年賀状を整理してたら、20年以上前に急死した幼なじみからのものが出てきた。遠方だということもあって、また忙しさにかまけてお通夜にもお葬式にも行っていない(香典くらい出したか?)ことに気付いた。名字代わってないか、引っ越してないか、病気してないか、とダメ元で「今さらながら線香上げに伺いたい」旨の暑中見舞いのハガキを奥さんに出したら丁寧な返事が届き、はるばる宮崎まで行ってきた。
40歳ほどで亡くなった遺影の彼はさすがに若く、懐かしく思い出話など。お子さんたちも無事大きくなられたそうで何より。訪問はおそらく最初で最後になるだろうし、何か“務め”を果たしたようで長年の胸のつかえが取れたのだった。
後日、お礼の手紙とともに、おいしそうなブドウが届いたのでした。
〔写真は、宮崎空港のからくり時計「夢かぐら」〕