eSSay

エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

職場の顔 家庭の顔

2006-08-13 09:17:24 | エッセイ
 お盆休みの人も多いかと思う。休めない人には悪いが、しばらく仕事から離れられるのは、リフレッシュできていいものだ。

 いわゆる中間管理職として、職場ではどちらかと言うとコワい人間と見られているが、家庭ではその仮面を脱いで、カミさんや子供たちに大甘のおとうさんなのである。だから仕事関係の人間には、家庭内での顔は見せたくない。『結婚できない男』の桑野信介とは別の意味で、家に人を入れたくはないのだ。
 たとえば最高裁判事だって、自分の孫あるいはひ孫には思い切り甘い顔を見せているに違いないし、お笑い芸人だって、仕事を離れたら逆にほとんど笑いもしないのかもしれない。
 かの寅さん役の渥美清は、プライベートを完全に秘密にしていたそうだ。イメージを損ねたくないのと、仕事と家庭とは切り離したいという気持ちがあったのだろうと言われている。

 前回、「ナンセンス スタヂアム」という、中学生みたいな内容の記事を書いた。そして昨年末には「NO BORDER」という、マジメな文章も載せている。振幅の大小はともかく、一人の人間でもアウトプットはばらつくものだ。それが大きく違う場合、別の面を見せている相手には見せたくない。
 特にテーマを絞っていないため、記事の内容がばらつくのは仕方のないことだが、その分、ネタに困るということもない。今貯まっている書きたい表題だけでも50くらいはあるので、このブログ、まだまだ続くと思う。毎回読んで下さる方、たまたま寄って下さった方ともども、これからもよろしくお願い致します。

 ついでに言うと、このブログのことは、カミさん以外は誰も知らない(ハズ)。友達にも照れ臭くて教えてないし、カミさんにだって、中身を見せたことはない。特に隠し立てするようなこともないんだけれど、その方が気兼ねなく書けるから。

 あーしかし、休みはいいよねー。自分に戻れる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする