1本鍼をさせてくれませんか」と言い、
今度は、耳と平行に垂直に鍼をしました。
そこは、消化器や耳疾患に効果のあるツボで、脾臓部が痛いということから、消化器に問題が出ていると考え、そこを選んだわけです。

そして鍼をすると同時に、
「どう?」と聞くと、またも微笑ながら、
「はい。取れました」と言ってから笑っていました。多分、一瞬で痛みが消えるのがおもしろかったのでしょう。

脾臓部の痛みを取るだけなら、それだけでもいいかも知れませんが、「脾」が痛む時は、他の臓腑も弱化していると考えます。
となると、他の臓腑も整えなければすぐに再発してしまいます。
そこで、今度は仰臥になってもらい、全体を整える鍼をしました。

それが、3番目の写真で、選穴は、顖前(顖会)、百防(百会)、頭七地です。
頭七地が斜めに見えるのは、枕を入れて頭を高くしてあるからで、枕を取ると、水平になって見えます。

ここまでなら、頭蓋JAAや七星論を勉強した人なら、だいたいの取穴はわかると思います。
が、しかしです。
実は顖前は、今までの顖前とはちょっと違い、前髪際から1寸ちょっとの部位に取穴してあるのです。

それは、その部位が脳幹に対応することがわかってきたからです。
脳幹は、脳の中心になるところですので、振戦などにも関係してきます。
七星論では、顖前を「エネルギーが放出されるところ」と考え、伝統取穴の「顖会」を使っていたのですが、顖会より少し前のほうが「脳幹」に呼応することがわかったので、顖会より少し前に取穴するようになりました。

そして「頭七地」を使う理由は、脾経を整えるときには、心包経も同時に整えた方が治療効果が高いからです。
それは、七星論でいうところの「対応経絡」の考え方からで、土(脾・胃)と対応するのは地(心包・三焦)になるからです。

※ この対応経絡の実験は簡単にできますので、やってみてください。
対応経絡は、水:火、金:木、地:土、となりますので、水に刺鍼して火の筋力が上がるか、或いは火に刺鍼して水の筋力が上がるか、同様に、金に刺鍼して~~~、とテストをしていくわけです。

仰臥で頭皮鍼をすると同時に、経絡治療も行いました。
これで全ての症状を消すことができました。
いや、症状を消すだけでなく、全体を整えたことにもなったわけです。

頭皮鍼は、頭蓋JAA、クラニオ理論(スカルセラピー)、朱子の頭皮鍼、山本式頭皮鍼の4つが組み合わされていますので、ちょっと複雑になっていますが、一つずつ説明を聞けばわかると思います。
今度の 臨床実践塾 では、七星鍼法のビデオ撮影を中心に行いますので、頭皮鍼の詳しい説明はできませんが、実技だけは説明するつもりです。

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習主席による北朝鮮への特使派遣は北朝鮮問題解決のチャンスかも知れないと16日付けWSJ紙電子版一方、15日のNYダウ138ドル安、NY外為1ドル=112.82円(学校で教えてくれない経済学)

2017-11-16 07:27:57 | 経済学
「トランプ篭絡で習は高笑い、米中関係、手厚い接待を受けトランプは対中批判を封印、中国は外交上の勝利を国外に強く印象付けることに成功した」と近着11月21日号ニューズウイーク誌日本版でシャーロット・ガオ記者が書いた。同記事によれば「トランプはツィツターで繰り返し中国を賞賛した。トランプは中国の要請で共同記者会見での質問を受け付けなかった。トランプは歴代の米大統領と異なり人権問題に触れなかった。ビズネス面では米中企業間で2,534億ドル(約29兆円)、歴史上過去例を見ない規模の商談がまとまった。中国共産党系の「環球時報」の胡錫進編集長は「カネを儲けたければ中国に逆らうな。さもなければ貧乏になる。世界は今このことを知るべきだ」と語った。トランプは「アメリカの対中赤字で中国を非難するつもりはない。アメリカの前政権の責任だ」と述べた。中国は忍耐心とカネの力を武器に、望み通りの結果を手にすることができた」と書いた。

15日のNY市場は米税制改革先行き不透明感や欧州株安の流れを受けて利益確定売りが出てNYダウは138ドル安、23,274ドルで取引を終えた。株安、債券高、利回り低下、ドル売りから1ドル=112.82円、1ユーロ=133.03円で取引された。NY原油(WTI)はIEA(国際エネルギー機関)が2018年の世界の石油需要見通しの下方修正を受けて続落、バレル55.33ドルと1ケ月ぶり安値まで下落した。NY金はオンス1,277.70ドルで横ばい。

