思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

二元論?三元論?

2006-11-04 | 社会思想

「公、私、公共」の三元論(東大出版会のシリーズ「公共哲学」の基本理念)
に対して、荒井さんから繰り返し批判が出されていますが、
私は、この問題は、ことば=概念の捉え方の問題だと思っています。

プライベートな私生活の世界でのわたしと、社会人=公民=公共人=市民としてのわたしは、切断はできませんが、区別することが必要です。この二つの次元のうち、社会人としてのわたしを「公ないし公共を生きる私」と呼び、
その「公ないし公共を生きる私」の活動をサポートするのが「官」(広義の役所、役人)だと位置付ければよいでしょう。

私的なわたし と 公的なわたし と 官、という二元論でも三元論でもあるよう?ないような?見方が一番現実的でみなの納得がえられると思いますが、いかがでしょうか?
その三つは次元が違っているので、立体化して見る=捉える他はないというわけです。

武田康弘




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