やはり仕事なのですが、北京へまた行ってきました。
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前回3月と同じく、ホテルがオリンピックのメイン会場・国家体育場(鳥の巣)の近くで、10月から中に入れるというので行ってみた。
入場料50元は、日本の感覚で言うと2000円くらいか。平日だったけど、1日1万人くらいは入っているみたいだった。地方から上京してきた人がほとんどのようで、僕ら外国人もちらほら。ああいうデカい設備は維持費が大変なのだが、充分まかなえるような気もする。
隣りには国家水泳センター(ウォーターキューブ)もあって、夜のライトアップされているところも見ることができた。2つの施設の間は、幅100メートル以上の道路というか広場が南北に通っていて、ひーろびろしたものだった(うらやましい限り)。
しっかし寒かった。寒気団のせいで日本も寒かったようだが、日が暮れると氷点下、最低気温はマイナス9度とな。ただ、現地の人に聞くと、例年そんなもんだそうだ。大陸性の気候、というか。
雨もほとんどないようで、空気や地面は乾ききっていた。そのため車は一様にホコリっぽく、日本みたいにピカピカってのはほとんど見かけなかった。また、マンションの物干しも、ホコリかぶらないようにか、防寒のためか、サッシ窓で囲われていた。
大気汚染もあるのかもしれない。ホコリなのかスモッグなのか、遠くが霞んでいたし。大気汚染あるいは渋滞を減らすため、日替わりで運転できない自動車を、そのナンバーで1割減らしているとのこと。きょうは末尾1番がダメ、あすは末尾2番がダメ、というように。
オリンピック会場周辺はきれいに整備されていたけれど、むかーしながらのレンガ造りの家というのも所どころに。人の服装もまだまだ地味で、失礼ながら、なかなか垢抜けた感じとは言えなかった。
ただ、やはりオリンピックの成功は自信になったようだ。
高校生のころだったか、中国に憧れたような時期があって、いつか行ってみたいと思っていた。そんなことすっかり忘れていたのだが、それが実現したということで、ちょっと感慨に耽ってしまったのでした(何十年も経ってしまったんだけれど)。
4日間ほど浦島状態になっていて、帰ってきたら元厚生事務次官襲撃なんて事件があったそうで、少々ビックリしているところ。
来年はドイツへ、という話もあり、何か面白いこと見聞きしたら、また報告します。でもでも、仕事でなきゃあ、もっといいのにねえ。