ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

咽喉が痛いがタイに行くので早く治したい (2/25 臨床実践塾の準備)

2018-02-22 14:22:13 | 診断即治療と虹彩学
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八風穴



21才の娘さんですが、
「一週間前に急に37.9度の熱が出た。
 その前にも銚子が悪くて、耳鼻科で薬をもらって、
 今も飲んでいる(ロキソニン、鼻水を止める薬、咽喉の薬)
 で、月末にタイ旅行に行くので治してほしい」

と訴えてきました。

私は問診されたカルテを見て、

「ええ? ロキソニン?」と聞いた。

「はい」

ちょっと驚いた。
咽喉が痛いだけでロキソニンを出されたというからです。

ロキソニンにも種類がありますが、とりあえず、こちらから【http://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka.cgi?n=17162】「ロキソニン錠60mg」の副作用を載せておきます。

そのサイトによりますと、 
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
• 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化性潰瘍、血液疾患、肝障害、腎障害、心障害、アスピリン喘息または既往歴
• 妊娠または授乳中
• 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

なぜロキソニンの副作用を書くかといいますと、上の副作用には書かれていませんが、ロキソニンは肝臓に負担がかかるようで、ロキソニンを飲んでいる人は、肝臓からの症状を訴える人が多いからです。
歯科医でもよく出される薬ですので、重大な副作用はないにしても、徐々に肝臓が弱ってくるみたいなのです。

さて、ではどのようにしたらいいかということですが、とりあえずは炎症を抑える必要があるので、「八風」(はっぷう)というツボを使うことにしました。(上の写真)

八風というツボは、上の写真に赤い破線で円を描いたあたりになり、専門的には「中足指節関節部」に当るところです。
それが、何故炎症に効くかというと、七星論での関節配置では、そこは「火=心・小腸」に対応する部位で、熱に関する治療によく使うツボなのです。

火(心・小腸)が、なぜ炎症に関係するかと言いますと、東洋医学では、「火=熱」という考え方をします。
つまり、炎症症状を治めるには「火」を使うと考えてください。
直接「心経」を寫すると、心臓が弱ってしまい、体の力が抜けてしまうので、対応する足のツボを使うわけです。
しかし、熱というのは、頭や胸部から起こりやすいので、発熱があった場合は中手指節関節部にある「八邪」というツボを使います。

答えだけを書きますと、発熱には「八邪」、炎症には「八風」と覚えてください。
(こんなことは七星論の本以外には書かれてないと思います)

炎症が起こりやすいのは、肝、腎、脾が多く、発熱が起こりやすいのは心、肺に起こりやすいので下肢のツボである「八風」と、上肢のツボである「八邪」を使うわけです。
つまり、肝、腎、脾の経絡は足に流れ、心、肺の経絡は手に流れているので、そのような組み合わせになったわけです。

さて、それでその患者さんはどうなったかと言いますと、鍼が済んだあとは、咽喉の痛みも半減していました。
しかし、よっぽどタイに行くのが楽しみのようで、

「これでもう大丈夫でしょう」と言ったのに、

「心配だから来週も来ます」と帰って行きました。(^^;)

それは今週になるのですが、多分、ケロッとしていると思います。
ケロッとしてなかったら、その後の経過を書かせて頂きます。

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NYダウ、一時300ドル高、利上げ懸念から急落、166ドル安、米フロリダ高校生銃規制求めてトランプ大統領と面談の間、フロリダ州議会、銃規制強化法案反対多数で否決(学校で教えてくれない経済学)

2018-02-22 10:19:27 | 経済学
米FOMC議事録が発表されたあと①米景気堅調持続、②インフレ懸念、③年内数回の利上げ実施が確実視された。米債券が売られ利回りが10年物国債で2.95%台まで上昇した。投資家の不安心理を表す代表的指標の一つである恐怖指数VIXは20%ポイントで高止まりしている。21日NYダウは一時303ドル高まで上げたが引けにかけて急落166ドル安24,797ドルで取引を終えた。NY外為市場もFOMC議事録で乱高下した。1ドル=107.75円、1ユーロ=132.34円でほぼ取引を終えた。NY原油(WTI)は小幅安バレル61.68ドル、NY金は小幅高オンス1,330.00ドルで取引を終えた。

