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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

麻生さんピンチ!

2008-12-14 09:11:10 | 時事
 
 麻生内閣の支持率が落ちているらしい。記者会見の時の表情も、ずいぶんと落ち着きのない、生気のないものになっている。ただ、元々アマノジャクなので、こういう時こそ応援したくなる。
 大きな要因としての第2次補正予算案を出さないことは置いとくとして、夜な夜なバーで飲んでるからだの、漢字が読めないだの、口が悪いだの、それが何だっていうのか。

 漢字がきちんと読めたって判断力・大局観がなければどうしようもないし、口が悪いのは元々であって、だからこそ自民党の面々は面白がって担ぎ上げたんじゃないのか。「自民党の危機だ」とか何とか抜かして、手のひら返すように反対派に回るってのは、節操がないというか何というか。(だから自民党はダメだ、ということにもなるのだが)
 だいたい、自分たちで選んだ、自分たちでまつり上げた人間を、すぐさま引きずり下ろすってのは、倫理的にどうなのかな、と思う。それが国家のため、という大義名分はあるにせよ。
 麻生首相も、その辺の悲哀を大いに味わっているに違いないだろうが、周りの支持を失ったことで権力者が見放されるのは、ルイ14世にしろ豊臣家にしろ、近いところでは米国のブッシュ大統領にしろ、歴史上何度も起きていること。そう珍しくはないんで、あまり気にすることでもない。

 前回も書いたように、今の世の中、チマチマしたことで大騒ぎし過ぎ。不備なところはお互い様、と3年あるいは5年、やらせてあげたらどうだろう、といつも思う。
 2次予算案を出さないのは、それなりの判断があってのことだろうし、何も一人で決めてるわけでもなかろう。側近の意見も取り入れてのことだろうから、独裁的なものでもないはず。
 ただでも、失業者が多く出ているこの不景気は何とかしてほしいものだ。世界的なものなので、難しいとは思うけど。

 政権を失うのは怖いことだろうけれども、一度民主党にやらせてみるのもテかもしれない。それで世の中良くなれば、自民党というよりこの日本に生きる者としても喜ばしいことだろうし、世の中悪くなれば、自然また自民党に政権が戻ってくるわけだから。また、あまり変わらないようであれば、それこそ政策で勝負できるのだし。
 そうそう、新聞にしろテレビにしろ、政策の中身よりも、どの派閥が会合開いたとか、くっ付くとか何とか、そういう政略的な話が多すぎるように思う。大事なのは中身だと思うんだけどね。

 まあじたばたしないで、運を天に任せる、くらいの気持ちでいるのが一番よろしい。
(と、偉そうなことを書いてしまいました。当事者じゃないので、勝手なことが言えるわけです)

〔写真は、首相官邸HPより〕

コメント (1)
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