16日朝放送のNHK/B「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「スーチーミヤンマー国家顧問はティラーソン米国務長官と14日会談した。スーチー氏は「ラカイン州のみに限定した問題でない。ミャンマー国全体の問題である」とロヒンギャ問題について言及した。」と伝えた。韓国KBSは「14日午後2時29分ごろ、韓国補項でM5.4規模の地震が発生した。今回の地震は昨年のM5.7地震に次いで1978年から開始した観測史上2番目に規模が大きい。震源の深さが9キロと浅かった。270キロ離れたソウルでも揺れを感じた。韓国ではM5以上の地震は今回で10回目である。原発16基は正常に運転している。エレベーターに100人閉じ込められた。8,200件の被害報告が寄せられている。10名程度の怪我人の報道が入っている。」と伝えた。16日付けのブルームバーグ電子版は「金韓国副首相兼教育相は「16日実施予定の大学修学能力試験を1週間延期する」と発表した」と伝えた。

中国CCTVは「李克強首相は東アジアサミット演説の中で「南シナ海情勢は沈静化している」と語った」と伝えた。東方衛視は「ボンで開かれたCOP23閣僚級会議でトランプ大統領によるパリ協定からの離脱発言の中、中国は温暖化ガス排出量削減が特筆された。一方、上海で中国最大の太陽光発電所が稼働を開始した。上海に現在2万台の充電施設があるが今回の発電所稼働により新たに6万台充電設備が可能になった」と伝えたあと「中国外務省コー報道官は「宋特使を北朝鮮に派遣し朝鮮半島問題で意見交換することが決まった」と伝えた。16日付けWSJ電子版は「習主席による北朝鮮への宋特使派遣は北朝鮮との関係改善のチャンスかもしれない」とTe-PingChen、JonathanChen両記者が書いた。(了)

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アセアン関連の会合は中国ペースと香港TVB,米ブルームバーグニュースは「トランプ・ジュニア氏に新たにロシア疑惑」と報じた(学校で教えてくれない経済学)

2017-11-15 11:11:46 | 経済学
「トランプ氏のアジア歴訪、APEC演説で台無し、多国間貿易への反対姿勢に友好国を落胆させ、中国に新たなチャンスを与えると同時にトランプ氏自身が述べるルールに基づいた秩序を脅かす。最大の被疑者は米国自身だろう」と14日のWSJ紙は社説で書いた。米税制改革法案の共和党案がまとまり上院に上程されるが民主党案との隔たりが依然多く難航が予想されるとしてNY市場は様子見、14日のNYダウは30ドル安、23,409ドルで取引を終えた。個別銘柄ではGE株が業績悪化を材料に続落した。NY外為市場は1ドル=113.41円、1ユーロ=133.84円で取引された。NY原油(WTI)はバレル55.70ドルへ下落、NY金は利回り低下を受けてオンス1,281.50ドルへ小幅反発した。

15日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「メイ首相はロシアが英国の総選挙介入と初めて警告した。ロシアは真っ向から否定している。米国ではニクソン元米大統領の失脚の原因となったウオーターゲート事件になぞらえロシアゲートと呼ぶ。米国ではロシアゲートに対するFBIによる捜査は進行しているが、英国のロシア疑惑調査は正に始まったばかりだ」と伝えた。フランスF2は「フランス電力公社eDF株が14日10%急落した。原発11基が目下停止している。メンテナス費用が大きな負担となっていることが投資家の売りを誘った。フクシマ原発事故の経験が連想を呼んだ。専門家の試算では当面459億ユーロ(6兆1,000億円)に加え付帯経費が220億ユーロと見られている」と伝えた。

