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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

大学がすべてではないけれど

2011-02-06 09:37:31 | エッセイ
 
 大学入試のシーズン、うちの次男坊も受験生。
 長男坊がいわゆる一流大学に入ってくれたから半分安心していたのだが、反動というのかアンチテーゼというのか、次男の方は勉強さっぱりで、親が期待していた所へは、とても行けそうにない。あまり聞いたことのない国立か私立か。
 センター試験の結果を聞いたが、ガッカリするようなもの。おいおい、まぐれでもいいからもうちょっと取れよな、と言いたくなるような点数。

 まあ僕も高校になって勉強しなくなり、一浪してようやく入れたクチなので大きなことは言えないのだが、「勉強しろ勉強しろ」と口うるさく言われてイヤになった経験から、子供にはほとんど「勉強しろ」とは言わずに育てた。
 性格とはいえ、これが長男の場合、伸び伸びと勉強することになった一方、次男の場合は勉強しなくていい口実となった。本人嫌がるんで行かせなかったが、無理にでも塾でも行かせれば良かったね、とカミさんと話をしているところ。

 将来はある程度本人の努力次第ながら、この厳しいご時勢、フリーターやらニートやらにはなってほしくないのは親心。僕も昔は親に心配掛けたんだと、今になって反省している次第。
 だから次男坊は、僕が昔を思い出せるように存在しているのだとも言える。
 ただこの次男、長男にはない〈発想力〉というものを持っている(そういうとこ、僕に似ている)。親バカながら、こういうのは学力テストでは計れないものだと思っている。

 どこの大学に入るにせよ、一つでいいから何か得意な分野/好きなものを見つけて、生きて行けるようにしてほしいものだ。
 ただ職場にしろ学校にしろ、入った所がその人にとって最適の場所だ、という考え方がある。そうすると、ジタバタすることもないかな、とも思う。

 これから2次試験。この件(結果)については、ここに書くだけの元気があったら書くことにします。受験生のみんな、頑張ろうね!
 …きょうばかりは親の立場で。

〔冒頭のコラージュは、東進ドットコムより〕


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