『劇場版』がまあまあ面白かったので、木曜夜のテレビ朝日『科捜研の女』を見始めた。
少々クサいセリフもあるし、科学捜査の現場があまりにもきれい過ぎ、というのはあるけれど、そこがまたいいのだろう。取り上げられる最新の分析方法に対し、人間関係や人間臭い動機なんかも興味深いところ。最近面白いドラマも少ないし(若い人の漫画が原作というが多くてつまらない)科学の豆知識も得られるし、ちょっとハマってしまったかも。
地でやっているのか、主演の沢口靖子の無邪気なところは相変わらずで(何の脈略もなく)京都の名所が出てくるのもいいところ。これが難しい顔をしてマジメーにやっていたら21年も続かなかったろう。
ところで、数々の科学捜査方法を紹介するこの番組、悪いこと企む人間に対し「どんなに工夫してもシッポは捕まるもんだよ」というメッセージを発することで一定の犯罪防止効果もあるんじゃないか。製作側が意識しているかどうかはともかく。
〔写真は番組HPより〕