15日朝放送の香港TVBは「今回のアセアン関連の会合は中国ペースで進められた。トランプ大統領がアメリカフア―ストを謳い、二国間貿易を一方的に訴えたことに対して李克強首相は一帯一路政策を念頭に多国間貿易の重要性を強調したことがアセアン関係諸国に共鳴された。中国が築いた7つの人工島建設に関連してアセアン共同声明に「懸念」という文字が盛り込まれなかった。これは明らかに中国に配慮した結果である。李首相は日本の安倍首相と2回会合「日本とは隠れた問題はあるが改善に向けて進む」と発言した。トランプ米大統領はドゥテルテ比大統領との記者会見では人権問題に関する質問に答えなかった。東アジアサミットに不参加を表明していたトランプ氏があと参加表明したが欠席帰国の途に就き肩透かしを食った格好だ。北朝鮮問題についても北に厳しくという点では一致したが具体的取り決めには至らなかった。トランプ大統領にとって選挙公約のオバマケア廃止がとん挫さらにロシア疑惑に晒されている。」と伝えた。米ブルームバーグニュースは「トランプ・ジュニア氏がウイキリークスと米大統領選挙期間中たびたびコンタクトしていたことが明るみに出来た。違法ではないがロシア疑惑との関連を強めている」と伝えた。

15日朝放送の韓国KBSは「11月13日韓国亡命を試みた北朝鮮兵士は乗ったトラックのタイヤが溝にはまり止った。あと逃げよとしたところ40発の銃弾を浴びた。肩、腹部が打たれた。重体である。10日間が山だと担当医師は話した」と伝えた。14日付のブルームバーグ電子版で「日本の大学卒の初任給は10年間ほぼ同じだと経団連が発表」と書いた。(了)

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欧州連合、NATOとは別の枠組み軍事システム創設、トランプ政権への不信感が背景とドイツZDF,14日東アジアサミット開催、行動規範作成と香港TVB(学校で教えてくれない経済学)

2017-11-14 09:38:18 | 経済学
米税制改革法案の審議で米上下両院間の差が大きい。米欧日中央銀行総裁会議の先行き不透明。これとぃった新しい経済統計が出なかった。週明け13日のNYダウは大きく下げて始まったがあともどしほぼ横ばいの17ドル高、23,439ドルで取引を終えた。14日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」の中でブルームバーグニュースは相場全体では小動きだったが個別企業では差が出た。GE株は業績懸念から7%以上下げて取引を終えたと伝えた。NY外為市場では様子見気分強く対円では1ドル=113.62円、1ユーロ=132.53円と小動きだったが英与党保守党議員40人がメイ首相即時退陣を要求した。EU離脱交渉が暗礁に乗り上げている中でのメイ首相の指導力低下が決定的となるとして英ポンドが値下がりした。NY原油(WTI)はバレル56.76ドル、NY金はオンス1,277.30ドルと小幅に上げた。

14日朝放送のフランスF2は「GEの業績不振で独シーメンスとアルストムが鉄道部門統合が決まりその余波でアムストロム社で1,000人の人員整理が発表された。340人が年内解雇される見通しだ。GEの株価は今年に入り既に47%値下がりした。」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツを含め欧州連合22国がNATOと別枠で欧州防衛システムを構築する。これはトランプ米大統領の行動が事実上予測不可能であることが背景にある。軍事面の協力、物資の輸送、数十億ユーロの基金の創設などが含まれる。NATOと別の枠組み創設が異例の速さでまとまったこと自体特筆されることだ」と伝えた。英BBCは「ドイツで開かれたCOP23の会合で温室効果ガス排出量はここ数年横ばいで推移していたが今年一挙に2%増加した。これは中国経済が回復に向かい石炭発電が大幅に増えたためだ」と伝えた。

香港ATB、シンガポールCNA,フイリピンABS-CBNは共にアセアン10ケ国会合と14日から始まる東アジアサミット開催のニュースを伝えた。香港TVBは「マニラでは反トランプデモで3万人が集まった。今回注目されたトランプ米大統領とドウテルテ比大統領との会談が初めて実現した。トランプ大統領は当初東アジアサミット不参加を表明していたが中国の南シナ海問題はじめアセアン地域での影響力強化を懸念する声がアセアン諸国で強く方針を変更したようだ。14日の東アジアサミットでは行動規範作成が予定されている。」と伝えた。フィリピンABS/CBNは「トランプ大統領はドゥテルテ大統領のアセアンサミット、東アジアサミットで準備に敬意を表した。人権問題についてホワイトハウス報道官は少し話したと伝えたがフイリピン大統領府は触れなかった」と伝えた。

中国CCTVは「習主席はベトナムグエン書記長と2回にわたり会談、戦略的パートナーとして今後ますます絆を深めていくことを確認した。両首脳はホーチミン記念公園を訪れ、中国とベトナムとの過去のつながりを振り返った。習主席は新しく決まった常務委員を紹介した」と伝えた。韓国KBSは「板門店で北朝鮮兵士が脱北したが銃撃戦にはならなかった」と伝えた。英BBC、フランスF2は「イランとイラク国境でアラビア半島プレートとユーラシア大陸がぶつかる地域でM7.3地震が発生多数の死傷者が出ている」と伝えた。(了)