22日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でカタール、アルジャジーラ、英BBC,フランスF2,ドイツZDFはそろってシリア東グータ地区でアサド政権軍と反政府軍との戦闘で子供含む350人民間人が死亡900人が負傷したと伝えた。ドゥテール国連事務総長は戦争犯罪だと激しく非難した。英BBCは「シリア内戦は8年年目に入ったが、アサド政権は2016年後のロシア介入の結果、恐れるものが無くなった。シリア内戦が収束する兆しは見えない」と総括した。

米ABC,英BBC,ドイツZDF、豪ABCは「フロリダの高校での銃乱射事件後、フロリダの高校生がホワイトハウス前に集まり銃規制を訴えた。トランプ米大統領は学生代表、教師2人と面談した。トランプ大統領は連射式自動小銃タンクストックの購入年齢を20歳から21歳引き上げを提案した。ホワイトハウスで会見中、フロリダ州議会では銃規制強化法案を反対70賛成30で否決した。」と伝えた。

シンガポールCNA,香港TVE、豪ABCは「アメリカを除く11国が改正TPP協定に調印した。」と伝えた。シンガポールCNAは「トランプ大統領は内容が修正されればアメリカもTPP参加を再検討すると話した。しかし、現実問題として期待できない。今回TPP合意に
は日本がリードし、カナダ、NZが動いた。11国全体のGDPは世界の13%を占める。」と伝えた。


22日朝放送の韓国KBS,米ABC、香港TVBは「平昌五輪開会式に参加したペンス米副大統領は北朝鮮との対話を予定していたが対談2時間前に北朝鮮側からキャンセルされたとワシントンポスト紙が21日報じた。」と伝えた。韓国KBSは「米国は北と対談し、北に核放棄を求め圧力をかけ続ける意向だった。北朝鮮は制裁解除を望んでいた。双方の立場の違いが大きかった。」と伝えた。(了)

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ホームページをやっと更新 (2/25 臨床実践塾の準備)

2018-02-21 20:09:32 | 診断即治療と虹彩学
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五虎穴



パソコンの調子が悪くて、古いノートパソコンで更新をしているのですが、これもいろいろ不具合が起こります。

しかし、やっと、何とか、  ホームページの  「臨床実践塾案内」を更新することができました。

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咳が続いて胸が苦しいし肩も痛い (2/25 臨床実践塾の準備)

2018-02-21 14:17:59 | 診断即治療と虹彩学
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写真① 胸郭部への鍼




写真② 顔への七星配置



タイトルのような症状を訴えて来た方がいました。
咳をし過ぎると、確かに胸が痛くなると思います。
そんな場合、前面から治療する方法と背面から治療する方法があるのですが、とりあえず胸の痛みを和らげるつもりで、脳幹区、大脳区、肩反射区、顔面の胸郭反射区へ鍼をしました。(写真①)

「どうですか? 胸はちょっと楽になりました?」

「あ、楽になったみたいです、うふっ。頭に鍼をしたんですよね!」

「ええ、脳幹や大脳の活性を図るのと、胸の痛みを抑えるような鍼をしたんです」

「ふ~ん」

咳が続いて胸が痛くなる場合は、普段あまり使わない肋間筋という筋肉が過剰に刺激され、筋肉痛のような状態になる場合もあるので、その筋肉痛を取り去るつもりで、肋間に鍼をするのも一つの方法ですが、背部から肋間筋を緩めるつもりで、背部へ鍼をして治療効果を上げる方法もあります。

しかし、写真①のような方法は、「反射区療法」とでも言いましょうか、反射的に出て来る部位に刺鍼して、最初症状に症状を治める方法と使います。
「私は」と言うのは、頭皮鍼の流派によっては、「中枢からの治療」と説明しているところもあるので、「私個人はそう考えている」という意味です。

