(学校で教えてくれない経済学)
「年末までサウジアラビアが原油の自主減産を続けると発表した。ロシアが追随した。インフレが継続するとの思惑から米債券が下落。利回りが上昇。休み明け5日、NY市場でダウが195ドル下げ、ナスダックも小幅値下がりした。欧州株は中国経済の先行き懸念から小幅に売られた。」と5日、ロイター電子版が伝えた。シンガポールCNAは「アセアン合同会議が5日開かれ、主催国インドネシアのジョコ大統領は「アセアン諸国の存在力は揺ぎないものがある。我々はお互いに包容力を発揮しょう」と冒頭挨拶で述べた。」と伝えた。
5日、NY株式市場でダウは34,641ドル、195ドル、0.56%安、S&P500は4,496と18ポイント、0.42%安、ナスダックは14,020と10ポイント、0.08%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは14.01と7.03%上昇。米10年債利回りは4.267%へ2.22%上昇した。NY外為市場では1ドル=147.68円、0.83%高、1ユーロ=158.34円、0.14%高、1英ポンド=185.55円、0.35%高で取引された。NY原油はバレル86.73ドル、1.38% 高、北海ブレントは同90.06ドル、1.19%高で取引された。年末迄OPECプラス減産継続が意識された。NY金はオンス1,951.30ドル、0.81%安。ビットコインは2万5,682ドル、0.56%安で取引された。
6日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「①英バーミンガム市(BCC)は5日、9億7,000万ポンド(約1.8兆円)利払い不能で破綻宣言した。行政サービスの低下が不可避となった。英政府は自治体の責任は自治体で対処すべきであるとの立場を変えていない。②英小売大手ウイルコ(WILKO)が管財人の管理下に入った。」と伝えた。シンガポールCNAは「①アセアン合同会議が5日開かれた。ミヤンマー問題とインド太平洋問題が主要議題だがまとまらなかった。26年の議長国ミヤンマーに代わりフィリピンが決まった。②タイに新たなセター連立政権が発足した。新閣僚には先の総選挙で最大得票の「前進党」は参加していない。新政権の前途は多難だ。」と伝えた。韓国KBSは「①キム北朝鮮総書記がモスクワ訪問ロシアへ武器供与の見返りに人工衛星システムや原子力潜水艦のロシアからの情報入手が狙いと見られる。②福島「処理水」放出の後安心してもらうための努力が韓国国内で続いている。ある寿司店は「売り上げが半減した。ランチをはじめた。」と話した。政府に支援策強化を訴えた。」と伝えた。中国CCTVは「李強首相がアセアン会議でジャカルタに到着「中国はセアンに新たに原動力を発揮したい」と語った。」と伝えた。東方衛視は「国連2758号決議の歪曲は「一つの中国」の重大な挑発だ。」と毛報道官は語った。」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツのEV車の生産台数は8.6万台と特に安価な中国EV車に後れを取っている。ショルツ首相はドイツEV車に乗り込みEV車を盛んにアッピールした。」と伝えた。フランス2は「ギリシャは一転して大雨で各地に洪水が発生。アテネではがけ崩れで多数の死傷者が出た。」と伝えた。85年前、神戸に大洪水が襲い多数の死傷者、家屋が流された。六甲山の麓でJR神戸線住吉駅から徒歩25分登った場所にある白鶴美術館前に「ここまで水が来た」との標識が立っている。はげ山だった六甲山の水害対策がそれを契機に始まった。防災を訴える口数は豊富だが行動が伴わないと意味がない。(了)