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運動の効用∼腰痛‣転倒・認知症にならないで元気に生活しょう~:講師:内山靖名古屋大大学院教授(スケッチ&コメント)

2017-11-14 01:08:18 | スケッチ

運動の効用∼腰痛‣転倒・認知症にならないで元気に生活しょう

江嵜企画代表・Ken



「運動の効用~腰痛・転倒・認知症を防いで元気に生活しよう~」と題する講演会が11月11日(土)午後1時半から神戸国際大学ミカエルホールで開かれ楽しみにして出かけた。大学の事務局の方に伺ったら本日の参加者は150人、会場はほぼ満席だった。いずれ劣らぬ関心の高いテーマであるから大勢の人が集まったのであろう。会場の様子をいつものようにスケッチした。
  
内山先生は「大学で教えていますが、学生は一番うしろの席から座っていく。前は空いているから演壇から降りていつも話をする。今日お見えの皆様は前の席から座られた。聞き逃すまいとしてだろう、熱意が伝わってきた。今ひとつ気づいたのは男性が多いことだ。いつもの講演会では圧倒的にご婦人が多い。本日のようなことは実に珍しい。」と話を始めた。

3時ぴたりに講演は終わった。名古屋で夕方予定があり折り返し帰られますと事務局の説明があり質疑応答はなかった。1時間半の話を一口で書ききれないが、「転ぶときは決まって最後の一歩」ということばが一番印象に残った。

演壇で内山先生は足の不自由な方を自ら演じた。よちよち歩きで二歩,三歩,五歩と進み、目的場所に着くあと一歩で転ぶ人が圧倒的に多いと、実演して見せた。「ああ、そうなんだ」、という何とも言えない雰囲気が会場に流れた。

「運動にはエネルギーが必要なんです」という話も印象に残った。運動するのはいいが、半分近い人が栄養不足なんです。栄養不足だから運動が負担になるのですと内山先生は話した。栄養不足という言葉を久しぶりに聞いた。しっかり食べないで運動すると逆効果になる。しっかり食べることが大事ですと内山先生は話した。

次に筋力をつけることが大事ですと話した。その為には毎日5,000~7000歩くことが有効だろうと話した。筋力をつけることに加えて、瞬発力を付けることも大事だ。とっさの時には、瞬発力が要求される。次に持久力を付けることも大事だと話した。特に腰痛には背中の筋肉を鍛えることが大事だと話した。認知症と運動との関連性については今のところ定説は出ていないと話した。

腰痛・転倒・認知症の中では転倒について内山先生は一番時間を割かれた。もともと転びやすい体質の方がおられると話された。犬の散歩をしていて転んで骨折する人が結構多い。バケツの水を運ぶときにバランスを崩して転倒する。自分の体力を過大評価されているお年寄りが多いという話には大いに納得した。

この日、なんといっても会場が湧いたのは「最後の一歩で転ぶ人が多い」と内山先生が話されたときだった。身に覚えのある人が多いからだろう。用心して、用心して、よちよち歩きして、ここでおしまいという時に往々にして人は転ぶ。最後の一歩が大事だ。これは人生万般にも通じる話かもしれないとふと思った。(了)

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レバノンが新たな中東での代理戦争の場としてきな臭いとドイツZDF,第一次世界大戦100周年記念博物館を独仏大統領が訪問とフランスF2(学校で教えてくれない経済学)

2017-11-11 11:51:44 | 経済学
APEC主催の会合で、10日、トランプ米大統領は「アメリカは多国間貿易協定に参加しない」と明言、「既存の通商協定を不公平だ」と批判、多国間協調とグローバリゼーションを重視する習主席と貿易巡る見解対立が鮮明になったと11日付けWSJ紙電子版でJakeMaxwell記者らが書いた。ホワイトハウス、サンダース報道官は、10日、APEC首脳会議の開催国ベトナムでトランプ米大統領はロシア、プーチン大統領と正式会談は行わないと発表したと10日付けブルムバーグ電子版でJustinSink記者らが書いた。10日のNY市場では様子見姿勢の強まりからNYダウは39ドル安、23,422ドルで取引を終えた。NY外為市場では1ドル=113.53円、1ユーロ=132.42ドルと小動きだった。NY原油(WTI)はオンス56.74ドル、NY金はオンス1,272.40ドルと続落した。