それは、写真②を見て頂くとわかると思いますが、七星論での顔面配置は、額に「水=腎・膀胱」「筋=肺・大腸」「地=心包・三焦」を配置しており、写真①の額への鍼は、七星配置の「金」、則ち「肺・大腸」になるからです。

逆に、たとえばおでこのその部位に、ニキビや吹き出物や痛みなどの症状が出た場合、肺経や大腸経でも、ある程度治められるということになります。
ついでに話しておきますと、ニキビの出る部位で、どこの臓腑が弱いかもわかるわけです。
もし、写真②の「金」の部位にニキビが多いとすると、「肺・大腸」(ニキビの場合は主に大腸)が原因と考えて治療すれば、治しやすいわけです。

胸は、肋骨や胸椎に異変が出ていると考えてもいいのですが、「その肋骨や胸椎に異変が出たのは何故なのか」というところまで考える必要があります。
もちろん「咳が原因」と言ってもいいのですが、咳も症状の一つですので、「その咳は何故出てきたのか」という事を考える必要があるというわけです。

そんな場合は、脈診で診るよりは、七星論の「六臓診」で診たほうが的確な診断ができます。
それは何故かと言いますと、脈診は「今、現在」を診る方法だからで、「六臓診」は、時間が経過した病因まで見つけることができるからです。

この患者さんのような症状を、「筋・骨格系」と診るのか、「臓腑の異変」と診るのかは、各治療師によって違うと思いますが、再発させないためには、「臓腑の異変」と捉えたほうが賢明と思います。
さらに、「咳が何日も続いた」と言うなら、咽喉や気管支に炎症も出ていると思いますので、「炎症を治める治療」も必要だと思います。

あ、その患者さんですか?
もちろん、胸の痛みは取れたし、肩の痛みも取れました。
この患者さんは、治りがいい方なので、これで多分1~2ヶ月は来ないと思います。
いつもそうですから……。(^-^)

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ウオルマート株安がリードNYダウ254ドル安、一方、米債券安、利回り上昇で1ドル=107.27円(学校で教えてくれない経済学)

2018-02-21 11:18:17 | 経済学
週明け休日明けのNY市場ではウオルマートの株価10%下落からNYダウは254ドル安24,964ドルで取引を終えた。NY外為市場では債券が売られ利回り上昇、日米、日欧金利差拡大が意識され1ドル=107.35円、1ユーロ=132.42円で取引された。NY原油(WTI)は小幅高バレル61.79ドル、NY金はドル反発から大きく下げオンス1,328.80ドルで取引を終えた。21日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でブルームバーグは「ウオルマート株価下落は米税制改革を先取りして年末ボーナス引き上げなどで人件費がかさみ昨年11月~今年1月決算の利益見通しを下回ったため。ウオールマート株下落分のみでダウ構成部分で70ドル下げ一、1社分で一時ダウ下落分の40%近くを占めた」と解説していた。

21日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「フロリダの高校で起こった銃乱射事件を受けて一部学生が銃規制に動き始めた。トランプ大統領も学生との面談を予定している。調査会社NRAの世論調査ではメンタルヘルスの対応で問題があったとする見方がほぼ70%を占め、銃規制強化を求める声は20%と低い」と総括していた。ドイツZDFは「SPDがCDU/SDUとの連立の賛否を問う党内投票が19日から始まった。投票は3月2日に締め切られ4日に発表される。SPD党員の賛否では65歳以上は連立に57%が賛成しているが35歳以下では連立賛成は20%に過ぎない。若者の間にはメルケル政権との連立に反対する意見が急速に拡大してきている。大衆紙ビルトが実施した最近の世論調査ではメルケル率いるCDU.CSU32%.ドイツのための選択肢Afd16%、SPD15.5% 緑の党13%左派党11%、自由民主党9%とAfdが初めてSPDの支持率を上回った。SPD党内の分裂を促しSPD党内選挙に少なからず影響を及ぼす。」と伝えた。

