思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

教育と知の核心は、体の触れ合いであり、体で知ることです。

2006-11-09 | 教育

子育て・教育で何よりも求められるのは、
激しく、ダイナミックに遊ぶことです(笑)。ほんとうです。
全身で互いに感じ合うこと、心身全体で交わることが一番大切。
五感の全部を使うこと。体で遊ぶこと、体あそびの工夫することです。

お父さん、
家のなかでレスリングごっこをして下さい。肩車をしたり、ぐるぐる回したり、とにかく全身での触れ合いを日常的にしてください。それが、言葉でごまかし・逃げる「口先人間」になるのを防ぎ、豊かな人間性を育むのです。

同時にそれはまた、
身になるほんとうの知を生み出す条件でもあるのです。
認識の最終根拠は、五感による確かめですが、強い体感を積み重ねないと、「なるほどそうだ」という深い確信がやってきません。しっかりと深く分かる「内的了解」という世界が得られず、権威者が与える「正解」がなくては生きられない受動人間に陥るのです。受験秀才の知が無用の知・役立たずの平面知・活字上の「バーチャル」でしかないのは、彼らが表層知の次元で生きているからです。直接経験とは、体を使った世界です。自立する心と頭を生むには、深く強い体感に基づく意味充実の知が必要です。

現代の言葉と数字が優先する教育は、人間性と知の根幹を腐らせてしまうのです。
体全体で感じ、思い、考えるダイナミックな生を!!

武田康弘





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