11日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「英国のEU離脱を巡るEUとの第6回目の交渉が10日行われた。2週間以内に手切れ金支払い問題の解決がなければ来年2月まで交渉を停止するとEU代表がデイビス英EU離脱担当相に伝えた。英国はEU離脱後もEUとの貿易関係維持の立場を変えていない。EU27ケ国のひとつでも拒否権を発動すれば協定は成立しない。容易な交渉でない。貿易問題と比べれば手切れ金問題は子供の遊びのようなものだがそれすら決まっていない。ここへきて2人の閣僚辞任でメイ首相の求心力は低下の一途である。」と伝えた。

ロシアテレビは「プーチン大統領がAPEC開催国ベトナム、ダナンに到着した。ベトナム、フィリピン、日本、中国首脳と個別に会談した。トランプ米大統領との会談は現在調整中である。習主席との会談冒頭で第19回全人代での最高指導者としての就任に祝意を述べたあと中国はロシアの最大のパートナーである。中国との貿易額で如実に表れている。」と述べたあと「ISの最後の砦アブザマルがロシア軍による空爆の援護でシリア政府軍が完全制圧した。」と伝えた。ドイツZDFは「レバノンが新たな代理戦争の場としてきな臭い状況になって来た。サウジアラビアがレバノン滞在の自国民に国外への避難勧告した。レバノンのハリリ首相がレバノンでの反対勢力ヒズボラ(スンニ派)による暗殺の恐れから辞任を表明した。ヒズボラはイランが支援している。サウジとイランは敵対関係にある。」と伝えた。

ドイツZDFは「世界の人口、GDPの半数を占めるAPEC21ケ国が集まる会合が10日、ベトナム、ダナンで開催された。トランプ米大統領は「50年前、米軍はダナンに上陸し、ベトナㇺとの戦争が始まった。今は友人である。」と語った後「アメリカはインド、太平洋地域諸国との貿易を拡大したい」と語った。トランプ大統領は大統領就任直後にTPPから離脱を表明、アセアン21ケ国全体に不安感を増幅させている。」と伝えた。TPP交渉が暗礁に乗り上げたとシンガポールCNAが伝えた。フランスF2は「第1次世界大戦から100年を記念して戦争の発端となった独仏国境のアルザスに完成した戦争記念博物館をマクロン仏大統領とドイツスタインマイヤー大統領が訪れ、独仏兵士を慰霊した。」と伝えた。(了)

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習主席はトランプ大統領を大々的に歓迎した。習主席は具体的約束を何もしなかぅたと英BBC,NYダウ、米税制法案来年持ち越し観測で101ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2017-11-10 12:23:52 | 経済学
米税制法案の可決が、減税の上限幅での調整が進まず、来年にずれ込むと伝えられ、9日のNYダウは一時250ドル以上下げたが、原油(WTI)が値を戻したあと買い戻され前日比101ドル安、23,461ドルで取引を終えた。NY外為市場は株安を受けてドル軟調、1ドル=113.43円、1ユーロ=132.06円で取引された。NY原油(WTI)は小幅高バレル57.17ドル、NY金は小幅高オンス1,285.60ドルで取引を終えた。

10日朝放送のNHK/BSワールドニュースでは、英BBC,ドイツZDF,フランスF2,豪ABC,香港TVB,シンガポールCNA、韓国KBSが揃ってトランプ大統領中国訪問、習主席との会談について報じた。ほぼ一致して①北朝鮮政策では米中双方が北の核化阻止では合意したが習主席は対話による解決の考えを譲らなかった。一方、トランプ大大統領は共同記者会見で「中国は素晴らしい国だ」と述べ、中国によるトランプ大統領に対する国賓以上の歓迎ぶりが成功したとみられる。懸案の対中貿易赤字問題も具体的成果はなかった。対中2億5,000万ドルのディールも具体的成約に至らなかったと伝えた。