21日朝放送のカタール、アルジャジーラは「シリア政府軍が反政府軍拠点アスリムを空爆,子供多数を含む250人が少なくとも死亡した。」と伝えた。ドイツZDFは「パレスチナ、アッバス議長は国連安全保障理事会で演説しパレスチナ問題を多国間協議で解決すべきだ。アメリカはパレスチナ支援を6,500万ドル減らした。犠牲者は子供たちだ。」と訴えた。ケイリー米国連大使は強硬に反対した。」と伝えた。英BBCは「世界で多くの新生児が命を落としている。日本に生まれた赤ちやんは幸せだ。日本では新生児の死亡率は1000人に1人を切った。母子手帳を通じたきめ細かい対応が大きい」と評価していた。ワールドニュースで日本が褒められるケースは少ない。(了)

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さっぽろ雪まつり(Part2)

2018-02-20 19:06:33 | 一枚の写真




























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さっぽろ雪まつり (Part1)

2018-02-20 16:27:26 | 一枚の写真
大変御無沙汰していますが、皆さんお元気でしょうか。今年は札幌も異常気象の影響で、寒波と例年に無い雪の降りかたで、札幌市内は降雪量が少なくて、南方向の山々にはドッサリとパウダースノーが降って、海外からのスキーヤーで連日の賑いを見せており、お陰で、小生の出番が増えて、体調を整えながら、頑張っている所です。

そんな訳で写真の送付が遅れました事お詫び致します。さてと、今年の雪まつりはあまり良い作品が無く、唯一国際コンクールでは、それなりの力作がそろいました。

優勝の「闘鶏」(タイ)、2位の「メドューサ」(アメリカ)、3位の「金魚」(マカオ)、4位の「渦巻き」(フィンランド)、力作は:インドネシア『ふたりの時」、オーストラリア「波と富士山」、その他ファイター入りした「清宮君」等でした。

ついでに、マンション隣の小学校でのスキー授業風景もご覧下さい。
以上です  K.T.



























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村田晃嗣先生大いに語る「トランプのアメリカと世界」(スケッチ&コメント)

2018-02-20 14:11:42 | スケッチ


村田晃嗣先生大いに語る

江嵜企画代表・Ken



村田晃嗣、同志社大教授による「トランプのアメリカと世界」と題する講演会が2月17日(土)午後1時半から神戸国際大学で開かれ楽しみにして出かけた。テーマ、講師ともに恵まれ会場は満席だった。会場の様子をスケッチした。講演とほぼ同時刻に演技が行われていた平昌五輪、フィギュアスケート男子シングルスで羽生結弦選手、金、宇野昌磨選手、銀とダブル入賞が講演後に事務局から紹介されるハプニングがあり、この日の講演内容も厳しく、いろいろな意味で会場は大いに盛り上がった。

「日本の人口は歴史に例を見ない速さで減少している。現在日本は、合計特殊出生率、男女2人で1.44である。計算上日本に2050年、あと32年で2,700万いなくなり1億切る。これは今380万の四国4県 の人口分が7年置きにひとつずつ消えてしまう勘定だ。自分も含め会場の皆様もおられないと思うが、2100年には6,000万になる。短期間に余りに急激に人口が減るということを日本人は体感できないでいる。」と村田先生は口火を切った。

日本は明治維新からちょうど100年目の1968年にドイツを抜いてGDP世界第2の経済大国となった。国土面積37万㎢、中国の1/25.人口は1/10に過ぎない。まさに奇跡である。その中国は辛亥革命から100年目に当たる2011年に日本を抜いて世界第2の経済大国になった。中国はGDP拡大を続けている。日本は横ばいである。中国の国防費はGDPとともに拡大している。あと12~13年で日本の11倍に達するとみられている。日本の国防費はGDPの1%で5兆円であるが1兆増やすことができない。

