思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

よい思想を味わうー老子

2006-06-26 | 恋知(哲学)


言葉が真理をあらわしていると、その言葉は美しくなく、
言葉が美しいと、その言葉は真理をあらわしていない。
ほんとうに立派は人は言葉で議論をせず、
言葉で議論する人は立派ではない。
ほんとうの知者は博識ではなく、
博識の人はほんとうに知っていない。
賢者はため込むことをしない。
・ ・・・・・
この老子の思想は、ソクラテスの思想とピタリと重なります。
平明にして実に深い思想です。

もうひとつ、私の大好きな老子の思想を記します。

人が生きているときは、
身体は柔らかくて、かよわい。
死ぬ時には、
堅くて強張(こわば)っている。
草木が生きている時には、
柔らかく、よわい。
死ぬ時には、しなびて枯れている。
それゆえに、堅いものは死に近く、
柔らかいものは生に近い。
・・・・・・・・・


コメント
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