英BBCは「トランプ大統領は「習主席は国民の誇りです。暖かな方だと思います。中国は素晴らしい国だ。」と述べた。今回の会談後も「中国との膨大な赤字は残る。北朝鮮に対する中国の対応はそのままで変わらず。貿易面での大型ディールも期限は明示されなかった。中国はあらゆる具体的約束をしなかった。習主席は満足していることでしょう」と北京での記者会見場からクレイシイー(Cracie)記者がレポートしていた。会見は一切の質問は受け付けなかったと英BBCは伝えた。香港TVBは「中国はトランプ大統領を大々的に歓迎して成功を収めたようだ。トランプ大統領は「中国は偉大な国を成し遂げた」と記者会見で中国を讃えた。朝鮮半島の非核化問題についてのみ合意に達した。台湾問題についてトランプ大統領は一国二制度を確認した。」と伝えた。フランスF2は「トランプ大統領は大統領就任以降から中国に宣戦布告していた。トランプ大統領は中国に歓待され一気に心が和んだ。膨大な対中国赤字も具体的成果はなかった。2500億ドルの貿易ディールも拘束力ない合意だった。」と伝えた。

韓国KBSは「ティラーソン米国務長官は対北制裁は確実に成果を上げている。今後具体的に表れてくると語った。北朝鮮政策について習主席は国連安保理決議を実行すると語った。」と伝えた。韓国KBSは「文韓国大統領はベトナム訪問のあとインドネシアでジョコ大統領と会談した。その際、文大統領は「韓国は中国と2,000億ドルの貿易取引がある。アセアン諸国とも同様の規模に拡大したい」と述べた」と伝えた。ロシアテレビは「プーチン大統領はAPEC首脳会議に出席するが世界が注目しているトランプ大統領との会談が予定されている。北朝鮮、シリア問題など様々な問題が討議されるとみられる」と伝えた。シンガポールCNAは「インドニューデリーがWHO基準値を4倍超える深刻な大気汚染に見舞われており、非常事態宣言が発令された。全ての学校が休校となった。」と伝えた。(了)

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NYダウ5日最高値更新、トランプ氏、北京で国賓以上の待遇受けて、対中貿易赤字を非難してきたが前言翻すか注目とシンガポールCNA(学校で教えてくれない経済学)

2017-11-09 09:46:32 | 経済学
「EV(電気自動車)販売ブームが予想を上回り、世界の自動車の25%が電池を搭載すれば、
世界の石油需要は2030年代に日量1億900万バレルでピークを打つと7日発表のOPEC年次報告で予測した。フランスと英国は数十年先に化石燃料自動車の販売を禁止する。中国もその可能性を示唆した。OPECがEVの脅威をより深刻に受け止めていることを示した」と8日付けブルームバーグ電子版でJessicaShankleman記者は書いた。対北朝鮮制裁強化が国連安保理で決議されたが、中国、ロシアは原油輸出を止めていない。8日のNY原油(WTI)は足元の原油在庫増加を材料に小幅安バレル56.81ドルで取引を終えた。NY金は小幅高オンス1,283.70ドルで取引を終えた。

8日のNY外為市場は債券が売られ利回りは上昇したが、ドルは売られた。1ドル113.82円、1ユーロ=131.97円で取引された。メイ内閣の2人目の閣僚が8日辞任、EU離脱交渉で難航するメイ首相がますます窮地に追い込まれるとして英ポンドが一時1ポンド=1.30ドルを割った。9日朝放送の英BBCは「対外担当相が8月イスラエル訪問の際、個人的にネタニエフ首相と会うなどしていたと議会で問題化、閣僚辞任を余儀なくされたメイ首相の求心力はますます失はれる」と伝えた。一方、NY 株式市場は米財政政策審議が紛糾、年越しするとの観測が流れたが、NYダウは米企業業績堅調を材料に小幅ながら6ドル高23,563ドルと5営業日連続で過去最高値を更新した。

9日朝放送のドイツZDFは「COP23の会合ではCO2排出量を2030年までに40%削減する厳しい目標を設けている。連立交渉の相手である緑の党は「EV(電気自動車)の比率を半分に増やせばCO2排出量は減らすことができる。エネルギーの石炭火力依存に反対している。」と主張、与党CDU/CSUと立場を異にしている」と伝えた。フランスF2は「フランス環境相が原子力発電のエネルギー比率を2030年までに50%以下に抑えることは現実問題としてできないと前言を翻しフランス議会で問題化している。ドイツのメルケル首相はフクシマ原発事故をきっかけに原発ゼロを決め、エネルギー政策転換に踏み切った結果、原子力は17%が13%へ減少、再生エネルギーの電力依存度は20.1%が29.5%へ増加した。ところが石炭火力依存度は42%が40%と変わっていない。CO2を排出続けている。」と伝えた。