「10年前の2008年にアメリカをリーマンショックが襲った。その年中国では北京オリンピックが開催された。リーマンショックの中国への打撃は比較的軽微だった。日本は東京オリンピックから世界の大国に成長していった。中国は北京オリンピックからアメリカに伍した力をつけ今抜こうとしている。特に国防費にそれが目立つ。一方、アメリカは力を失っている。リーマンショックがアメリカに与えた影響は大きい。そこにトランプ大統領が登場した。」

「アメリカではリーマンショックの反動で、アメリカ最初の黒人大統領,オバマ政権が誕生した。そして昨年、2017年、オバマ政権の反動としてトランプ大統領が誕生した。いまアメリカは完全に分断状態にある。」「2018年11月6日に米国で中間選挙がおこなわれる。中間選挙では上院の1/3に当たる34人と下院435全員が改選される。現状、上院は共和51、民主49と僅差、下院は共和239、民主193で共和優位だが選挙結果次第で逆転の可能性がある。米大統領の仕事は議会の承認次第である。その意味で米中間選挙の行方は見逃せない」と話した。

「今一つトランプ大統領の命運は①米国経済がこの先うまくいくか、②ロシア疑惑捜査進展いかんにかかっている。いまのところ経済がうまくいっているがその中でもトランプ支持率は30%台である。ロシア疑惑捜査の進展いかんではトランプ大統領が弾劾される可能性が残る。ただ弾劾には議員の2/3の賛成を必要としている。中間選挙の日は法律で決まっている。日々の動きは当然大事だが、特にスケジユールがどう決まっているかを念頭においておくと物事がより分かりやすい。」と村田先生は話した。

「スケジュールが決まっていることで言えば日本はどうか。安倍政権が立憲民主党の敵失で、あくまで私見だが、しばらく安定が予想される。それまでに安倍首相は憲法改正を進める。来年になると今上天皇ご退位、元号改正、6月参院選挙、サミットなど変更できないスケジュールが目白押しだ。2020年東京五輪が決まっている。安倍首相は自民党総裁選をクリアしたあとリタイヤしてキングメーカーとして自らの権力維持を考えている」と村田先生は話した。

中国と日本の関係について村田先生は「中国は安倍政権はしばらくは安定しているとみている。だから今は日本にあれこれ注文を付けてこない。中国は北朝鮮の将来をはるかに心配している。朝鮮半島で混乱が起きれば難民が大挙押し寄せてくる。それだけは何としても阻止したい。」と話した。「北朝鮮は日本にばかり向けてミサイルを飛ばしているといわれる。中国にもロシアにも当然グアムにも撃てないからだ。グアムに向けて撃てば即戦争になることを北は知っている。非核化を認める考えは北には全くない。アメリカとの関係回復をひたすら期待している」と村田先生は話した。

朝鮮半島情勢の悪化は38度線を介して50キロの間に韓国人2,200万が住んでいる。50キロといえば神戸から大阪梅田の距離だ。ソウルだけで1,300万生活している。米軍4,900人、家族軍属入れると2万、日本人も韓国駐在員、有事の際滞在する観光客入れて最低2万の日本人の人が危機にさらされる。日本政府は有事の際の日本人救済策を検討に入った。しかし、自衛隊の艦艇はソウル含め韓国の港に入れない。日本ができることは米艦艇で対馬に移した後になる。世の中にはいろいろおっしゃる方はおられる。裏付け、行動が伴わない」と村田先生は話した。
「日本のことは日本で守れという。その際、海上保安庁を活用せよという。日本には6,000の島がある。海上保安庁の年間予算は2,100億円。これは東大の年間予算とほぼ等しい。お金の裏付けがなければ物事すべて動かない。尖閣を守れだけでは前へ進まない」と村田先生は話した。

1時間半の村田先生の講演を1枚2枚の紙数では書き切れないことを白状する。素晴らしい機会を用意いただいた神戸国際大学にひたすら感謝である。(了)

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そのツボは正しいですか?(2/25 臨床実践塾の準備)

2018-02-20 10:48:20 | 診断即治療と虹彩学
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写真① 変則的な背部兪穴の使い方



写真② 治療中に出た背中の斑点(黄色で囲んだところ)