9日朝放送のシンガポールCNAは「トランプ米大統領夫妻は習主席夫妻の出迎えを受け、紫禁城を案内され京劇を鑑賞した。国賓以上の待遇を受けたことになる。トランプ氏は大統領就任後中国を名指しで批判を繰り返しその都度前言を翻してきた。今回はアメリカは対中国貿易で赤字が40%拡大したと非難している。習主席のもてなしでどう変わるのか。変わらないのか注目だ」と伝えた。中国CCTVは「トランプ大統領は故宮博物館を習主席と見学、にこやかにお茶を共にした。京劇を鑑賞し喝采した。アメリカは中国のライバルでない。真のパートナーであることを示した。」と伝えた。ロシアテレビは「APEC会合の際、プーチン大統領はトランプ大統領と会談予定だ」とラブロフ外相は語った」と伝えた。(了)

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NY市場は様子見、パラダイス文書で税逃れ企業個人リスト作成をEU委員会が開始とフランスF2報じる(学校で教えてくれない経済学)

2017-11-08 11:39:38 | 経済学
駐ロシア、カタール大使はこのところの原油相場の反発は一部にサウジ政権の混乱の影響があるがいずれ収まる。収まれば価格は落ち着く。しかし、長期的に見れば世界の原油消費は2040年には年間で日量1億2,000万バーレル(現在8,600万バーレル)まで増加する。主な消費国はインドと中国だと話したと8日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシアテレビが流した。8日朝放送のフランスF2は「UAE、アブダビにルーブル別館がオープンする。フランス政府はUAEの石油権益が狙い。一方、アブダビは石油資源頼りオンリーでは将来はない。文化施設を充実させて税収のバランスを併せ図る。双方の思惑が一致してルーブル別館建設につながった。ルーブル美術館長は「4億ユーロの収益を見込んでいる。ルーブル美術館本館の窓口施設の整備にあてたい」と話す様子を映していた。

7日のNY原油(WTI)相場はサウジ政情不安は様子見で前日ほぼ横ばいバレル57.20ドルと小幅安。NY金はオンス1,273.70ドルで取引を終えた。NY外為市場では債券が買われ利回り低下、つれてドルが売られ、1ドル=113.96円、1ユーロ=132.06円で取引された。NYダウは値を下げてスタートしたが根強い米議会税制改革法案審期待から値を戻し小幅ながら8ドル高、23,557ドル。4連騰で過去最高値を更新した。米国関連のニュースでは8日朝放送の米ABCは「ラスベガス銃乱射事件後1ケ月でまたもアメリカ、テキサス州教会内で銃乱射事件が起こった。今回の事件では、民間人が自ら銃を持って容疑者を追跡、米国内では銃規制の高まりとは反対に「よくやった」という声が強い。」と伝えた。

8日朝放送の韓国KBSは「トランプ米大統領は7日韓国を訪問、文韓国大統領の歓迎を受けた。文大統領は米軍基地に出向きトランプ大統領を出迎えた。首脳会談のあとの記者会見でトランプ大統領は「必要となれば米国は軍事的手段を含めてあらゆる方法で北朝鮮の核ミサイル発射をさせない。」と述べた後「全軍事力を使う必要がないよう神に祈る。北朝鮮が交渉のテーブルに着き合意することは理にかなっている」と語った。文韓国大統領は「今回のトランプ大統領の韓国訪問は北朝鮮の核問題の解決に向けたターニングもポイントとなることを望む」と述べた。トランプ大都類は8日午前、韓国国会で演説する。」と伝えた。韓国関連では近着11月14日号ニューズウイーク誌日本版で前川祐輔記者は「冷え切っていた中韓関係に改善の兆しが出て来た。それは危うい仲直りかもしれない。韓国側はあいまいにしているが中国側は①THARDを追加配備しない、②日米韓3国の軍事同盟を形成しない、③米ミサイル防衛に参加しないという3つの条件があったとされる。3つの「踏み絵」を踏んだ文政権は今回の米韓協議は中韓関係悪化の序章かもしれない」と書いた。

英BBCは「前日のエリザベス女王についでパラダイスペーパー関連で合法だが、チャールズ皇太子にも税逃れで気まずい事実が明るみに出てきた」と伝えた。フランスF2は「EU委員会は税逃れ企業個人ブラックリスト作成を開始した」と伝えた。マナ文書に次いで今回パラダイス文書登場で見て見ぬふりをしてきたEUがついに動かざるを得なくなった。(了)

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3日経っても再発がない。良かったー!!! (11月26日の臨床実践塾の準備)

2017-11-08 08:35:35 | 診断即治療と虹彩学
この「診断即治療」の記事内容は、 FC2ブログ にも転載しています。

振戦2

画像クリックで動画が再生されます



手指が逆に曲がる



先日治療した、「振戦」の患者さんが気になり、紹介してくれた方に連絡をとって、再発の有無を確認してもらった。
暫くして返ってきたメールには、
「再発はないそうです」と書かれていたので安堵した。

その患者さんの話を聞いて、最初に見せられたのが、上の動画(クリックで動画)でした。

「先生、手の震えが止まらない人がいるのですが、治りますかね?」

「震え? パーキンソン?」

「いや、パーキンソンではないみたいです」

「う~ん、どうだろうなー、診てみないとわからないので、とりあえず来てもらえますか」

という会話から始まりました。

当院へ来てからの動画は、先日のブログに書いた通りですが、再発が気になっていました。
土曜日に治療したので、3日経つことになる。
それで再発がないとなると、明るい希望になる。
そこで、準備してあった動画を掲載することにしました。
(ご本人に掲載許可をもらってあります)

そして病院での診断は、
「画像診断でも、血液検査でも異常はありません」ということだったらしいのです。
このような場合は、多くが「症候群」という症状名が付けられます。
この方ですと、おそらく「パーキンソン症候群」というあたりだと思います。


さて次に、2番目の写真ですが、「ええーっ!」て驚いた人もいるかも知れません。
中指が逆に曲がっているからです。
普通ではそこまで曲がることはないのですが、生まれつき特定の関節の柔軟性が高い人がいて、そういう人は、このように曲げることができるのです。

当院へ来られた患者さんで、こんなに曲がる人は、多分初めてです。
これを食養(マクロビオティック)で説明すると、「陰性食過剰によるもの」と考えてしまいます。
この方の虹彩にも、陰性食過剰のサインは出ていましたので、「陰性食過剰だ」と言ってもいいのですが、陰性食過剰の人が全てこのように指関節が逆に曲がるほど柔らかくなることはないのです。

しかし、陰性食過剰は間違いないので、この方には「緩める治療」はしませんでした。
緩める治療とは、鍼灸には「緩める治療」と「締める治療」があり、その方法のことです。
たとえば、胃経は緩める経絡として使うと著効を現します。
膀胱経は、絞める経絡なので、絞める治療として使うと著効を現します。

これを七星論で説明すると、太陽は非常に陽性ですので、太陽に近づくのは陰性の惑星です。(易の原理で)
七星論では、陰性の惑星ですから、「補」の治療(絞める治療)がよく効くと考えます。
そして、太陽から離れた土星は、陽性な惑星ですから、「寫」の治療(緩める治療)がよく効くと考えます。

つまり、エネルギーの流れは、太陽(極陽性)→水星(強い陰性)→金星(やや陰性)→地球(中庸)→火星(やや中庸)→木星(やや陽性)→土星(強い陽性)という流れと考えるので、太陽に近い惑星は陰性と考え、絞める治療に使うとよく効くと考えるわけです。
それらの惑星に経絡を当てはめて考えたのが七星論ですので、その流れに従って「締まる」「緩まる」を考えるわけです。

治療経験の豊富な方はわかると思いますが、水星(水=腎・膀胱)の経絡を使うと、よく締まります。
ですから、膝関節の痛みに「膀胱経」などを使うと、良く締まるので高い効果を出すことができますが、緩む経絡である「土星」の「足三里」を使うと、その場は楽なったようでも、逆に痛みが強くなったりします。

それは、「三里歩けば三里に灸」という言葉があるように、歩いて筋肉疲労の起っている(筋肉が固くなっている)筋肉に、緩める作用のある三里(土星=脾経・胃経)を使うと、緊張が解れて緩むわけです。
この説明をすると長くなりますので、これぐらいにしますが、経絡の使い方は、「何経の病か」も考えますが、「緩める」のがいいのか、「締める」のがいいのかも考えて治療します。

この方も、陰性が強いと考えましたので、絞める治療法を使いました。
この方の治療は、多枝に亘りますので、このブログでは書き尽くせませんので、11月26日の臨床実践塾で説明します。

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