全身にあるツボは、WHOの定義では361となっていますが、実際に臨床で使われているツボの数は数えることができません。
たとえば、写真①の変則的な取穴などもあるからです。
ですから鍼灸師は、自分が納得したツボを多く用いているはずです。

 2月25日の臨床実践塾  の第一部は、矢田部雄史先生(大阪医療学園講師)が担当するのですが、矢田部先生は学校でも経穴を教えていますので、わかりやすく解説してくれます。
テーマは、「査穴の取穴とその使い方」になっています。
矢田部先生がどのように展開させていくかは聞いていませんが、臨床では「陰査穴」の代りに「陽査穴」を使ったりしますので、きっと面白い展開になると思います。

それで、私も補佐として入る予定ですが、私は「そのツボは正しいですか?」を内心のテーマにしています。
どういうことかと言いますと、何年か前に、背部兪穴に疑問を持つことがあり、何とか実験で検証することはできないかと考えたことがあります。

それはこうです。
たとえば、背部兪穴には「心兪」、「肺兪」、「肝兪」、「脾兪」、「腎兪」、「大腸兪」などと、対応するだろう臓腑の名前が付けられています。
しかし、「それらのツボに刺鍼して、ほんとに効果があるのだろうか?」と考えた人は私だけではないはずです。

ですから、「どのようにすれば効果があるということを証明したらいいのだろう」と考え、考えた方法を臨床実践塾で公開実験して見てもらったのです。
すると、私が仮説を立てたように、ツボの名前は、背部兪穴と臓腑との対応が間違っているのもあったのです。

そのとき、実践塾に参加している半数は信じ、半数は疑心で見ていました。
それはそうだと思います。
今まで信じて使っていたツボが、そうではなかったとなれば、間違いをしていたという事になるので、それは認めたくはないはずです。
ですから、暫くその実験については触れないようにしてきました。

もし、それを信じるとすれば、自分自身の過去も否定しなければならないので、非常に苦しんだはずです。
それは私も一緒です。
自分を否定することがどんなに辛いものかもわかっているつもりです。

しかし、実験で証明するというのは、「間違いを改める」という「革新」です。
間違っていると思われることがあれば、実験で検証して、どちらが正しいのかを決めたらいいと思うわけです。
「あの本にそう書かれていた」とか、「あの先生がそう言っていた」という裏付けのない話ではなく、「私たちがこのように実験したらこのようになった」という強い証明が必要だと思うのです。

たとえば、写真②をみてください。
黄色で囲んだところに鍼はしていませんが、刺鍼後のような斑点が出ています。
不思議ですねー。
最初にこのような反応を見たときには、
「何だろう。昔の人は、このような斑点を見てツボを決めていったのだろうか。いやいや、これだと体の半分にしか現れないので、そうではないだろう」などと考えました。

それから、年に1~2人ぐらにそのような反応を見たので、そのような反応の出る方々の共通点を考えるようになりました。
この半年ぐらいの間にも、このような斑点の出た人が2人いました。
そして、「これではないか」と思われることが見つかったのです。
しかし、数人の臨床で「原因はこれだ!」という薄っぺらいことは言いたくないので、(実践塾ではお話しますが)、ここでは控えておきます。

今度の臨床実践塾では、このような実験もしていきます。

何のために?

この、「鍼を使っての実験方法」を考え着くまでには、いろいろな試行錯誤があり、やっと見つけた実験方法ですので、「発想転換」の図り方も学んでほしいと考えるからです。
※ 私の知る限りでは、このような実験方法を使った証明は(私が公開する前には)ないと思います。

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患者さんに受ける治療法:右の上前腸骨棘が痛く左の肩も痛い(2/25 臨床実践塾の準備)

2018-02-19 12:16:52 | 診断即治療と虹彩学
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写真① 左の腰がくびれている



写真② 左のくびれがだいぶ良くなりました



写真③ 右手の心経にかぶれがある



経済学をご寄稿くださる江嵜企画の江嵜健一郎さんのパソコンも動かなくなり、ドック入りしているそうです。m(__)m


2月25日の臨床実践塾では、「診断即治療」をテーマに、「筋・骨格系調整のための鍼」を説明していきます。
それは、いわゆる「見せる治療」(魅せる治療)になるかも知れませんが、どちらかと言うと「患者さんに受ける治療法」と言ったほうがいいかも知れません。
たとえば、ビフォー・アフターの写真というのは、誰が見てもわかりやすいので、そのようなテクニックに使える治療法の公開です。

治療は、根幹から治さないと、いつまでも、何回も、治療院へ通わなければならないので、私たちは常に、「根本的な原因は何か?」という事を追求しています。
つまり、樹木で説明すると、根幹の、「根」や「幹」に原因を求めるということです。
根幹が整えば、枝葉も自然に整ってくるからです。

木が生えるには、「根」がなくては生えません。
木が育つには、栄養分の通路である「幹」がしっかりしなくては育ちません。
枝葉が伸びるには、「根」から栄養分を吸収して、「幹」を通して枝葉に栄養分を運ばなければ花は咲きません。

それを治療に喩えると、「根」は基礎理論であり、「幹」は理論展開になると思います。
そして、基礎の理論と展開があって、いろいろな治療法が生まれてきます。
現代医学では、解剖・生理を基礎にしていて、目視、あるいはMRIなどの画像を中心に捉え、科学や化学を活用して病気を理解し、治療していきます。

目で見える物質での説明ですので、国語力があればたいてい理解できます。
一方の東洋医学は、術者の感性が重要になるのですが、解剖学を基本にした「東洋医学的手法」なら、少し学べば治療法も身に着けることができます。
その代り、ある危険性もあります。

先日、上の写真①の方が、
「右の上前腸骨棘が痛い!」と来られました。
こんな場合は、片方の腸骨の前傾が多いので、足の長さを見ると、やっぱり右足が長い。
右の腸骨が前傾しているわけです。
それを調整してから、鍼で経絡調整をしました。(写真②)

上の写真①だけではわかりにくいのですが、肝臓が腫れて、左の腎臓が硬くなった状態なので、「肝・腎」の治療は欠かせません。
ところが、写真③のように、右手の心経に「かぶれ」が出ていたのです。
つまり、七星論で考えると、腎経と心経は「対応経絡」になっているので、腎の異変は心の異変として現れることも多いのです。

ですから、先ほど「肝経と腎経は欠かせません」と書きましたが、臨床では常に「肝経と肺経か大腸経」、「腎経と心経か小腸経」を使うようにします。

勘違いさせてはいけないので、「一穴鍼法」の説明もさせていただきます。
一穴鍼法は、一穴で脈を整えるというテクニックですが、脈と同時に症状も改善されますが、一穴鍼法だけで治療を終わると、短時間で症状が再発してしまいます。
ですから、「七星一穴鍼法」では、脈診よりも「脊椎診」を重要視します。
それは、脈は一時的な場合も多いのですが、脊椎の歪みは中長期的な臓腑の歪みが出てくるからです。

上の写真①と②を比較してもわかるように、治療前と治療後では、素人でもわかるぐらいに歪みが改善されています。
この方は巨鍼を怖がりますので、全て豪鍼(日本の細い鍼)だけで治療しました。

普通なら、手技療法で骨格の歪みを整えることを考えそうですが、それをしてもすぐに元に戻るので、「根や幹」から治療していったわけです。

しかし、患者さんは、基本的に素人の方がほとんどですので、自分の体に感じたことや、症状が改善されたことを中心に判断します。
ですから、軽い自動運動をさせて、矯正の効果を確認してもらうのも大切ですので、今回の臨床実践塾では、患者さん自身が、家庭で検査する方法と矯正する方法も解説します。

と言いますか、実は、体を動かして検査する方法の理論を知れば、多くの検査法に発展させることができるのです。
それは何故かと言いますと、人間の体も「根⇒幹⇒枝葉」の流れに則っているからです。

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